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チーム・グレシーニはサスペンションをショーワに変更するようだ。本家HRCがグループ企業であるショーワの使用を見送ってから久しいが、ドルナがテスト日数規制を緩和した事に何らかの意味があるのかもしれない。MotoGP界にとっては、様々なサプライヤーが参加するのはポジティブな事だと思う。




MotoGPクラスにおいて唯一のタイヤサプライヤーであるブリヂストン。F1での活動をひとまず休止し、新たなブランド力訴求のため2011年3月からブランドロゴをより丸みのあるタイプに変更をした。これは競技参戦による技術力アピールのよりも、一般的なユーザーへのブランド浸透を狙ったものらしい。そのブリヂストンは今季、MotoGPクラスのマシンにより先進的な競技への競争力を指し示す "BATTLAX" ブランドのアピールを展開するようだ。




ヴァレンティーノ・ロッシは以前の輝きを取り戻せるのだろうか？。自らの感性に程遠かったGP11に翻弄された昨シーズン、何度も大掛かりなモデファイをマシンに施しながらもファンや関係者を納得させるには至らなかった。今季はDUCATIのアイコンとでもいえたトレリスフレームをシーズン最初から捨て、よりコンベンショナルな日本車と同じ形式のアルミフレームを採用してきた。このアルミ製フレームを使うという事は、それまでのエンジンもフレーム構造の一端を担う構成をリセットし、エンジンにも大掛かりな変更を伴うということだ。昨季までのテスト日数規則をドルナに改定させ、シーズン中の開発により労力をつぎ込める体制に変更させたヴァレの影響力に呆れるが、自らの好みに一からマシンを作り上げる事が出来るかどうかに個人的には興味がある。




CRTはなぜ遅いのか？。素人考えながら、強力なSBKエンジンに競技専用であるアルミフレームに搭載してカーボンブレーキとGPスペックであるジャパニーズラバーなら少なくともSBKマシンよりは速くなると感じていたのだが。SBKにはQタイヤが存在するので一概にMotoGPマシンとのタイム比較は出来ないが、同じトラックを走れば両者のタイム差は少なければコンマ数秒でしかない。今季BMWエンジンにシュッター製シャシのパッケージをライディングするフォワード・レーシングのコーリン・エドワーズによるとエンジンがスウィートではなくガサツらしい。以前GP125用のタイヤを使用していたGP3マシンが、専用の構造を持つタイヤが開発され速くなったらしいので、CRTも専用のタイヤが必要なのか？。




チームパートナーにエネオスが参画したのはグッドニュース。昨季のペトロナスほどの資金はロゴが占める割合からなさそうだが。そのペトロナスはヤマハ純正オイル "YAMALUBE" の開発を携わっているそうだから、関係を一切解消したのではなさそうだ。そうなるとエネオスはサプライヤーとしての参戦ではないのかもしれない。




テスト初日キャンセルは走行前のストレッチで背中に痛みが生じたからだそうだ。こういうのってオヤジGPファンだとフレディを思い出してしまう。それでも2日目は1pm現在トップから0.19秒差の暫定3位。走れば速いのもフレディと同じだ。