徒歩チャリダーのブログ一覧

6日目。

この日の予報は雪。
朝起きて、積もってるんじゃないだろうな・・と心配になって外へ出てみると・・・


大丈夫でした。
（冬装備してないので、積もったら連泊を覚悟してました）

ちなみに、この時期の北海道の最低気温は沿岸部で5～8度くらいでした。
3日前に寄った内陸の旭川が少し寒くて2度で、霜下りてました。
車中泊は、ちゃんと装備してれば問題ない気温です。




さて、北海道旅も後半。
ここからは、道央～道南です。
過去、徒歩と自転車で函館～札幌間の幹線道路をただ通過しただけなので、今回は細かく見て回ろうと思いました。



ただし、市街地には興味ないので札幌と小樽はスルーです。



で、積丹岬へ。




次は、神威岬。





海の方見ても、山の方見ても、素晴らしい絶景でした。





道の駅「岩内」で休憩して、また贅沢な昼食を・・

うに・いくら・たらこの三色丼で～す。





温泉は、島牧にある”モッタ海岸温泉”です。



道内では5ヶ所しか確認されてない珍しいラジウム泉です。







これは窓岩。


雷電国道は奇岩が多く、新潟の海岸沿い（笹川流れ）に似てるなと思いました。





そして、大成町にある道の駅で車中泊。


北海道の道の駅って、ホント敷地広すぎ・・

北海道の主な有人島で気軽に観光できるのは、現状5島あります。
（利尻・礼文・焼尻・天売・奥尻）
この5島、全部行った事ありません。
利尻・礼文は、昔行っとけば良かったと後悔してますが、当時 旅資金が残りわずかになってきて諦めたんですよね・・

そして現在、1つでも多くの島を見て回りたいという夢があるので、北海道の離島巡りも計画していました。
しかし、さすがに全部は無理。
利尻・礼文・奥尻は、距離50㎞を超えてるので、徒歩ではなく自転車の方が良い・・
という訳で、焼尻・天売の2島を1日で歩こうと決めました。（どちらも1周約12㎞なのでできます）


しか～し・・・
この日は、北海道で雪予報が出てて、低気圧接近。
当然、海は時化模様。1日4便あったのが3便に・・・
これにより1日で2島散策は不可能になりました。

そこで今回は、焼尻島だけ行ってきました。
選んだ理由は、航海時間です。時化てたので短い方を選びました。





高速船だと35分ですが、大揺れだったので少し酔いました。


でも、来てちょっと後悔しました。
だって、気温5度くらい・風速10mくらい？なので、体感温度はマイナス。
そんな中をただ黙々と歩くだけ・・


港から島を半分歩いたら、見晴の良い所（鷹の巣園地）へ着きました。
向こうに見えるのは、天売島。




休憩したいけど寒いし、復路便の都合上できません。（滞在時間は3時間）
ただ黙々と歩くだけ・・




なんとか復路便に間に合いました。（帰りはフェリーで1時間）
今回は、こんな寒くて強風の中、なんで歩いてんだろう？という自問自答の島歩きでした・・
あと、公衆便所が全て冬季閉鎖だったのは、まいったな・・・
（冬～春の北海道旅は気を付けた方が良いです）






そして、羽幌へ戻ってくると・・










なんと、痛車です。
沿岸バス（株)の羽幌港連絡バスが痛車になってます。
実は事前に調べて知ってたので、実車を見たかったのも目的の1つです。
あと、痛車化されてる大型バスもありますが、確認できませんでした。
写真撮り忘れましたが、船にもキャラ絵が貼ってあります。



で、この日の昼食は疲れたのでちょっと豪華に・・

エビいくら丼。





もう1島行きたかった天売島は、今回は諦めました。
（翌日は、さらに悪天候になるので無理です）

仕方ないので、南下です。




増毛で温泉（岩尾温泉）入って・・
寒くて疲れてたので、ホントに”あったま～る”ですよ（笑



雄冬岬キャンプ場で車中泊しようと思ったら、海からの風が強くて無理なので・・

（ここは道路わきがキャンプ場。写真は翌朝です。）




キャンプ場そばにある、白銀の滝駐車場で車中泊。

4日目。

旭川には、もう1人お世話になった人がいます。
朝 電話してみましたが、つながらず・・・残念ですが再会する事はできませんでした。
ちなみにその方は、”欽ちゃんの仮装大賞”にお一人で参加経験がある、これまた希少で行動力のある方。
旅してた当時、『君も祭りに参加してけ』と言われ、よそ者の旅人なのに地元の人と一緒に神輿を担いだのを覚えています。




さて、今回の北海道旅ですが、このように旭川だけは絶対外せない場所でしたので真っ先に寄りました。
問題はここから。
自分が好きな地域は道北と道東ですが、積雪の予報が出てた道東は今回やめました。
で、3年半前佐多岬に行ったばかりだし、旭川まで来たらやっぱあそこは外せないよな・・って事でさらに北上する事にしました。







オホーツク海側に出て、クッチャロ湖に寄り道。
白鳥の湖です。









オホーツクラインを北上して、いよいよ・・・








本土最北端・宗谷岬に到着～
今回で4度目ですが、やっと天気の良い日に来れました。（過去3度、曇りか雨）
今までうっすらとしか見えなかったサハリンが、おかげではっきりと・・

三角錐碑の周りは相変わらず写真の順番待ちですが、自分はもう遠慮しておきました。

しかしまたここへ来る事になろうとは・・・やっぱ特別な場所なのかな？
5度目はどうだろう？
たぶん・・・あります（笑





で、ここから南下。

宗谷丘陵の中を走って・・


正面には、利尻富士。
残雪が北アルプスみたいでした。


稚内の防波堤ドーム。

 


国内で一番好きな道路は、このオロロンライン。
これでようやく・・・ヘッダー画像が拾い物ではなく、自分で撮った自車入りの写真が使えるようになりました。







で、今日は羽幌まで。


羽幌温泉入って、隣にある道の駅で車中泊。

今回の北海道旅一番の目的は、22年前の徒歩日本縦断でお世話になった人に再会する事です。
以前ブログでも紹介した事がある、自転車で日本を2周された元自衛官（Kさん）が、ここ旭川にいます。


しかし、22年という時間はちょっと長すぎたかな・・とか、車が普通じゃないけど大丈夫かな・・とか考えていましたが、そんなのは余計な心配でした。

「○○と申しまして、20年前Kさんに大変お世話になった者ですが・・」と電話すると・・
『○○君！？あのペダルの無い自転車で旅した○○君？』と覚えていてくださりました。
ペダルの無い自転車が、相当インパクトあったようで・・嬉しい限りでした。
車は、『目立つ車だね。車中泊もできるの？凝ってるね～』と肯定的で、珍しいからと写真も撮られました。



それで、「実は15年前にも旭川へ来てるのですが、まだ現役自衛官でお忙しいと思い寄りませんでした。そしたらその後、自転車日本２周目を達成された事を知りました。いつか直接伺って旅の話を聞きたいと思ってましたが機会がなく15年経ってしまいました・・」と言うと、
『良いの良いの。旅人なんて、10年20年という単位で再会した方が面白いから。』とのことでした。
それも一理あるなと思いました。



その自転車日本２周目ですが、想像以上の素晴らしい旅でした。
写真はアルバム7冊分で、それを見せてもらいながら各地のエピソードを語ってもらいました。
まず驚いたのは、昭和40年の自転車日本一周と平成14年の自転車日本一周で、同じ場所で撮影されてるのがいくつもあるんです。
そして最も感動したのが、『この人達とは38年ぶりの再会』という写真でした。
1周目でお世話になった人達に、2周目でまた再会されたそうです。
それってそう簡単にできるものじゃないですし、2周目ってそういう面白さがあるんだと思いました。


そして、旅の話以外にも為になる事を色々教わってきました。
『常に五感を働かせ、異常を感じたらすぐ自分の身を守る行動を取れ。怯えてるのとは違うぞ』
これは自衛官らしい良い教えでした。
あとは、『いくつになってもチャレンジ精神は持ち続けないとな。それが無いと衰えていくだけだぞ』
仰る通りだと思いました。
そんなKさん、『さすがに3周目はないけどな。70歳以降 次は四国お遍路の逆回りと、旭川近郊の西暦と同じ数字の標高の山に登る』とのことでした。
四国お遍路は、自転車2周目の時に徒歩でやり遂げられていて、なにか得るものがあったようです。



今回、恩返しのつもりで伺ったんですが、22年前同様・・いやそれ以上にまたお世話になってしまいました。（高校卒業したばかりの小僧が、ちょっと成長して戻ってきた姿は恩返しになったかな？）
お忙しいところ急な訪問にも関わらず、ありがとうございました。
22年前出会えて光栄です。Kさんの人生は、自分の今後の人生にも影響あります。
（ブログの存在を教えてきたのでいつか読んで頂けると思います）




上陸2日目で最高の思い出ができました。

この日の夜は、Kさん宅の駐車場で車中泊させて頂きました。

3日目。

北海道旅、いよいよ本格スタートです。
 
そうそう、北海道といえば、この道幅。




さて、今日は訳あって旭川までなので、のんびりです。
苫小牧～旭川は約200㎞。
北海道なら一般道でも3～4時間で着いちゃうので、あちこち寄り道しながら行く事にしました。





まずは、夕張へ。

夕張は初めてで、財政破綻した街がどんな感じなのかを見ておこうと思いました。
メインの道道沿いは普通の街でしたが、少し外れると廃業した観光施設が現れます。
画像は、廃墟化した遊園地。



街を過ぎて、少し上ると・・

まだ、こんなに雪が残ってました。
標高高い所は気を付けないと・・




次は、直線区間が日本一の道路です。

直線区間29.2㎞。
地図上でも確かに直線ですが、市街地の中を走る幹線道路なのでいわゆる”北海道らしさ”という印象は薄いかも？です。




で、芦別へ行きこの旅1湯目。

芦別温泉の日帰り用施設です。




まだ時間あるので、富良野へ寄り道。




当たり前ですが、ラベンダーはまだ早いです。




そして、旭川へ17時着。


道の駅の雰囲気が全然ない、ここ道の駅「旭川」で車中泊・・・ではないんです。



この旅一番の目的が早速ありました。
約束は18時から。
それまで、ここでしばし待機です。


ブログタイトルの”そして・・・”の部分ですが、長くなったので別ブログで後程・・