
先週3月12日、土曜日。
冬の上信越自動車道。未明の軽井沢から上田の間は濃霧と横風、路面凍結が茶飯事ですが、加えて今年の北信地方は大雪。月に1、2度の須坂詣でですが、暖かくなるまで見送っておりました。今回、およそ4カ月振りに訪れました。
帰路、久し振りに安曇野を訪れました。この日は、シュタイネさんが冬の眠りから覚めるとの案内を戴いておりました。
ちょっと前後しますが、シュタイネさんを出て、こちらへ寄りました。
ジャンセン美術館の近くに、こんな素敵な佇まい!
快晴とまではいきませんでしたが、春の訪れを告げる青空を背景に、こんな古民家が。まさしく「非日常」!
シュタイネさんの帰路に、まだ訪れたことのない場所を探し、「安曇野」で検索していた時のこと。何でも昨年末に、義姉夫妻が古民家のアンティーク・ショップがオープンしたと記載されたページを見つけました。
ボク、興味津々…。
この短い記事を頼りに、訪れたのでした。
車を停めると、ご夫妻が出ていらっしゃいました。初対面にもかかわらず、揃って長年の友人を迎えるような笑顔、屈託のない会話。たちまちお人柄に魅せられてしまいました。
お店の前。
…見ただけで、ワクワクします。
古民家の白壁に、こんな洋式の灯り。
生い立ちが異なるのに、見事な調和…!
入口からの眺め。
魅惑のワンダーランドが垣間見えます。
ご主人に誘われ、潜ります。
店内には、実に様々なものが溢れています。
衣類、食器、生活雑貨、オブジェ、etc…。
ご夫妻のそれぞれが、男性的、女性的観点からセレクトされているそう。じっくり見ていたら、半日は過ぎてしまいそうですが、これでも在庫の全ては並べ切れていないのだとか。
この大きな旧い革製のトランク。
家の片付けが終わったら、フローリングの床に置き、その上に大時代的な鏡を置いたらいいなァ、などと思い、半ば購入を決めていたら…
ブリキ製の大きな車の玩具の下に、こんなモノを見つけてしまいました。
何と、オリベッティ製の手動式タイプライター。
およそ40年前。
学生時代に塾の講師をしていたことがありました。
そこに在ったのが、まさしくこれ「olivetti lettera DL」。
中学生向けの英語の問題を、パチパチ打って作成していました。既にかなり使い込まれており、活字のアームが歪み戻らないキーもあり、その都度手で戻していました。
試しにキーを押してみました。
ほぼ全て、滑らかな動き…。
たちまち魅せられてしまい。購入してしまいました…!
ご主人もクルマやバイク好き。
奥様はボクの妹と同い年。
趣味と世代が同じで、暫く話に花が咲き、あっという間に時間が過ぎてしまいました。なので、今回はあまり写真を撮らずに終わってしまいましたが、他にも、
こんな素敵なライトスタンドや、
こんなモノまでありました。
特にこのリコーフレックスと、タイプの写真に写っている構内電話機(沖電気製)には、大きく心動かされました。
また、訪れると決め、タイプを携えてお暇しました。
ボクのような趣味、嗜好の方にはお薦めです。
閤(くぐる)
長野県安曇野市穂高有明4000
11:00-17:00 火水木休
Posted at 2022/03/19 07:15:34 | |
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