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2022年03月19日 イイね!

ギャラリー・シュタイネ vol.6(長野県安曇野市)

ギャラリー・シュタイネ vol.6(長野県安曇野市) 3月12日、土曜日。
 4か月ぶりの須坂からの帰り、胸を躍らせて安曇野へ向かいました。シュタイネさんが冬眠から目覚める日なのでした。





 半年前は紅葉の盛りでしたが、この日は冬の色合いが残る春の光景。訪れる度に思いますが、安曇野の自然は、実に豊饒…。



 久し振りの玄関。嬉しくなります。



 開催中の企画展「春咲」の案内が掲示されています。



 この90度に位置する玄関扉。
 中の様子が窺えず、毎回期待が高まります。



 店内には、ご主人による企画展のコンセプトが掲げられています。



 まだ、ストーブに火が見えました。
 室内の焔には、何故か目が吸い込まれます。





 企画展、廣瀬さんの作品。
 漆黒と透明、相反する作品が美しく並びます。







 こちらは内田さんの作品。
 男性的渋さが溢れています。



 この日の目的は、これら2つの有吉亙さんの椿の小さな器。
 内側は緑色で、外側との対比が美しく、以前から欲しく思っていました。
 ご主人に購入を告げると「これが最後」とのこと。
 …あー、ヨカッタ!







 今回、ボクの目が釘付けになったのは、上の3枚の皿。
 安曇野在住の作家、松浦あかねさんの作品。カメレオンをあしらったもので、外側からサンドブラストで輪郭を作り着色するという、大変手が混んだもの。特に2枚目の黒い作品は、今すぐ買って帰りたいと思いました。



 他にも。
 毎回、訪れる度に財布とにらめっこしてしまうのが、笹本雅行さんの「羊頭部」。黒いベルベットの上に飾りたくなります。



 帰宅後、早速使ってみました。
 安曇野の「腸詰屋」さんで購入したピクルスを入れました。
 が、内側と同じ色合いで、この組み合わせをした自分のセンスの無さを自覚させられました。



 以前に購入した、一回り大きなこちらに移し替えました。
 断然、こちらがイイ!



 更に、帆立貝のバター焼きを作り、北杜市の工房で購入したものに入れて並べました。風合いは異なっても、同じ有吉亙さんの作品。食材を入れると、実に耽美的な表情を見せます。



 自宅の片付けを少しずつしていますが、親父の遺品の中から、こんな人形が出て来ました。チャイナドレスを纏った女性。衣装は本物の繊維。晩年、親父は在職時代の経験を買われ、海外に製紙技術の指導を行う請負をしていました。おそらくこれは、中国に赴いた際、現地の招聘元からお土産に戴いたものだと思われます。
 シュタイネさんで購入した、笠井秀郎さんによる吹きガラスのランプと並べてみました。黄色と赤のコントラストに、独り暮らしの心が温かくなりました。



 こうして見ると、何処かあどけない表情。
 …ウン、…きみは美人だよ。

 埃を清め、部屋に飾ることにしました。


ギャラリー・シュタイネ

長野県安曇野市穂高有明7360-17
0263-83-5164

10:00-17:00

Posted at 2022/03/19 14:37:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 日記
2022年03月19日 イイね!

olivettie lettera DL

olivettie  lettera  DL 今日の午前。
 先週、安曇野の閤(くぐる)さんで購入した、オリベッティの状態確認とクリーニングをしました。



 これが持ち帰ったままの状態。
 全体が埃まみれ、かなりバッチイ有様…。



 ローラーに紙を装填し、タイピングの確認をします。
 最初は全く印字されませんでしたが、インクリボンの巻き取られた新しい部分が出ると、何とか写るようになりました。キーを隈なくチェックしました。絡まりはなく戻りも問題ありませんが、多少ギクシャクした印象。およそ50年前のモデルにしては良い状態に思いました。



 埃まみれのカバーを外します。



 底部のカバーはゴム足で固定するもの。本来は四隅にありますが、2個はなくなっています。



 というわけで、お掃除開始です。



 主に、クルマやバイクに使用するケミカルを動員します。



 ローラーを廻すと、こんな錆が。
 アーム列の窪んだ内側には、ゴミや埃が…。



 掃除機で吸い取ったり、ブローイングスプレーで吹き飛ばしを、幾度も繰り返しました。



 ローラーは、家庭用の強力な洗剤でゴシゴシ。
 徐々に綺麗になっていきます。





 テーブルと床は、御覧のような状態…。





 筐体とキーも汚れだらけ。
 せっせと磨きます。



 アーム列も、一本ずつ磨きました。



 最後に、駆動部をCRCで潤しました。
 キーを押すと、明らかに動きが滑らかになりました。



 紙を装填し、試し打ちしました。
 ボクの大好きな、フレディ・レッドのブルーノート盤のタイトル、パーソネル、録音日をタイプしました。



 レコードと並べてみました。
 インクリボンが古く、鮮明ではありませんが、なかなかの雰囲気…。所有するレコードのリストを作ってもいいかも…。まあ、退職し年金生活に入ってからになるでしょうが、老後の暮らしに目的が出来れば、楽しく暮らせるような気がします。



 まだまだ使えます。
 昔のアナログ製品は、実に機能を考えて作られています。
 インクリボンは、今でも通販で入手が可能。その業者さんでは、修理やレストアもしています。

 記録として残すことが出来るパソコン全盛の時代になってしまいましたが、PCのキーボードを叩くのが「作業」だとすれば、タイピングは彫刻やレザークラフトのような「手仕事」に通じるものがある、と思いました。いずれも出来上がるのは「オンリー・ワン」。だからこそ、「夢」や「味わい」があるのだと思いました。

 クルマやバイクがお好きな方は、お持ちのパーツのリストを作ってみるのも良さそう。一層、愛着が湧きそう…。状態は千差万別だと思いますが、ネットオークションで廉価で入手が可能です。

 暫く、これでアソベそうです(笑)。




Posted at 2022/03/19 12:54:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 趣味
2022年03月19日 イイね!

閤くぐる (長野県安曇野市)

閤くぐる (長野県安曇野市) 先週3月12日、土曜日。
 
 冬の上信越自動車道。未明の軽井沢から上田の間は濃霧と横風、路面凍結が茶飯事ですが、加えて今年の北信地方は大雪。月に1、2度の須坂詣でですが、暖かくなるまで見送っておりました。今回、およそ4カ月振りに訪れました。

 帰路、久し振りに安曇野を訪れました。この日は、シュタイネさんが冬の眠りから覚めるとの案内を戴いておりました。

 ちょっと前後しますが、シュタイネさんを出て、こちらへ寄りました。



 ジャンセン美術館の近くに、こんな素敵な佇まい!
 快晴とまではいきませんでしたが、春の訪れを告げる青空を背景に、こんな古民家が。まさしく「非日常」!
 
 シュタイネさんの帰路に、まだ訪れたことのない場所を探し、「安曇野」で検索していた時のこと。何でも昨年末に、義姉夫妻が古民家のアンティーク・ショップがオープンしたと記載されたページを見つけました。
 ボク、興味津々…。
 この短い記事を頼りに、訪れたのでした。

 車を停めると、ご夫妻が出ていらっしゃいました。初対面にもかかわらず、揃って長年の友人を迎えるような笑顔、屈託のない会話。たちまちお人柄に魅せられてしまいました。



 お店の前。
 …見ただけで、ワクワクします。



 古民家の白壁に、こんな洋式の灯り。
 生い立ちが異なるのに、見事な調和…!



 入口からの眺め。
 魅惑のワンダーランドが垣間見えます。

 ご主人に誘われ、潜ります。





 店内には、実に様々なものが溢れています。
 衣類、食器、生活雑貨、オブジェ、etc…。
 ご夫妻のそれぞれが、男性的、女性的観点からセレクトされているそう。じっくり見ていたら、半日は過ぎてしまいそうですが、これでも在庫の全ては並べ切れていないのだとか。



 この大きな旧い革製のトランク。
 家の片付けが終わったら、フローリングの床に置き、その上に大時代的な鏡を置いたらいいなァ、などと思い、半ば購入を決めていたら…



 ブリキ製の大きな車の玩具の下に、こんなモノを見つけてしまいました。
 何と、オリベッティ製の手動式タイプライター。

 およそ40年前。
 学生時代に塾の講師をしていたことがありました。
 そこに在ったのが、まさしくこれ「olivetti lettera DL」。
 中学生向けの英語の問題を、パチパチ打って作成していました。既にかなり使い込まれており、活字のアームが歪み戻らないキーもあり、その都度手で戻していました。
 試しにキーを押してみました。
 ほぼ全て、滑らかな動き…。
 たちまち魅せられてしまい。購入してしまいました…!

 ご主人もクルマやバイク好き。
 奥様はボクの妹と同い年。
 趣味と世代が同じで、暫く話に花が咲き、あっという間に時間が過ぎてしまいました。なので、今回はあまり写真を撮らずに終わってしまいましたが、他にも、



 こんな素敵なライトスタンドや、



 こんなモノまでありました。
 特にこのリコーフレックスと、タイプの写真に写っている構内電話機(沖電気製)には、大きく心動かされました。

 また、訪れると決め、タイプを携えてお暇しました。
 ボクのような趣味、嗜好の方にはお薦めです。


閤(くぐる)

長野県安曇野市穂高有明4000

11:00-17:00 火水木休




Posted at 2022/03/19 07:15:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 趣味

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