• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ArtBlakeyのブログ一覧

2020年05月31日 イイね!

コーヒーの店 ドゥー(東京都品川区上大崎)

コーヒーの店 ドゥー(東京都品川区上大崎) 昨日はあきる野の小机邸を訪れ、144年を経た白亜の邸宅に圧倒され、感銘を受けました。想像を超えたスケールの建築を目の当たりにすると、自身の存在の小ささに自ずと気づかさせられます。きっと、それを『感動』と呼ぶのだと思いました。

 今日は「家事の日」。
 リビングルーム、2か所のトイレット、バスルームを掃除。次いで母に頼まれて包丁3本を研ぎました。最後は愛犬の風呂入れ。我が家の迷犬「ぶれいきー」は大の風呂好き。ボクも裸になり、ブリキの盥にお湯を入れて洗ってやると、喉をグフグフ鳴らして喜びます。結構長風呂になるので、毎回のぼせてしまいます。それで今、ビールを飲みながらパソコンを打っています。

 閑話休題。

 ボクは常にカメラを携えていますが、ここをアップデート出来るのは基本的に週末だけ。写真のストックが、どんどん溜まってしまいます。
 今日はそんな中から、ボクのお気に入りの喫茶店をご紹介します。



 こちらは「コーヒーの店 ドゥー」さんです。
 訪問日は今年2月21日。
 目黒駅東口を出た処に建つ雑居ビルにあります。
 こんな素敵なランプが、入口の横で優しい光で迎えてくれます。
 創業は1973年、歴史あるお店です。



 こんなお洒落な出窓があります。



 入口から短い階段を上がり、右にこの扉があります。
 「中2階」的なポジションです。

 扉を開けると

 「いらっしゃいませー」

 還暦過ぎと思われるマスターが迎えてくれます。
 ボクは普通に「ブレンド」をお願いしました。





 お店の内装は、木と赤を基調としたもの。よく計算されたデザインで、どの席に座っても、ボクはこちらの居心地がお気に入りです。

 初めて訪れたのは、まだレコード会社に勤めていた独身時代。
 西口には今も「目黒シネマ」という小さな映画館があります。川越スカラ座と同様、たとえ有名な作品ではなくても、選りすぐりの秀作を上映してくれます。目黒シネマを出てこちらに入り、コーヒーを飲みながら感動の余韻に耽溺したのでした。以来、目黒で映画を観た後には必ず寄るようになってしまいましたが、夕方に会社を出て帰宅する途中、読み掛けの小説に浸りたい時なども、途中下車して立ち寄っております。



 カウンターの端には、水出しコーヒーの機材が置かれています。



 出窓の席は、こうなっています。
 手作り感のあるクッションがイイ!



 カウンターの中には、こんな素敵なコースターが並んでいます。
 以前、マスターにお聞きしたら、ロートレックだとか。
 海外出張がまだ珍しかった時代に、お客さんからお土産で戴いたそうです。



 お願いしたブレンドが出て来ました。
 ひとつひとつ、お客さんの前で、サイフォンで丁寧に淹れてくれます。
 苦みの中にも、優しい味わいがあります。

 客層は、やはり中高年が大半。
 独り客が多いですが、男性同士、女性同士のグループもいらっしゃいます。大きな声で喋る人は殆どおらず、こちらでの過ごし方をわきまえている方ばかりです。
 
 また、ここでは喫煙が可能です。
 たばこが苦手の人にはあまりお薦め出来ないかも。かく申すボクは、嘗てはこちらで吸いながら本を読んだもの。スッパリ止めて久しくなりますが、元スモーカーなので、殆ど気になりません。「大人のスモーカー」の方には、うってつけのお店です。
 
 こういう「味のある」喫茶店、本当に少なくなりました。
 「昭和モダン」好きな方にお薦めします。

 ドゥー

 東京都品川区上大崎2-15-14
 03-3444-6609



Posted at 2020/05/31 15:42:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | コーヒー・喫茶 | グルメ/料理
2020年05月30日 イイね!

小机邸(東京都あきる野市)

小机邸(東京都あきる野市) 昨日は5月の最終稼働日。
 ちょっときつい一日でした。
 で、今日は気分転換に、近場へ出掛けました。

 以前から存在は知っていました。
 五日市駅前から秋川街道を青梅方向に向かった左側にあるはずなのですが、通る度に気付かず「あれっ、今回もわからなかったなぁ…」となっていたのでした。今日は出掛ける前に、インターネットで予習しました。

 石畳の先に、左右に石柱の門。その奥に少しだけ見えます。

 ロードスターを遠慮がちに進め、門を潜ったところでエンジンを切りました。

 降り立った瞬間、思わず呟いてしまいました。

 「す、スゲー…」



 白亜の二階建てがほぼ半分だけ顔を覗かせていました。
 古代ギリシャのドーリア式の柱が目を惹きます。

 ボクが立つ左側の建物の前で、白い髭を蓄えた青い作務衣の方が、ボクを見ているのに気づきました。

 「すみません、ちょっとだけ見学させて戴けますか」
 「どうぞ、どうぞ。ご遠慮なく」
 後で分かったのですが、こちら小机家のご当主さんてした。





 総二階建て、それぞれに4本ドーリア式の石柱が並び、建物を3つの区画に分けています。バルコニーには西洋風の彫刻が施されたバラストレードが並びます。一方、屋根は純日本風の切妻。典型的な和洋折衷の意匠ですが、大変に美しい姿です。



 角の部分には凹凸をつけて、石材が貼られています。
 和式の建築では、こういう処理はされません。



 二階の雨戸(と表現して良いものかわかりませんが)は鉄製。
 赤錆に覆われたフォルムは、白亜の外壁にうってつけです。



 キャプション・ボードが設置されていました。
 個人のお宅ですが、東京都の有形文化財に指定されています。

 ご当主さんから少し説明して戴きました。
 建築から今年で144年だそうで、建てたのは小机家の7代目の当主さんだったそうです。これだけ旧く大きな建築を維持するのは。結構なお金が掛かるそうです。



 金曜日から月曜日は、喫茶室として営業していますが、このコロナ禍のため、現在は休業中とのこと。

 「折角いらして戴いたので、玄関を開けましょう」

 「有難うございます!」



 あれ、外観とは似ても似つかない、土間のような造りです。



 個人的に、この照明に惹かれました。
 木と和紙の組み合わせ。
 形は独創的ですが、和風の面持ちです。



 玄関左には、畳敷きの和室が広がります。
 一歩足を踏み入れた途端、外観から抱いた予想を見事に裏切られます。この意表を突く展開、7代目ご当主さんが敢えて意図し、来訪者の反応に

「ウッシッシ!…おぬし、見事に騙されよったナ!」

と、舌を出して楽しんでいたような気がします。



 玄関の奥です。
 見事な装飾彫りを施された、木製の螺旋階段に目を奪われます。これだけ手の込んだ細工、時間とお金が絶対掛かります。
 喫茶店を営業する時、お客さんはここで靴を脱ぎ、奥の部屋に通されるのだそうです。今日は残念ながら、ここまでです。
 ちなみに、二階は普段お客さんを入れませんが、不定期でミニコンサートなどを催すことがあると伺いました。



 玄関の上には、何か動物の彫刻が。
 ご当主さんに伺ったところ、「獏」(バク)だとか。
 獏は「夢を食べる」と言いますが、実は食べるのは「悪い夢」だけで、出掛ける時に玄関で悪夢を処理し、体を浄化してくれるように設置したのだそうです。
 …うーん、こういう考え方、いいなぁ…。

 ご当主さん、大変穏やかで優しい方でした。
 突然邸内に入って来た風来坊を追い返すことなく、丁寧な解説付きで案内して下さいました。有難うございました。

 コロナが落ち着き喫茶店が再開されたら、必ず伺おうと思いました。

 ちなみに、ボクが予習したページをご紹介します。
 この建物について、美しい写真と解説つきで紹介されています。
 ご興味のある方は、訪れてみて下さい。

ttps://soraironokaze.exblog.jp/238277744/
(頭にhをつけて下さい)

小机邸

東京都あきる野市三内490




【今日の「おまけ」】



 小机邸から程近い日の出町大久野に、こんな渋い理髪店があります。



 サイドビューです。
 2連のピンクの窓枠がお洒落です!



 玄関です。
 この「渋さ」、目を奪われてしまいました。

 今度、切ってもらいに行こうーーっと!





Posted at 2020/05/30 16:47:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旧き良き建築 | 日記
2020年05月27日 イイね!

ホープ軒(東京都渋谷区)

ホープ軒(東京都渋谷区) 今日は有給休暇を取得、午前中に84歳になる母を病院へ連れて行き、血液検査などをしてもらいました。盛んに「ふらつき・眩暈」を訴えるのですが、どこも異常なし。多分に精神的な要素が主因と思いました。

 閑話休題。
 
 去る4月29日の祝日。
 その2日前。
 急遽広告用の版下の作成が必要になり、お付き合いのあるデザイン事務所に無理を言い、ほぼ徹夜で完成させてくれたものを、この日の午前中に引き取りに伺いました。
 
 起きたてで食欲がないまま、家を出ました。
 西武池袋線に乗車、ひばりが丘を過ぎたあたりで、急にお腹が空きました。
 どこで食べようかと考えていたら、ピンと閃きました。

 「そうだ、あそこに行こう!!」



 下車すると、駅はほぼ無人。
 ゴールデン・ウィークの初日ですが、外出の自粛が守られています。ヨーロッパの諸国のように、コロナ禍の中での外出にペナルティはありませんが、我々日本人には、正直で真面目に生きている人が多い証左と実感しました。



 降りたのはこちら、中央線緩行電車の千駄ヶ谷駅。



 改札口を出て少し直進、左折するとこんな光景が待っていました。
 初めて目の当たりにしました。



 訪れたのはこちら、長い歴史を誇る東京背脂ラーメンの名店、ホープ軒。遥か昔からこの国立競技場の前で、24時間営業。黄色いシンボルカラーに赤い文字は、かつての近鉄バファローズの応援団旗を彷彿させます。



 こちらは食券制。
 この券売機で購入、出て来たメニュー毎に色の異なるプラスチックの札を、店員さんに渡します。ボクは「ラーメン」800円に「味付け玉子」100円を購入しました。



 午前9時20分頃でした。
 休日の午前中ということもありますが、客はボクだけ!
 おそらく15、6年ぶりですが、こんなことは初めてです。
 
 若い頃。
 レコード会社に勤めていた当時、恵比寿駅東口に午前1時を過ぎると開店する「おゆき」という、屋台と言うより「テント」と形容するに相応しい呑み屋がありました。夜が明け、通勤で駅に向かう人々が無言で横を通過する時刻になっても、延々と『どんちゃん騒ぎ!』が繰り広げられていましたっけ…。今なら、たちまち『自粛警察』にタイホされてしまいますが、おおらかな時代でした。そこで朝の8時やら9時過ぎまで呑み、仕上げと言わんばかりに、仲間の社員やミュージシャン、マネージャーらとタクシーでどやどや乗り付け食べたものでした。ところが当時、そんな時間でも少なくとも5、6人は食べていました。



 嬉しいことに、こちらではネギが入れ放題!
 でも、券売機にはしっかり「ネギラーメン」950円があります!
 デフォルトのラーメンに入れ放題のネギを投入したものとの違いを知りたいのですが、そう思い30年以上が経ってしまいました(笑)!



 「お待ち!」

 丼が提供されました。
 うーん、これぞ「昭和の食べ物」!! 
 ミンチ状の背脂が浮かんだ醤油豚骨ベース。
 上京し大学に入った頃。
 初めてこのラーメンを食べ、虜になりました。ボクは今年還暦。さすがに当時のように頻繁にこの種のラーメンを口にすることはなくなりましたが、果たして食べれば若かりし頃が一瞬で思い出されます。

 昔読んだラーメンに関する書籍によると、ホープ軒のルーツは「ホームラン軒」というお店だったとか。そこからこの千駄ヶ谷の「ホープ軒」、常盤台の「土佐っ子」、門前仲町の「弁慶」、恵比須並木橋の「香月」等が生まれたのだそうです。
 当時、ボクはこちらと並んで「土佐っ子」に通い詰めたものでしたが、内紛や店主が893から借金したりで経営がおかしくなってしまいました。今も池袋に「環七ラーメン土佐っ子」を標榜するお店がありますが、味はとても当時のものとは言えません。
 ところが、こちらはずっと変わらず続いています。大変素晴らしいことです。

 スープを啜ると…。
 背脂醤油豚骨に特有の「甘さ」が口中に広がりました。



 ネギと胡椒を入れました。



 太いストレートの麺は、硬過ぎず柔らか過ぎずの丁度いい茹で加減。啜ると背脂の浮かんだスープが潤滑剤の役割を果たし、口に「ズルズル」と、抵抗なく入って来ます。この感触は、美味しさの大きな要素だと思います。



 メンマは薄味。
 スープが濃いので、この「退いた味」がマッチします。



 チャーシューはバラロールですが、こちらも脂身は少な目です。よく考えて作られていると思います。



 100円でトッピングした味付け玉子。



 割るとこんな加減でした。
 おいしいのですが、このラーメンには普通の固茹で玉子のほうが合うような気がしました。



 というわけで、午前9時半頃に「完食」しました。



 外に出ると、斜め先に新国立が静かに佇んでいました。
 
 たかだか1ヶ月間程度のオリ・パラのためにこんな「ハコモノ」を建設すること自体、ボクには「壮大な無駄」に思えてなりませんでしたが、そのオリ・パラは来年に延期。果たして来年開催出来るとは、ボクには到底思えません。



 版下を受領し表参道まで歩きました。
 人の姿のない青山通りのビルには、空しい表記が残っていました…。

 



 政治的な意図はありませんが、今日は個人的な思いを述べさせて戴きます。
 
 『466億円を注ぎ、小さなマスクを作ったエライ方』がいらっしゃいます。
 まだ来年、オリ・パラを延期開催したい様子。

 『小さなマスク』は、84歳になる母のもとに、未だ届いていません。
 来年「オリ・パラが終わると想定される頃」迄に、完了するのでしょうか…。
 街では、不織布製のそれが、一箱2000円程度で流通が始まりました…。



ホープ軒

東京都渋谷区千駄ヶ谷2-33-9
03-3405-4249

24時間営業



 

Posted at 2020/05/27 16:15:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | ラーメン | グルメ/料理
2020年05月24日 イイね!

閑散の軽井沢(群馬県・長野県)

閑散の軽井沢(群馬県・長野県) 昨日、月に1度の難聴治療のため、長野県須坂市を往復しました。
 午前8時前に治療が終了、菅平から鳥居峠、北軽井沢から軽井沢へと抜けました。このコースは4月4日にも通りましたが、その時ですら閑散とした印象だったのに、昨日は更に拍車が掛かっていました。大笹から北軽井沢へ抜ける道沿いには所々に喫茶店やレストランがありますが、どこも人の気配がありません。まるでゴースト・タウン。そう思い、沿道の別荘を目をやりながら進みました。かなり古いものも珍しくなく、中には半ば朽ちたものも…。バブル時代に多くの別荘が建ったのでしょうが、「俄か成金」となった人たちは、崩壊の到来と同時に手放さざるを得なくなったのでしょう。
 コロナ禍が叫ばれていますが、それ以上に恐ろしいのは、我々人間の金銭欲と実感しました。

 人影のないリゾート地。
 擦れ違う車は殆どなく、写真を撮るには恵まれているはず…。
 なのに、何かが違うと感じました。
 確かに、軽井沢の光景なのですが、そこに人間の「存在」と言うか、「生命の息吹」が欠如していました。この事態になる前は、人の姿のない風景写真を撮影しても、その枠外に人間の存在を感じることが出来ましたが、昨日撮影した写真からは、何も受け取ることが出来ませんでした。
 例えば、これ。



 北軽井沢の浅間牧場です。
 「ただ撮影した」というだけ、生命感や感情が、まるで稀薄。
 ほぼ全てが、こんな印象です。 
 人の存在が、これだけ重要なのだと、心の底から思い知らされました。



 そう思いながらふと傍らを見ると、タンポポが咲いていました。
 とても小さな花ですが、確かに「生きて」いました。
 少しだけホッとし、同時に嬉しくなりました。



 それで、何枚か花を撮りました。
 我々人間が青色吐息でウィルスの恐怖に怯えている今、彼女たちが美しくも力強く生きていると思い知らされ、大きな勇気を貰いました。このローズピンクの花、正式な名前を知りませんが、軽井沢ではあちこちに咲いていました。
 この写真、明日会社のパソコンの壁紙にするつもりです。

 昨日の軽井沢は曇天で小雨も混じりました。浅間山は雲で覆われ、あの雄大な姿を拝むことは出来ませんでした。
 前記のように、昨日撮影した写真はどうしょうもないものばかり。なので、前回4月4日に撮影したものを中心に、少しご紹介します。



 前回、鳥居峠から嬬恋方向へ下る途中で撮影した浅間山です。
 この時、10枚くらい撮影しましたが、このショットがベストです。
 前回、これを使わなかったのが不思議、ボクにもわかりません。



 これは去年の4月6日、浅間記念館を訪れた日に撮影したもので、以前にご紹介させて戴きました。場所は北軽井沢のホテル軽井沢近く。まるで銀塩のエクタクロームで撮影したよう。眩しい蒼穹に、雪の浅間山が聳え立つ姿が美しい…。



 白糸ハイウェイの途中にある「白糸の滝」です。
 昨日、北軽井沢から南下、峰の茶屋交差点を白糸ハイウェイに向かって左折した瞬間、目前に「通行止め」のバリケードが!仕方なく直進、あまり好きではない星野リゾートを通り中軽井沢へ抜けました。帰宅してインターネットを見ると、通行止めは観光地に人が集まるのを避けるため、とありました。
 これらの写真は、4月4日に撮影しました。



 キャプション・ボードです。



 こちらは、右側の小滝。
 枯れ色を背景に、白い飛沫が寒々しくも美しく映えていました。





 以前、アンシェント・ホテルの旧いシトロエンをご紹介しましたが、こちらにはもう1台、ランドローバーがあります。この時、シトロエンに眼が釘付けになってしまい、10枚以上撮影しましたが、こちらはこの2枚だけ。おまけに、あたかも型式写真のような堅苦しい印象。下手さ加減を思い知らされ、敢えてご紹介しませんでした。昨日の結果が酷く、恥を忍んで掲載しました。

 「あーあーあー…、しょーもねーなー…」

 と、笑ってご覧戴ければ幸いです(笑)!

 嬬恋村のキャベツ畑では、すくすく育っていました。
 北軽井沢の森では、小鳥の美しい囀りが、あちこちから聞こえました。
 牧場では牛が、反芻で口をもぐもぐさせながら、「モー」と鳴いていました。
 …そう、生きとし生けるもの全てに「日常」が存在します。
 ところが、我々はウィルスに奪われてしまいました。

 いつまでこの状態が続くのか、誰にもわかりません。
 でも、「希望」こそが生きる上で大切な前提。
 ボクは、「生命の息吹」を感じられる日常が、必ず甦ると信じています。

 人間の存在の大切さを、肌で感じた日になりました。







Posted at 2020/05/24 14:51:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | お出掛け | 日記
2020年05月17日 イイね!

戦略大作戦

戦略大作戦 ボクが住む埼玉県では、緊急事態宣言が継続中です。
 なのに、自宅至近のバイパス沿いのP店の駐車場は、車がギッシリ!ボクは賭け事を全くしないので、よくこんな時に酷い「3密」に出向くものと呆れました。
 昨日、アール・エス・アイザワに行きロードスターを引き取った帰り、週末の巣篭りは映画にしようと思い、DVDを買って来ました。

 「戦略大作戦」、1970年公開のアメリカ映画です。第二次世界大戦の戦場が舞台の、コミカルな映画です。

 主演は、この男。



 そう、クリント・イーストウッド、ケリー二等兵役。
 友軍陣地を誤爆した責任を取らされ、二等兵に格下げされます。
 ある日、ドイツ軍の情報将校を捕え、所持品を改めたら、金塊が出て来ました。彼は将校に大量のウィスキーを飲ませ、敵の支配地の銀行に、大量の金塊が所蔵されていることを自白させました。

 脇役その1は、



 むせ返るような男臭さを放つ名優、テリー・サバラス。ビッグジョー曹長役です。ケリーの上司ですが、彼には一目置いています。実直で真面目な軍人。そんな彼は、ケリーから「敵地の銀行を襲い、金塊を戴こう」との提案を受け、度胆を抜かれます。当然、最初は反対したのですが…。

 脇役その2、



 これまた名優、ドナルド・サザーランド! この映画では壊滅してしまった戦車隊の隊員、オッドボール軍曹役。シャーマン3両を率いて何処の隊にも属さず、まさにフラフラとした日々を送っています。



 ケリーが資材部で主計軍曹と金塊の総額を弾いていると、天井近くの棚で女性と横になっていたオッドボールが「戦車が必要だ」と突然声をかけ、仲間に加わります。
 およそ軍人らしからぬ「ちゃらんぽらん」なキャラクター、根っからの楽天主義者。戦車の主砲でペンキの入った缶を撃ったり、攻撃時にはスピーカーから大音量で音楽を流すなど、まさしくムチャクチャな性格!



 左がオッドボール、右が戦車隊のメンテナンスとメカニツクを担うモリアーティー一等兵。オッドボールが楽天家なのに対し、モリアーティーは悲観論者。この二人の会話が絶妙!

「また、そういう悲観的なことを言う!」

等々…。



 金塊目当てに「極めて私的な戦争」が始まります。
 オッドボールのシャーマン3台をメインに進撃、目的の銀行に到着した彼らを待っていたのは…。



 守備兵は僅か40名。ところが何と、タイガーが3台!
 オッドボールが2台を撃破しますが、シャーマンを全てやられます。
残り1台のタイガーは、銀行の前から動きません。
 ビッグジョー曹長は、主計軍曹から「交渉しろ、ビジネスだ」と言われたことを思い出します。



 中央にケリー、右にビッグジョー、左にオッドボール。
 足並みを揃え、堂々とタイガーに歩み寄ります。
 このシーンのBGMは、あたかもマカロニ・ウェスタンのそれ。
 まるで決闘に向かうシーンなのがイイ!



 すると、タイガーのハッチが開き、戦車長の軍曹が降り立ちます…。


 ちょっと今日は、詳しく書き過ぎてしまいました。
 戦場で、こんなこと、ある訳ないだろうと言ってしまえばそれまでですが、このコミカルな構成は充分楽しめます。

 ちなみに、テレビサイズに短縮された吹き替え版では、クリント・イーストウッドはお馴染みの山田康雄さん、ドナルド・サザーランドは宍戸錠さんでした。特に、サザーランドが「また悲観的なことを言う」に代表される「根拠が皆無の楽天主義」を語るセリフには、まさしく「ピッタンコ」でした。ボクが購入したこのDVDはオリジナルサイズの字幕ですが、それでも十分、楽しめました。

 外出がままならない今。
 お家で「楽しむ」ことが出来る、ボクのお薦めの映画です!
Posted at 2020/05/17 17:58:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「お知らせ http://cvw.jp/b/2970161/46422054/
何シテル?   09/28 15:34
 妻はアルコール依存と摂食障害を患い、主治医の勧めで調停離婚しました。その1年後、彼女は突然世を去りました。一年に2回の母親との別れを経験した一人息子と、ドライ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2020/5 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
242526 272829 30
31      

愛車一覧

マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
現在12万キロ、まだまだ現役です!
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation