
富士ショートで開催のスイフトマイスター決定戦の日がやってきました。
金曜の21時頃に出発し、御殿場ICに着いたのが当日の5時半。
430kmの道のりは結構長かったです。
赤脚装着後、初の長距離運転です。高速の繋ぎ目のたびに車体が大きく浮くので、体力の消耗には注意が必要でした。
●フリー走行1/9:00~9:10 天候晴れ・気温16℃
今回のA1-B3-C2レイアウトは初めて。事前に予習していましたが、富士ショートがあれほど傾斜がキツイとは想定外でした。ベタ踏みなのに車が上っていきません。
タイヤ:V700
減衰 :前後15段戻し
パッド:フロントAP1 リア88B
・冷間F2.2/R2.4にてスタート。走行後はF2.6/RL2.6・RR2.7
・R-VIT表示:最高速121km/h 水温98℃ 油温121℃ 7751回転
走行8周 ベストタイム37.132 総合2位
●フリー走行2/9:50~10:00 天候くもり・気温19℃
先程のフリー1で大体の走行ラインは見えてきたので、今回はタイム狙いで踏んでいきます。クリアラップを取るのに失敗しましたが、なんとか2周アタックする事ができました。
走行後のタイヤは前後とも大きなタイヤカスが付着する事なく綺麗な状態でした。
・フロントの空気圧を0.1減らす
・減衰:リアを16段戻しに変更
・R-VIT表示:最高速122km/h 水温95℃ 油温121℃ 7660回転
走行11周 ベストタイム36.371 総合2位
●フリー走行3/10:40~10:55 天候くもり・気温20℃
フリー2で車のフィーリングは好感触でしたが、試してみたかったリアの空気圧に変更してみました。タイヤ冷めてる状態では1コーナー・5コーナーが不安定でしたが、暖まると荷重移動で綺麗に車の向きが変わるようになりました。
3コーナーを攻めすぎて縁石の更に内側を走ってしまい、危うく足回りを壊すところでした。脱出時にホイール裏側を縁石に擦っただけで済みました。
走行中盤、1コーナーが砂まみれになっていたので走行を止めようかと思いましたが、低ミューでの1コーナーを経験してみたかったので走行を続行しました。
・冷間F2.2/R2.6。走行後はFL2.6・FR2.7/RL2.8・RR2.9
・R-VIT表示:最高速124km/h 水温98℃ 油温125℃ 7660回転
走行17周 ベストタイム35.901 総合2位
●フリー走行総括●
ライン取りは一番ロスの少なく走れそうな所を事前に実さんの動画と富士ホームページのコース上面図を見て決めていたので、当日はそれに合わせて微調整しながらの走行でした。
一枠の走行時間が10分なのであっという間でしたが、油温を気にせず全開で走行する事が出来たのでりゅうくん号には合っていたかもしれません。
パワー差の少ないコースと聞いていましたが、3コーナーの上り以外はパワーに不満を感じなかったです。
一番重要に感じたのはリア荷重でオーバーステアになりにくい&フロント荷重でリアの向きがクルッと変わるセッティングかなと思いました。
●予選走行1/13:00~13:10 天候くもり
アタック失敗です。心のどこかに気の緩みが出てしまっていました。
「考えて走っていない」「車の動かし方が荒い」「ラインが無茶苦茶」。
走行14周 ベストタイム36.812 総合6位あたり?
●予選走行2/13:50~14:00 天候くもり
他の方々のタイム更新が激しく、先程のタイムでは予選落ちする可能性がありました。当初は決勝用に用意していたR1Rを履いてフィーリングチェックをしたかったのですが、もう一度V700でタイム更新を狙うことにしました。
なんとか安全圏のタイムを残すことができましたが完全に予定外です。
走行12周 ベストタイム36.264 総合4位
●予選走行総括●
0.1秒の違いで大きく順位が変わるハイレベルな戦いでした。しかも大半の方々がフリー走行時よりタイムを上げています。
今までほんわりした走行会しか経験した事が無かったので、決勝進出を目指す選手達の本気モードの空気にメンタル面で負けてしまいました。今までで初めて走る事に苦を感じました。
●スーパーラップ/15:30~ 天候くもり
いつ雨が降り出してもおかしくない天候の中、11位から一台ずつコースインしてアタック開始です。
タイヤをスーパーラップ用に用意したR1Rに変更しました。ブツケ本番になってしまいましたが、熱の入りやすさは確信していたので、十分な熱入れが出来ないスーパーラップには最適だと考えていたのです。
走行の順番がまわってきました。
コースインしてからはアタック周までの2周、コーナーでは後ろ荷重になるまで加速し、ストレートでは加速&減速を繰り返してタイヤを最大限に暖めました。(これが正しかったのか不明です。)
とうとうアタック開始です。
さすがR1Rといった感じです。まだ完全に熱が入っていないのに踏んでいけました。
このチョイスは大失敗でした。ほぼ新品状態のタイヤだったのでヨレが非常に大きかったです。踏んでいるのに車が前に進みません。3コーナーでの失速感が尋常ではなかったです。
ベストタイム37.769 総合9位
今回は残念な結果となってしまいました。悔しい気持ちでいっぱいです。
敗因はメンタル面の弱さと経験の低さだったと思います。車は思い通りの動きをしてくれていたので かなり良い状態でした。人間側のレベルアップには場数をふむしかないですね。
ただ、今までのサーキット走行で一番収穫のあった充実した1日でした。
トップドライバーの方々とお話する事が出来た事、その走りを目の前で観れた事。
この様なイベントじゃないとなかなか交流する機会がないスイフトお友だちの方々と会えた事。
そして自分に足りないものを再確認できたこと。
最近 次のステップアップには何が必要か迷走していたのですが、新たな目標を見つけることができました。
参加された皆様、見学に来られた皆様、スタッフの皆様
おつかれさまでした!