C28JA60-TAKAのブログ一覧

「ガチャピンの南国メロン」

「ムックの濃厚イチゴ」

１２月に入って朝晩は寒いですが、今日も頑張ってフォルツァ通勤です。

まだ数台のバイク、スクーター、原チャリが元気よく走っています。
この寒さの中だと「寒いけど頑張りましょう」みたいな、連帯感と言うか仲間意識を感じます。

脇道からオバちゃんの乗る軽自動車が割り込んで来て、危うく接触。（事故はもうイヤだぞ！）
「オバちゃん、それじゃ車の窓曇ってて見えないでしょ？そのためにエアコンあるんだから」
なんとか危機を回避しましたが、ちょっとヒヤッとしました。

通勤途中、バス専用レーンの脇に白バイが６台、スタンバイしていました。
朝７時から９時までが、バス・タクシー・二輪車のみ通行可の専用レーンなんですが、ここは長野でも有数の渋滞路線。
この車線はワープゾーンみたいで、誘惑に負けてしまう車も・・・
フォルツァだとこの恩恵で、３００台以上の車を追い越してくることになります。
これがあるので通勤はフォルツァの方がはるかに楽なんですけど・・・寒さがねぇ。

きっと今頃、この誘惑に負けて、特別なお金を払わなければならない人もいるのでしょう。

ご用心ご用心。

「ただ今、アルファー星から３０万キロの近接点。コロナによる乱磁場随所にあり」

炎のアルファー星から見れば、ヤマトは小さな点にしかすぎない。

「後ろのガスの動きが前より激しくなってきました。航海長、火の粉に触れて発火してるようです」

太田が叫んでいる。

「そうか！毒をもって毒を制する作戦だったんですね、艦長！」

古代はしきりに感心しているが、沖田は黙ったままだ。

「前方に巨大なコロナ！イレギュラーです。計算にはありません！」

巨大な炎の柱がヤマトの前に立ちふさがった。

「大きすぎる。どんどん高くなっていくぞ」

「避けられるか？島」

「無理だ！船の速度が速すぎる」

古代の言葉に島が答える。

「それなら、速度を落とせよ」
「ダメだ！アルファー星の引力圏に引き込まれるぞ」
「う～ん」
「古代！」
「はい！」

沖田の声に古代は振り返った。雪と佐渡に身体を支えられながら沖田が言った。

「波動砲で打て！」

「えっ？火を打つんですか？波動砲で？」
「復唱はどうした？」
「は、はい。波動砲でコロナを打ちます！」

沖田の言葉には強さがあった。目の前の敵をヤマト最大の武器で打ち砕く。これ以上何があるのか、という強さだ。

「直進方向５００キロの差し渡しだ。あそこを狙え、古代！」
「まかしとけぃ！」

島の言葉に、古代はモニターに浮かび上がる炎を睨みつけた。

「コロナ接近！あと３０秒！」

モニターの炎はヤマトに襲いかかるように大きく立ち上っている。

「発射！」

ヤマトから発射された波動砲の光の束は、炎の柱に突き刺さり、その赤色を上下に分けた。
その中をヤマトは進む。ヤマトの後方でその炎の柱が再び燃え上がった。ヤマトはアルファー星を通過したのだ。


「何事だね？ヒス君。ま、入りたまえ」
「は・・・」

寝室のデスラーの元にヒス将軍が訪ねてきた。

「総統、ヤマトのことで・・・」
「ヤマトの最後なぞ報告せんで良いと言ったはずだが？」

ヒス将軍は申し訳なさそうに話し始めた。

「いえ、それが・・・切り抜けました」
「何ぃ？」
「総統のガスはコロナの中におびき寄せられ焼き尽くされました。
　ヤマトは前に立ちはだかるコロナを、波動砲で粉砕し、見事な作戦です。
　艦長沖田に祝電を打ちましょう」

ヒスは以前のことを思い出し、デスラーに提案してみたが、所詮デスラーに認められるものであるはずがない。

「祝電？ヒス将軍」
「はっ！」

「君はバカかね？」

「はぁ？」

ヒスには何もわかっていない。デスラーの落胆さえ、ヒスには通じないものだった。

「もういい！戻って休みたまえ」
「ハッ！総統、バンザイ」

デスラーはヤマトへの念を押し殺しながら、空を見つめていた。


「どうだい？願い星の正体なんて、あんなものさ。これで星の恐ろしさがわかっただろ？」
「いいえ。あたしに願い事がある限り、願い星は願い星よ」

危機を乗り越えたヤマトのデッキで古代は雪に話し始めた。

「えぇ？しつこいんだね、君も。で、いったい何をそんなにお願いしてるんだい？」
「内緒って言ったでしょ」
「教えてくれたって良いじゃないか・・・」
「じゃあ、言うわ。あたしの願い事っていうのはね、ある人があたしのこと好きになってくれるようにって・・・」
「な～んだ、そんなことか、くだらない。ハッハッハッハッ・・・」
「エッ？オイ、ある人ってどんな人だい？」
「それこそ内緒よ」
「ねぇ、雪、雪ちゃん、教えてよ・・・」

宇宙の続く限り、命の芽生えはある。しかし地球に緑の蘇る日はいつか。
急げヤマトよ、イスカンダルへ。
ガミラスの遊星爆弾による放射能汚染のため、人類絶滅の日まで、あと３００と８日。
あと３００と８日しかないのだ。