いつもお越し下さる皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
16日の木曜日、新卒入社し20年間勤めたレコード会社時代の先輩に誘われ、ボクも含め4人のOBでお酒を飲みました。3月30日の最終出社以来、初めて電車に乗り、新宿へ。ずっと歩いていなかったので、足が棒になってしまいました。
今日は、集まった諸先輩のプロフィールをご紹介します。
Aさん。
73歳。既婚、子供なし。
当時は、ほぼ営業一筋。朴訥とした人柄と口調。社内で「ファンキー」、「ファニー」な存在として知られていました。退職は、おそらくボクとほぼ同じ頃(当時はリストラの嵐で、誰がいつ辞めたのか、全てを正確に覚えておりません)。
歳をとり、「頑固ジジイ」になったと自覚。満員の牛丼「YNY」で、ウェイティング席の先頭に座っていた時、フラッと入店した客2人が続けざまに案内されたことに我慢が出来ず、「冗談じゃない!」と、大声を挙げてしまったとか…。
「ダメだよネ…!」
と、屈託なく笑っていました。
現在、週2日アルバイトをしていると仰っていました。
Bさん。
71歳。結婚歴なき独身。元、ボクの直属上司。
自身の興味のある事には、それこそ「深く」探求する性格。興味外の事には、ホント「淡泊」!会話の時、返答は「へー(、)そー」「へー(、)そー」「へー(、)そー」、「そーだね」「そーだね」、の繰り返し。おまけに矢鱈と早口の上、言葉に抑揚がなく、部下時代は「このオッサン、ちゃんと聞いてくれているのかナ!?」と思わされる毎日でした。ところが意外、この飲み会の主催者。今もOB達に顔がきき、消息や物故された方の情報に長けています。退職はボクより少し前。リストラではなく、異動した営業所の上司と「ガチンコ」でした。それから非正規で何社か渡り、ラストはパソコン回収の仕事に、69歳まで従事されたそう。非正規が長かったため年金は少ないけれど、長く仕事を続けたことで(多くはないけれど)蓄えがあり、少しずつ取り崩して暮らしているそう。(年金の金額まで教えてくれました)。今回のボクの件で、「63歳半年は、ラストチャンス!」とアドバイスしてくれたのは、他ならぬこの方。
Cさん。
67歳。既婚、二人のお嬢さんは既に嫁がれています。
ボクが新卒入社で配属された、ある地方営業所で、最も歳が近かった先輩。営業から抜擢されて制作へ異動、当時無名の新人を大ヒットさせました。
会社がリストラに荒れる前、同業他社に引き抜かれて転職。その後もう一社に移り、契約待遇になり63歳で退職。以後は勤めていないそう。
「●●(=ボク)、お前もこっちへ来たか!」
と、言われました。
みんな頭も髭も白髪。薄くなっていました。
還暦の端境期にあり、ご自身の行く末に展望が持てない方から、多くのご連絡を戴きました。実際、働いていると、「退職した方々のその後」は、なかなかつぶさに知る機会がありません(実感)。
大丈夫、
みんな、それなりに「生きて」いらっしゃいます。
Posted at 2024/05/18 04:09:56 | |
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定年・再雇用、その先の人生 | 日記