
隣町の大府市。
市役所近くの大倉公園の一角にある歴史民俗資料館で、宮沢賢治展やペーパークラフト展をやっていると聞きました。
と言っても、近いからよく行くかと問われると、めったに行きません。
大学の同級生がいるので、以前は
ご両親に会いにちょくちょく顔を出したんだけど、すっかりご無沙汰。
懐かしさもあって行ってみることにします。
名古屋市じゃないから、敬老パスは無効。
オランちゃんでプルプルと向かいます。
大倉公園に来たのは、もう40年近く前のこと。
何となく薄暗いようなイメージでしたが、まるで違っていました。
どうしてそんな印象を持ったんだろ?

歴史民俗資料館は外観を改装中。

大府市には
鈴木バイオリン製造があります。
立ち寄ってみたい気もあるのですが、音楽には縁がない自分が訪れても、冷やかしにしかならないと思うとね。
「宮沢賢治と音楽」

よく見る写真のポーズはベートーベンだったんだ。

雨ニモマケズ風ニモマケズ
その後は知りません。

絵画の造形もあったんですね。
宮沢賢治のバイオリンは、鈴木バイオリン製。

100年ぶりに里帰りしてメンテを受けたとか。

鈴木バイオリンはバイオリンを介してアインシュタインと交流があったそうな。

タケカワユキヒデ氏のバイオリンケース。
氏は鈴木バイオリン創業者の孫にあたるそう。
氏は銀河鉄道999のテーマ曲で知られるけれど、ふと宮沢賢治の銀河鉄道の夜と因果関係を想像してしまいます。
そう言えば、2年前に閉館となってしまった
飛騨プラネタリウムの演目が 銀河鉄道の夜だったことを思い出しました。

宮沢賢治の両親に向けた遺書
この資料館には、大府市のものも展示されています。

大府市では陶器づくりが盛んだった時代があったようです。

ものすごい数の窯があったんですね。(赤丸)
今では考えられません。
この資料館には昭和時代のコーナーもあります。
実に良い雰囲気を醸し出しています。
あったよね、こんな店。
誰のというわけじゃないけど、こんな部屋だったなぁ、昔は。
すきま風ピューピューだった。
今の子達の目には、どう映ってるんだろうね。
今日は、これと同じのに乗ってきたんですよ。
説明をしてくださった、臨時職員さん。

市民から提供された古い家具を集め、整理展示しておられるそうです。
この展示の多くを、ご自身で手掛けたとか。
なるほど。
この自然な昭和感は、その次代を生きた人だからこそですね。
昔 美濃加茂市で営業していた
「日本昭和村」も参考にしたそうです。

こうやって集めたんですねぇ。

「昭和」の奥にある小部屋。

ここには自動車のペーパークラフトがたくさん。

しかしまぁ、よくぞ作ったり。

これらを作ったのは、なんと先ほど説明をしてくださった臨時職員さん、あいば氏。
リタイヤ後、ここで職員を務めるようになり、当初は紙芝居や絵本を手掛けていたそうです。
その後、コロナ禍になったころ、何か作ろうと考えていたら、ふと段ボールの断面を見て「キャタピラになるんじゃないか。」と思いついて作ったのが洗車だったそうです。
作り方は、車やオートバイの写真、写真がなければビデオを停止させて、画面に映った車をトレースするという荒業。
「昔の車は個性があったから作りやすいです。 今の車はみんな同じだから難しい。」
ですよね。

昭和はクセのある車が多かった。

いい時代でしたな、昭和。

ウルトラ警備隊もあったり。
大府市は、民話の里 遠野市と親交があるそうで、カッパを題材にした絵本まで発刊なさったとか。
多才な人です。
「遠野市からカッパの置物が贈呈され、その御礼に絵本を贈りました。」
遠野へは何度か行きましたが、また行ってみたくなりました。
「四季折々で昭和コーナーは模様替えしますから、また来てください。」
ありがとうございました、また来ます。
せっかくなので大倉公園も歩いてみます。

よく整備された園内。
奥まで歩いてみると、池がありました。

向こう岸にはカッパが2体。
釣り竿にはキュウリが釣られています。
あれ?
どこかで会ったような、、
30分ほどと思っていたら、なんの、3時間も滞在してしまいました。
帰りましょう。

鈴木バイオリン製造
可愛らしい、喫茶店みたいな店です。

帰宅して昔の写真を探したら、
あの時のあなたですね。

左の子。
2008年の6月以来だから17年ぶりに、こんなところで再会しようとは。
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Posted at
2025/02/13 22:43:05