
お昼前、金山総合駅近くに用事があって出かけたので、少し足を伸ばして名古屋市美術館に行ってみることにしました。
しかし、インフルにコロナが蔓延しているのに、電車内でのマスク着用率は相変わらず低くて せいぜい3割程度。
かかるのは自由だけど、人様にうつしなさんなよ。
地下鉄を使えば金山から無料で行けるのですが、全然歩かないのも自分らしくないので、上前津駅で下車してテクテク。
方向音痴なので、たどり着けるかアヤシイです。
途中 大須を通ったので、インドネシア料理店で昼にしようかと迷いましたが、最近運動もせず食べるばかりなので、今日は昼抜き。
高速下にある白川公園の中。

昔ほどではありませんが、路上生活する人たちの「家」が点在してます。
受け付けない人もしるでしょうけど、これも街の景色だと思いますね。
12:50
若宮八幡社
40年前、結婚式をあげた神社です。

その後、1回来たきり。
懐かしいな。
歩くと言っても、10分程度のこと。
ほどなく美術館に到着。

覚えていないだけなのか、初めて来る気がします。
13:00
特別展は
FORON展を開催中。
いぇ、誰か存じ上げません。
せっかく来たのだし…と思いつつ、この時間からだとゆっくり見られないかもなと、常設展だけにします。
ロビーでは「人」と「ビル」がお出迎え。

ロビー以外は撮影禁止。
とりあえず、常設展だけ入場券を購入。
高齢者優待のおかげで100円。
知らない作家さんばかりですが、インパクトがあったのは、ドイツの作家アンゼルム・キーファー作の
「シベリアの王女」。
キャンバスは溶かした鉛やアルミを流し、薄板状態になったそれらの金属を重ねたもの。
線路の先には何があるのか、もしくはここで行き止まりなのか。
ただ初めて見た印象と、この作品が作られた時代背景を知って改めて見た印象はずいぶん違いがあります。
名古屋市美術館に展示されたものは、けっこうな大きさですが、それでもキーファーの作品としては小さいそう。
それでも圧巻です。
大きな作品が京都で展示されるそうなので、機会があれば見てみたいですね。
メキシコの作品もありました。
フリーダ・カーロ作の小さな絵、
「死の仮面を被った少女」も印象的でした。
マリーゴールドの花を手に骸骨の面を被る少女。
日本人の感覚だと、おどろおどろしい作品ですが、メキシコの風習を知ると、その考えも変わります。
骸骨は神聖、マリーゴールドは霊を迎える道。
カーロの過去が描かせたのかも知れません。
カンバスは金属の板だそうで、これは日本の絵馬のようなものだとか。
平日とあって館内は空いていましたが、それでもそれなりの観客数。
ただ、ぼくのように一つの作品の前で5分も10分も見ている人がいなかったからでしょう。
ボランティアの女性お二人が、1時間近く作品の解説をしてくれました。
お二人がいなかったら、作品の背景や作者の人生など知ることもなく、ただ通り過ぎるだけだったでしょう。
感謝です。

FORON展の入場券を買っても、ゆっくり見られなかったでしょうね。
14:50
美術館は科学館の隣にあります。
ここ1週間、ニュースでよく見るテレビ局の建物を思い浮かべてしまいますが、こちらはプラネタリウムです。
あぁ、充実した午後でした。
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Posted at
2025/01/28 21:38:33