
3月3日から9日にかけて、自動車部の仲間3人と車一台で四国に行ってきました!今回はドライブでも無く有名どころをひたすら回る観光旅行でも無く、
『旅』に限りなく近いもの。
今回の旅を要約すると、
『人』と『文化』でしょうか。
ここでは、その中でも特に印象に残った「高知市」と「道後温泉」についてレポートしたいと思います。
自分の拙い写真表現力と文章力ではその魅力を伝えきれないのが悔しいのですが、特に四国に訪れたことのない人にはぜひ一読して頂きたいです!こんなに素晴らしい土地に訪れないのはもったいないですよ!
※ほとんど自分用の旅日記となってしまいましたが、写真紀行はコチラ↓から。
○日程一覧
3月3日 出発~京都
3月4日 その① 京都南禅寺・琵琶湖疏水・哲学の道・銀閣寺
3月4日 その② 銀閣寺庭園・天下一品総本店・金閣寺・兵庫明石市
3月5日 淡路島~香川うどんづくし
3月6日 その① 香川うどん・金陵醸造元見学・こんぴらさん
3月6日 その② 愛媛松山の道後温泉
3月7日 その① 第45番礼所岩屋寺・四国カルスト・梼原・四万十川
3月7日 その② 高知市一日目の夜
3月8日 その① 坂本竜馬記念館・高知の市街地散策・高知城
3月8日 その② 高知の「おきゃく」~9日の帰宅
◎活気溢れる南国土佐の城下町、高知市
旅の日程と天気の関係から、後半にちょっと訪れるだけの予定だった高知市。しかし訪れてみたら人は温かく街は賑やかで、あまりにも居心地が良いのでついつい最終日まで滞在してしまいました。
まず何よりも良かったのが、ちょうど
「おきゃく」というイベントが催されていたこと!
詳細はリンク先を見て頂きたいのですが、「おきゃく」とは一言で言うならば「宴会」のこと。
このイベントは「ここに人あり、自由あり」の精神で行われているようで、開催者の言葉を借りれば、「まぁ入ってきいや」という感じで見知らぬ人でも参加できる、ざっくばらんな場だとか。

正にその通り、この期間は街中の商店街が色んな催し物で盛り上げ、高知市全体が大宴会状態となっていました!
至るところで座敷が設けられ、大きい即席の囲炉裏が作られ大勢で囲み、昼間っから酒盛り状態(笑)。
見ているだけでも楽しくなってきてしまいます(笑)。
また高知のお祭りごとと言えば、
夏に盛大に行われる「よさこい祭り」。
なんと「おきゃく」の一環として「よさこい春の舞」が行われており、華麗な舞を見ることができました!

小さい子供がばかりのチーム、「上町よさこい鳴子連」。
踊りもどうしてもキョドキョドした感じで可愛らしいのですが、奥のステージ中央の傘を持った子だけ異様に手馴れた感じでした(笑)

こちらは「よんでん」の演舞。
元々は阿波踊りから派生したもののようで、最近はこのように現代風のアレンジを加えたものも有るそうです。さらには、ロック調、ラップ調、サンバ調なども有るとか(笑)。

地元の企業連も有り、こちらはNTTドコモ高知支店のチーム。より正流のよさこいに近そうな印象でした。
それにしてもよさこいは見ているだけで面白いです!何よりも踊り子さん達の楽しそうな笑顔が印象的でしたね。

こちらは地元の「帯屋町筋」
昨年度の夏のよさこいでは銀賞だったようで、迫力有りながらも綺麗な演舞でした。
ちなみに女優の広末涼子はここの帯屋町の出身で、夏のよさこい本番ではちょくちょくこの連で踊っているようですよ!
…と自分の写真では伝えきれませんが、よさこいはとっても情熱的で、華麗な踊りでした。
夏の本場のよさこいはぜひとも見に来たいと思いましたね!
※動画を見つけたのでご紹介
土佐のおきゃく 帯屋町筋
さて、そんな賑やかな昼間から日が沈み夜が更けても、宴は続きます。
その舞台となるのは
「ひろめ市場」

夜の21時でこの熱気はすごい(笑)
ひろめ市場には居酒屋や魚屋、寿司屋や和洋中の飯屋などの飲食店、さらにはパンにケーキに、てんぷら、お刺身、雑貨などなんでもあり。さながら屋台村のような感じ。
賑わいもあるし、
適度ないかがわしさもあって面白いです(笑)。
そこで食べたものはこんなモノたち。



左上から、
・カツオのたたき定食(塩・ポン酢)
・アオサのから揚げと川エビのから揚げ
・土佐牛と鯨肉のお寿司
・焼きサバ寿司にまたまた川エビのから揚げなど
・カツオのたたき丼にのれそれ、鯨肉のたたき、ウツボのたたき
魚介類ばかりですね(笑)。どれもとっても美味しかったです。
ここは地元の方々憩いの場となっているようで、皆さんお酒を飲んで楽しそう。
自分らが訪れた時は混んでいたので相席をお願いしたところ、なんとその方は
某飲料メーカーの高知支社の社長さん夫妻でした。
ビールにまつわる色んなお話や、「ここだけの話」をたくさんして頂けました(笑)
ここ高知は山口・鹿児島と並ぶ呑み文化の街なようで、それが賑やかさに繋がっているんだろうとのことでした。ちょうど四国最後の夜でしたが、本当に楽しい時間を過ごすことができました。
本当にどうもありがとうございました!
…自分の感じた高知はこのように
人が温かく活気が有り、わいわい賑やかな街でした。
特に話好きな人が多いようで、色んな人と楽しいお話をすることができました。
また「おきゃく」やひろめ市場を通して感じたのは、観光客を呼び込む目的は一番でしょうが、何よりも地元の方々が心から楽しんでいるのが印象的でした。
よさこいは見ていて面白いし、東京とは異なる暖かい人柄にもまた触れたい、そして高知城もしっかりと見れなかった。
夏のよさこいの本番の頃に、なんとしても再び訪れたいと思います!
ちなみにこちらは夜の高知城のライトアップ。

「一人で見る高知城は…」
◎日本最古の温泉『道後温泉』

温泉が好きな人なら一度は見たことが有るでしょう、愛媛は松山の日本最古の温泉「道後温泉」です。
なんと古くは「日本書紀」にも登場していて、3000年もの歴史が有るとか。
他にも「源氏物語」の中にも、夕顔の巻の中に伊予の湯桁として登場しているそうな。
また、松山中学の英語教師として松山市に赴任した夏目漱石が、その建築に感嘆し後の作品『坊つちやん』の中で取り上げているそうです。(『坊ちゃん』はまだ読んだことが有りません…)
そんな事も有り、温泉街の一角には「坊ちゃん」を題材にしたカラクリ時計が有ったりします。

ここにはボランティアで観光ガイドをしてくれる巡査の衣装をまとった名物のおじさんがいて、上の歴史のことなど、色んな話をしてくれました。おっちゃんありがとう!
さて今度は道後温泉の中心でも有る道後温泉本館に入ってみます。
この建物はなんと1894年の建造で、公衆浴場としては初めて重要文化財に指定されています。
風情の有る建物ですよね!
風呂自体は1階に有り、2階は大広間の休憩室となっています。
さらに3階は個室休憩室となっており、漱石もよく愛用したという一部屋は「坊ちゃんの間」として見学できるようになっています。
そこから外の廊下に出てみると温泉街を見渡せます。
漱石も温泉で体を休め、この風景を見ながら思索にふけっていたのでしょうね。
自分が訪れたことの有る有名な温泉といえば、箱根や草津。
ここ道後は、それらとは一味違う温泉街でした。
箱根や草津は、温泉は沢山有るもののそれだけという印象が強かったのです。
道後は温泉の規模自体はそれらに引けをとる印象ですが、漱石の縁の地で歴史も文化も有り、商店街も夜遅くまで賑わっている。『温泉』そのものよりも
『人と文化』を感じる街な気がしました。
◎まとめ
駆け足のレポートとなりましたが、その魅力が少しでも伝わったでしょうか?
今回は今までのドライブや旅行ではなく、まさに『旅』。
現地の人と交流し、そこの文化に触れ、ゆったりと過ごす旅。
時間も限られていたので四国の中でもほんの少ししか見れませんでしたが、ここに紹介した以外にも色んな場所で色々な人に出会い、
四国の人々の暖かさと素晴らしい文化を感じることができました。
今まで訪れたどの場所よりもこの四国の旅は良かったです。
次回は8月のよさこいの時期にまた訪れたいと思っています!
皆さんもぜひ四国に訪れてみてください。とくにずっと東京近郊に住んでいる人は(笑)
こんなにも居心地が良い場所を知らないなんて勿体無いですよ♪
※おまけ
今回食べたうどんたち






「かまたま」が一番美味しかったです♪
次は生醤油うどんかな。