
今日のブログは長いです。
それだけ濃い一日でした。
レブスピードミーティングに参加する為、岡山国際サーキットへ行ってきました。
この日は全国的に大雪。
結果的には走行会は中止です。
<当日の行動>
ゲートオープンが6時。
それに合わせて自宅を3時半頃出発。 その時 山陽道の最寄りの高速出口は、まだ何の規制も出ておらず、天気予報も雪のち曇だったので開催の可能性がありました。
山陽道を走っていると、次第に雪が降り始め車線変更も危険な状態に。
そして出口の和気I.Cにたどり着いた頃には、辺りは雪だらけ・・・。
ここで引き返したらある事に間に合ったんですけど、せっかく来たのでサーキット方面へ向かってみます。
車が比較的多く走っている所は40km/hでも走れたのですが、市街から離れるにつれて雪だけの路面に変わっていき、とうとう雪道になってしましました。
サーキットまであと10km。 時間は5時半頃。
ここから先はアップダウンの激しい山岳路。 これ以上進むと本当に危なそうだったので引き返す事にしました。
民家が点在する所まで戻り、高速状況を確認してみると、和気I.Cがチェーン規制になっていました。
あの時に引き返しておけば良かったと後悔。
とりあえず市街地のコンビニへ避難しに行こうと動きだしました。
500mも走らないうちに出てきた坂道。 坂道2/3くらいでストップしました。 緩やかな坂なのに登れないという・・・。
和気I.Cへの道は絶たれたし、もし行ってもチェーン規制で入れない。
次のインター/備前I.C.はまだ規制がかかっていなかったので、下道で向かう事にしました。
雪は降り続いています。
速度も20km/h以下でないと、止まれないし曲がれない。
なんとか備前I.C.まであと少しの所まで到着しました。
そこで最大の難所が待ち受けていたんです。
それがこの坂。(正確にはトンネルを抜けた先にある同じような坂道)
先ほど登れなかった坂よりもキツイです。
でも、これを登らないと備前I.Cに行けません。
なるべく平地で加速し、坂道に進入します。
空転に気をつけながら慎重なアクセルワークで登っていき、終了まであと10mほど。
結果は無理でした。 途中で止まってしまい、そこから横滑り&徐々に降下。
車体を下に向けようと動けば動くほど、ガードレールに近づいていき、あと数センチで接触というところまでいきました。
一旦降りて考えること数分。
今までフロントはV700で走っていましたが、リア用に持ってきていた205/45R16のZⅡに駄目元でチェンジです。
ZⅡの第一インプレッションは鬼グリップ!
さっきまで15km/hくらいで走っていた道を、30km/hくらいは安全に出せるようになりました。
このタイヤは旬が過ぎて×なタイヤだったんですけど、持って行ってて本当に良かったです。
もう一度、坂にチャレンジです。
1回目の悪夢が脳裏によぎりつつも、全神経を右足とハンドルに集中してアタック開始です。
先ほどが嘘のように、車はグイグイ進んでいきます。
一度もスリップする事なく、登ることができました。
登りきると、そこは国道2号線。
塩カリは撒いてなさそうでしたが、交通量が多いので雪がシャーベット状になって溶けていました。
ハンドリング・ブレーキともに50km/hまで出しても大丈夫。
苦労して備前I.C.に到着です。
やっと高速に乗って帰れると思った矢先。 まさかの通行止め・・・。
係りの人に聞くと、数分前に閉めたらしい。
解除の目途が立たなかったので、強行で下道で帰る事にしました。(この付近が解除されたのは17時頃?)
今来た2号線を使えば自宅へ帰れます。
道路脇の待避所に一旦車を止め、体制を整えます。
これがいけなかった。
再スタートしようとしたら前に進みません。
車から降りて前方を見に行くと、フロントバンパー前には雪の山ができています。
おそらく避難所に溜まっていた雪が、車高より高くてアウトだったんだと思います。
雪を足で押し掃い再々スタートです。
数メートル走ってまたスタック。
フロントの雪は殆ど無いのに、ハンドルを切ったり前後進してもビクともしません。
車体下を見てみると雪だらけ。
これを除けないと動けそうにありません。
危険を承知で雪の中ジャッキアップ開始です。 これしか方法がありませんでした。
車載用のつっかえ棒で雪を除けていき、順調に作業が進んでいった頃、中央辺りに黒い物体が見えました。
何か巻き込んでしまったようです。
初めは何か全然判りませんでした。
雪を除けていくと、その姿が露わになりました。
りゅうくん号のフロントアンダーパネルが大破した姿です。
アンダーパネル後方に熱気排出用に長方形の穴を開けていたのですが、その部分から雪がどんどん入っていき、限界を越えたパネルは一部が裂ける形で路面に刺さっていました。
この場でパネルの除去は困難だったので、接触部分を折り曲げて対処です。
この時の作業で全身が濡れて非常に寒かった。
ここからは雪のある脇道やコンビニに入ると、またスタックする可能性があったので雪が無くなるまでノンストップで走ることにしました。
10時の時点で姫路付近。 まだ吹雪いていますが、路面はウエットと変わらないコンディションです。
この頃には帰れるという安心感から余裕が生まれてきました。
ナビで到着時刻を見てみると正午過ぎには帰れそう。
ちょっと寄り道してみることにしました。
2号線からスグの所にあるアライズ。
デカトーさんのお店です。
残念ながら誰も居ませんでした。
あと少し早かったら居たような雰囲気だったんですけど・・・。
また帰路に戻ります。
今走っている2号線は、バイパスで通行止めの高速と繋がっていたので、途中で降りて下道の2号線に乗り換えます。
下道2号線に入った瞬間、渋滞にハマりました。
高速を乗るはずだった大型トラック、ノーマルタイヤの普通車が入り混じって大混乱です。
このままでは なかなか帰れそうにない雰囲気。
2号線を南下したところにある国道250号線に乗り換えです。
出だしは良かったんですけど、スグに こちらも変わらずの状況に。
更に南下し、今度は県道718号線へ。
ここが一番マシでした。
マシと言っても、進めるのは1分に100m以下のスピードです。
ついに明石で心が折れました。
ストレスと体力の限界。 左足もクラッチ操作でパンパンです。
途中見つけた温泉へ引き返しました。
明石海峡を臨める温泉「龍の湯」。
温泉で体を癒した後、休憩室で雑誌を見たり、仮眠しながら駐車券の時間ギリギリの5時間休憩しました。
17時頃に再スタートです。
渋滞は変わらず。 高速も通行止めのまま。
ただ、たっぷり休憩した分、精神面は安定していました。
2号線と再び合流し、垂水を越えて2車線になった辺りから車の流れが良くなりはじめました。
数時間ぶりの3速で走れるスピードです。
その後渋滞は無く、岡山を出発してから14時間。
19時半に無事帰宅です。
高速を使えば2時間かからない距離。
それが果てしなく遠くに感じました。
※※※「来るだと!?この雪で外に出る馬鹿はおらん!!」
○○○「馬鹿は来る!」
byライトニング・カウント
はい。バカなので行きましたよ(笑)
北の猛者がスタッドレス履いてツインへ来ているのを知っていたので、雪でも行くのが普通だと思っていました。
今回はプラス思考で捉えると、車の性能が知れて、運転のスキルアップができた。
マイナス思考なら、時間/お金の無駄。 人間/車の消耗でしょうか(涙)
この日、各地イベントは前日に中止発表されている所が多数ありました。
なぜ岡山国際は当日の朝まで中止発表しなかったのか?
参加予定台数200台以上の大きな走行会だったので、大人の事情が飛び交っていたのか?
このままではスッキリしなかったので、岡山国際サーキットに思った事をそのまま凸する事にしました。
要点は2つ。
・中止の発表が遅かった件について
・今後の対応について
10分ほどの会話を簡潔にまとめるとこんな感じです。
・前日の時点では降っていなかったので中止にしなかったが、当日になって\(◎o◎)/! 協議してからの発表だったので遅くなった。
・振替日はレブスピード側と協議中。
・現地に到着したのは前泊入り合わせて10数名?数十名?
・ホームページにある役場のお天気カメラは1ヶ月前から故障中。
・今後、連絡の提示方法と合わせ、再発防止に努める。
実際の内容はとても丁寧で陳謝を含んだものでした。
いつになるか分りませんが、次があるならそれに向けて再準備するまでです。
次の走行は2月22日。
トライフォース主催の「曲げてナンボの走行会in本庄」。
今回の事で若干トラウマ気味ですが、新生りゅうくん号の生みの親が主催のイベントなので参加します!