エンジンアンダーカバーの修理①

ここ数週間は、A6の整備にいそしんでおります。
フォグライトの不点灯修理、ドライブシャフトブーツの交換、そして、今回はエンジンアンダーカバーの修理です。

このパーツ、純正車高でも破損することが多く、雪国にお住いのオーナーさんは出費に頭が痛いはず。
僕のA6はしばらく破損しなかったですが、前シーズンの冬に一部破損してしまいました。
今回は、2ピースであるフロントアンダーカバーのリア側の修理の話です。
このように、NCSAダクトの奥側が壊れます。
ダクトの下面に氷や雪の塊などが引っかかるのでしょう。


修理には素材が必要ですが、破損したアンダーカバーを保管しておりまして、切り取って使用します。


最初に切片が嵌めやすいように、切り取り個所を成形する為のマーキングします。


次に型紙を作成。厚手の紙を成形した穴に敷いて型取ります。


型紙ができました。


これをベースに嵌める板を作りました。ドナーのアンダーカバー、まっ平らな個所がないので、できる限りまっ平らに貼り付けできそうな個所から採取しました。
最終的に切断面を微調整するので、ちょっと大きめにカットします。


何度も試行錯誤してピッタリの大きさにしました。


表面を見ると、切断個所に凹みがありますが、後ほどゴム用接着剤で穴を埋めましょう。


固定するのは、接着剤（スーパーXハイパー）ですが、素材を合わせた面だけ接着するのであれば、すぐに壊れるはず。
だから、裏面に大きめにカットしたアルミ板を接着しました。
2枚使用していますが、奥側は0.3mmの薄いもので折り曲げて使用しております。手前側は1mmほどの厚さで、ダクトの下面が破損しにくいように補強も兼ねております。


表面（下になります）は、このような感じで、合わせ面にロックタイトの黒ゴム接着剤を塗布しました。


この接着剤、乾くとべたべたしないで硬く固まります。
強度的にも問題なし。
へらで延ばした際の滑りが良ければもうちょっと仕上げが良くなったのですが（汗）


次回はフロント側の大きなアンダーカバーの修理です。

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