
昨日23日。
金曜日にエンジンの載せ替えが完了したとの連絡があり、アイザワさんへ行って参りました。代車のアルトから降りると、早速社長が、
「おー、見るかい?」
先週、ファクトリーで吊るされていたエンジンが、見事に収まっていました。見慣れたヤレ姿ではなく、キリッとした見栄え。何だか、人様のクルマを眺めているような気分でした。
それにしても、耐熱ブラックのヘッドが精悍…。
ボクが特にお願いした訳ではありませんが、この仕上げ方、顧客の気持ちを手に取るように理解されています。さすが全国区の専門店。
社長から「500キロまでは3000以内、その先1000キロまでは3500以内」との指示がありました。
また今回、エンジンに繋がる全てのホース類を新調しましたが、接続部はただ締め上げれば良いというものではなく、「馴染み」は素材の硬軟度や張り合いの具合に左右される、場合によっては「漏れ」が発生する可能性がある、なので200キロ毎に目視チェックを行い、発生した場合はあれこれ弄らず直ぐに訪店するようにと言われました。
…うーん、奥が深い。
帰路の印象。
3000以上は廻していませんが、明らかにトルクが強くなりました。発進時に従来のタッチでクラッチを繋ぐと、エンストに。昨日は3回ありました。振動は以前と変わらない印象でした。元々「飛ばし屋」ではありませんが、暫くは大人しく乗るつもりです。
閑話休題。
相応に距離が伸びたNAに乗られているオーナーの方で、この先どうしようかと考えていらっしゃる方は、結構多いと思います。今回、いろいろと勉強しましたので、過去にご紹介したことも含め、少し記してみます。
①NAのエンジンは、定期的にオイル交換を行っても、走行17万キロを境に下り坂に向かう。直ちに壊れることはないが、エンジンを構成するパッキン類、ホース類がヘタり、オイル滲みやモレが顕著になってゆく(注: まさしくボクのクルマがその状態でした)。
②マツダから新品エンジンの供給はない。「リビルトもの」は品番を設定せず、車体番号の併記を条件に受けていたが、それもなくなった。
③エンジンの載せ替えが必須の場合、中古やネットで「リビルド」を謳うものを使う方法もあるが、いずれも走行距離や、何処をどう「リビルド」したのかは不明。明日壊れる事態もあり得るので、オーナーの自己責任。
④マツダの部品供給体制の問題。頻繁な価格改定(値上げ)と「割り当て出荷」。オーバーホールのためバルブ16本を発注しても、未満数量しか入らないことは珍しくない(しかも数量は入ってみないと分らない)。
⑤旧いモノは「手が掛かる」。NAは最も若くても既に25歳。日頃から頻繁な点検とメンテが必要。定期的なオイルとエレメントの交換が不可欠。それを行ったとしても、①の事態は避けられない。
⑥「ご老体」には「労わり」が必要。日頃から丁寧に扱う(社長曰く: 乱暴にクラッチを扱う方のクルマでトラブルが発生。開けてみたら「板」がすっかり炭化していたとか)。
⑦避けて通れないのが「維持費」。今回、相応の金額になりました。退職間近のサラリーマンには正直、かなり「痛い」出費。でも、車齢25年、走行19万キロのNAで頻繁に須坂を往復する「酷使」。どうしても避けて通ることは出来ませんでした。実は過去に、治療を優先し軽への乗り換えを考えもしましたが、中古でも軽は結構なプライス。ゆくゆくは換装かなぁ、と、この時おぼろげながら思い始めたのでした。
ボクの場合。
若い頃からオートバイ派で、クルマ歴は息子が生まれてから。
中古のカムリ、新車のミニカトッポ、新車のアトレーを乗り継ぎ、妻を亡くしました。亡くなり方が惨かったこともあり、当時高校生だった息子とサイド・バイ・サイドで話をすることを目的に買ったのが4万キロのNAでした。当時43歳、イイ歳をコイてからのNA。「ブン廻し」などとは無縁、ごくフツーに乗り続け、途中からアイザワさんに通うようになり今日に至りました。それでも社長の言葉通り「17万キロ」はやって来ました。
このクルマを愛して止まぬ者の一人として、皆様が長く乗れることを願っております。
【きょうの「オマケ」①】
ついでに、ドアモールをつけて貰いました。
オールペンをしましたが、どうしてもココは痛みます…。
【きょうの「オマケ」②】
純正のオーディオが半年前に壊れ、ラジオを受信しなくなりました。
頻繁に長野県須坂市を往復するため、交通情報が聴けず、とても不便…。
アイザワさんにあった中古のカロッツェリアを移植して貰いましたが、説明書がなくチンプンカンプン。ネットで調べるつもりです…(笑)。
Posted at 2022/07/24 07:10:29 | |
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