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バシケンのブログ一覧

2020年11月06日 イイね!

フロントドライブシャフト・ブーツの交換④

フロントドライブシャフト・ブーツの交換④アウター側のグリースはモリブデン配合です。
真っ黒くて、手や服につくと厄介です。
インナー側は不等速ジョイント、アウター側は等速ジョイントで、ステアリング機構の動きもあるので、違うグリースを使っているのでしょうね。
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助手席側のインナージョイントはこのような状況でした。
多少グリースは劣化していると思いますが、乳化していないです。
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さて、2本とも作業が完了しましたが、大失敗が1件。
下側のシャフトのブーツのアウター側の小さいバンド、所定の場所で締め付けることをしなかったため、再使用不可になりました(汗)
仕方がないので、チンクのブーツ交換時に買ったバンドと工具で締め付けましょう。
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この工具での締め付け、きっちり締め付けるのってコツがいるんですよね。
正直難しい(笑)


修理が終わりましたので、復旧に入ります。
ホイール側のスプラインには、腐食防止としてネバーシーズを塗布します。
ただ、negittroさんのA8も僕のA6もこの部分が錆で固着しておりませんので、水が入りにくい構造なのかもしれません。


運転席側だけ外したトラック・コントロール・アームも復旧します。
クローフットレンチを使ってトルク管理。
計算方法はネットで調べました。クローフットレンチの長さの分梃子の原理が働きますので、ソケットを回すより小さな値にセットするようです。


運転席側シャフトのデフ側を取り付けて、直上にあるヒートシールドも取り付けます。ヒートシールド、上側のボルトの取り付けが狭くて難しいので、両端のボルトを取り外し、上側は緩めるだけでよさそうです。


助手席アウター側。


運転席アウター側。


最後にホイールのセンターボルトを取り付けます。
締め付けは200Nm+180度。
200Nmで締め付けるのは簡単ですが、その後の増す締めが大変。最長クラスのスピンナハンドルで僕のデブリん全体重を掛けても45度の増す締めが精いっぱい(汗)
何ででしょう(笑)
緩むことはないでしょうが、しばらく走行した後に増す締めしたほうがよさそう。


交換後ですが、今まで走り出し(冷感時)の際に大きくハンドルを切ると、フロントからグググと音がしていましたが、その異音が一切消えました。
原因はホイールベアリングだとずっと思っていましたが、アウタージョイント内のグリースの劣化が原因ですね。
凄くうれしい!

ドライブシャフトのブーツ内のグリースですが、ブーツの破れがなくてもグリースの交換のために整備するべきだと思いました。
バンドを壊して、ブーツをずらしてグリースを交換。
10万キロ走行で行ったほうがよさそうです。

さて、次はATFやデフオイルの交換が話題です。

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Posted at 2020/11/07 16:38:59 | コメント(5) | トラックバック(0) | Audi A6 | クルマ
2020年11月05日 イイね!

フロントドライブシャフト・ブーツの交換③

フロントドライブシャフト・ブーツの交換③中々入らなくて難儀しましたが、トリボートジョイントを奥側のスナップリングまで押し込んでセット完了です。確実に奥側のスナップリングまで押し込まないと、手前のスナップリングは入りません。
トリボードジョイントは適切な大きさのソケットを当てながらゴムハンマーで叩きましたが、かなりの労力が必要でした。
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付属してきた純正グリースを挿入します。
一般的には、アウター用のグリースはモリブデン配合で真っ黒、インナー側はリチウム系?ウレア系で透明感があるグリースっぽいです。
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付属のブーツバンドをホースバンドプライヤーで締めます。
このブーツバンド、くるくる巻いて締め付けるタイプより確実ですね。
クルクルタイプも、このタイプも専用工具がありますが、こちらのバンドのほうが作業性が良いと思います。
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さて、アウター側。
サービスマニュアルでは、ボールベアリングの内側のスプラインにはまっているカラーをマンドル(真鍮か銅の棒)で叩いて抜くとあります。
しかし、セキュアリング(後で説明します)が適切な位置でないと全く歯が立ちません。
しかもセキュアリングは見えない場所にあるので、サービスマニュアルに従って抜くのはとても無理。
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ネットでよく見る、アウターベアリングの中心にハブボルトを締めこんで抜くのが適切な方法と思います。
ただ、下の写真の長さの丸棒をハブボルトを締め付ける前に入れないとボルトが奥まで届きません。
これもかなりの力がかかります。ハブボルトの締め込みにはスピンナハンドルを用いて力いっぱい締めこみまして、下の写真の丸棒が緩く曲がる程度まで力をかけてようやく抜き取り成功
ボールベアリングに抜く力がかかりますが、抜いた後に点検して傷は見当たりませんでした。
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これが、アウターベアリングとシャフトのスプラインの間にセットされているセキュアリング。
双方の、溝に入っており、キツキツにセットされているものではありません。
しかし、これが難物。位置が良ければすぐに抜けるのですが。
リングの切れ目がどの位置に来るのかが抜き易さの指標になりますね。
ちなみに、チンクのフロントシャフトのインナーベアリングの固定も同方法です。
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アウターベアリングをセットする際には、セキュアリングの切れ目の部分を上側にして反対側を溝の中に入れる形にすると、ゴムハンマーで叩く程度でアウターベアリングが入ります。
この辺の説明は難しいなぁ。溝よりリングが少々大きく作ってあるので、リングをなるべく溝に収めて、切れ目の部分を溝の外側にするっていえば判りやすいかな。
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ベアリングユニットは、全分解して掃除。
分解方法は簡単です。
ボールがはまっているリングをくるりと回しながらボールを外します。
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さて、組み立てです。
最初にアウターブーツをセットします。セットする際にはバンドを先に入れるように。
また、イン側の固定個所はドライブシャフトに刻んである二つの溝の外側のの溝にセットします。
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febi bilsteinのブーツに付属したグリースをほぼ半分にカットして、ベアリング側とブーツ側に塗布します。
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続きは次回に。

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Posted at 2020/11/05 20:16:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | Audi A6 | クルマ
2020年11月03日 イイね!

フロントドライブシャフト・ブーツの交換②

フロントドライブシャフト・ブーツの交換②フロントデフのアウトプットのフランジとドライブシャフトのフランジを切りはなします。
この場所はトリプルスクエアのソケットが必要です。
また、緩めるときにはドライブシャフトが空回りしますので、ブレーキを踏んでもらうお手伝いさんが絶対に必要。(電動シートにブレーキを踏むつっかえ棒でもできるかも(爆)
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サービスマニュアルの方法では、これでシャフトが外せるはずですが、周囲につっかかって外れませんでした(汗)
サービスマニュアルの作業方法、あてにできない部分もあります(笑)
正解は、インナーブーツのヒートシールドを外せばシャフトの周囲が広くなるので取り外し可能になります。
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ブーツが切れた運転席側が取り外せました。
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さて、助手席側ですが、トラックコントロームアーム(ロワーアームの奥側)を外さなくてもシャフトが取り外せそうだったので、試してみたら大正解。
A8@D3はアームを外さないとシャフトが取り出せませんでしたが、A6@C6は、似た構造ながら作業しやすいです。
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ここで、まとめ。作業は以下の通り。
①ホイール中心のフランジボルトを外す。
②ドライブシャフトのインナー側のフランジを外す。
③インナーブーツのヒートシールドを外す。(3本のボルトの上だけちょい緩めてヒートシールドがぶらぶらする状態でも作業できると思います。)
④ハンドルを取り外すシャフトの反対側にいっぱい切り、ハンドルロックをかける。

次は、シャフト自体の作業です。
最初にインナー側から。
アウターケースはA8@D3と同じようにフランジ部分をハンマーで叩いて抜きます。
それにしても、グリースの乳化が激しい。
水が混入して練られた結果でしょうね。
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アウターケース、グリースはきれいにします。
幸いなことに、焼き付きなどグリースが劣化した為の異常は見られませんでした。
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トリボートジョイントが抜けないようにしているスナップリングを外します。
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3個のベアリングはゴムハンマーで外れます。
そのベースにプーラーを掛けて抜きます。
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新品のブーツを入れる前に、トリボートジョイント奥側のスナップリングを外してブーツをセットしました。
このスナップリングはスナップリングプライヤーの差し込み穴がありませんが、何とか外しました。
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次回に続きます。

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Posted at 2020/11/03 21:48:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | Audi A6 | クルマ
2020年11月02日 イイね!

フロントドライブシャフト・ブーツの交換①

フロントドライブシャフト・ブーツの交換①今年6月の車検時には破損がなかったフロント・ドライブシャフト・インナーブーツの破損。
10年選手を超えて、破損しました。
ローダウンした車なので、ここまでよくぞ持ったなぁ、といった気持ちです。
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ドライブシャフトブーツは、インナーもアウターも全数ダメになるのは時間の問題でしょう。
ということで、重い腰を上げてブーツの交換を行うことにしました。
ブーツは、ECS-Tuningからアウターもインナーも購入しておりました。
インナーは純正品で、ブーツとバンド2本、C型クリップ2個と、すべて部品がそろっております。問題はアウター。値段が安かったfebi bilstein製のキット内容が不足していた。
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febi bilstein製のブーツは、セキュアリングが付属しておりません。
セキュアリングは単品でディラーに発注できるものの、国内在庫はないため数か月の納期が予想されるとのこと。
このリングはアウターの交換時に破損する可能性があるので、何としても用意しなければなりません。
ということで、セキュアリング目的で純正ブーツキットを購入。
写真下の左は純正キット。右はfebi bilsteinのキット。
どちらも樹脂製でした。車両に取り付けられていたアウターはゴム製。樹脂製のほうが寿命が長そうだけどどうなのでしょう。
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これが、セキュアリング。
アウターのベアリングユニットのスプラインとドライブシャフトのスプラインの合わせ目にある溝にセットされるもので、ある程度遊びがあります。
取り外すときには、力業でベアリングユニットを外すので、運が良ければ再利用可能だし、スプラインのギザギザが付いた状態になることもあるらしい。
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ところが、純正キットにはグリースが付属しなかった(汗)
ECS-Tuningから買った純正のインナーブーツのキットにはグリースが付属しているに(汗)
仕方がないので、febi bilsteinの付属グリースを使用します。
febi製は次回交換する機会があれば使用します。また、セキュアリングの単品もディラーに発注しました。
キット品を購入する際には、付属品を確認して追加購入が必要ないことが重要ですね。そのためにも部品展開図は必須。
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最初にフロントドライブシャフトを取り出します。
以前行ったnegittroさんのA8とほぼ同じ機構なので、同作業なのかと思っていましたが、違いました。
サービスマニュアルでは以下の手順です。
①ホイールベアリングとシャフトを留めている大きなセンターボルトを取り外す。
②トラックコントロールリンクのナットをボルトの先端まで緩める。
③インナー側のシャフトが接続されているナットを取り外す。
これで外せるとのこと。
果たして正解なのか?

最初にホイール中心のでかい六角穴付きボルトを外します。
純正ホイールだと付属工具でセンターキャップは外せますが、SSRのホイールの場合は1回ホイールを外してセンターキャップを取り外してからホイールを再装着する必要があります。
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A8での使った、1mほどの長さがある最長級のスピンナーハンドルでボルトを緩めます。力は必要ですが、特に問題はありません。
サービスマニュアルの注意点は、センターのボルトの緩めは90度程度にするよう指定があります。
ボルトを完全に締めない状態で荷重をかけるとベアリングが痛むのだそう。
ボルトを完全に緩めるのはジャッキアップをしてから。
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アーム周りのスペースを確認しましたが、negittroさんのA8@D3よりスペースが広く作業しやすそう。
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次にトラックコントロールリンクのナットを緩めます。
このナットを緩めるためには、高さがない工具が必須です。
なぜなら、ナットの上部にブーツがあるので、ソケットレンチはが入らないから。
また、メガネレンチも緩めるに従い、ブーツとナットの間に挟まるので、工具が抜けなくなります。
片口レンチはなめやすいので論外。
そこで、クロウフットソケットのセットを購入しました。
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スピンナーハンドルもこのように使用することができます。
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続きは次回に。

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Posted at 2020/11/02 20:30:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | Audi A6 | クルマ

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「@meria さん 納車おめでとうございます。この車を選択したってびっくりです!」
何シテル?   06/17 07:24
4台目外車の購入です。3台目まで同じアウディA6ですが東日本大震災で廃車となり、その後事故での廃車を経験しました。でも同じアウディA6です(汗)4代目はイタリア...

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