![エンブレム、「教育が不十分だった」、「作者の名前は伏せられていた」等々。 エンブレム、「教育が不十分だった」、「作者の名前は伏せられていた」等々。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/036/359/916/36359916/p1m.jpg?ct=a7b880b0789e)
オリンピックのエンブレム、デザインには『素人』だけど
あの喪章のようなデザインに決まった時は落胆した。
同じ思いの方は多かったと思う、だからあの騒動になった。
その時々に色々な釈明会見や、デザイナー側から出される
「専門家としてのデザイナーと一般人の見解の相違」と言
う煙幕。後付の言い訳なぞいくらでも出来る。
デザイナー云々の話以前に、不思議な釈明が多く出され、
デザインとは特殊世界の虚構なのかと思ってしまう。
其れに異を唱えたデザイナーがいらした事には安堵した。
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サントリーのトートバッグのデザイン類似性が発覚し、その類似性を認め謝罪した時、
「スタッフ教育が不十分だった」とその理由について説明していたけどスタッフの皆さんは
デザイン教育を受けていない素人?
デザイン教育は素材を流用し、独創は関係ないとでも。そうじゃないですよね、佐野氏は
多摩美術大学統合デザイン学科教授、教える立場の人間。あなたは学生に「トレースせよ」と
教育しているのですか。(トレースってどこかの国で言うベンチマークにか)
雑誌「
デザインノート NO.62」で佐野氏は要約すると「デザインはスピードが命」と言って
ましたよね、そうしないとデザインが逃げてしまうと。独創、時としてとてつもない時間が
かかります。あなたの言う「スピード」とは相対峙する「独創」。これから逃げたのですか。
その「スピード」がスタッフのデザイン盗用を招いたんですよね。
←9/11追記
教育者という立場の人間が「スタッフ教育が不十分だった」。なんとも解せない。
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最終的にデザインを撤回した時の記者会見
・・・引用ここから
--選考にあたり、“佐野氏ありき”ではなかったか、との見方がある
武藤氏
「まったくなかったと思う。(例えば)ロゴで似たものが出てきたとき、2位の作品
を選ぶ手続きに入るのが一つ。もう一つは修正を行い、クリアするということ。
今回の場合、1位と2位の差が大きかった。審査員8人中、半数が佐野氏を圧倒的に
支持していた経緯があり、修正しようという話になった。その間は、制作者(佐野氏)
の名は伏せられていた状態だったので、当時の判断は、みなさん(審査委員)が納得
した対応といえるのではないでしょうか」
・・・引用ここまで
「審査員8人中、半数が佐野氏を支持」、「製作者の名は伏せられていた」。
今回のエンブレム応募基準は、選考委員会が指定したデザインコンテストで複数の受賞歴が
ある事という事でしたよね。
すると、応募したデザイナーはトップデザイナーを言われる方々ですよね。そして選考委員
の方々もデザイナー界の重鎮を含めた所謂身内とみられても言い訳出来ない方々。
まさかトップデザイナーの作品を見て誰のデザインか判別できない低級の方々ではあるまい。
選考委員の方々が指定したデザインコンテストの受賞歴のある方々、もしデザインだけ見て
誰のデザインか判らぬようでは選考委員の名が廃る。それだけの力量のある委員の方々
ですよね。だから記者会見で「佐野氏ありき」との言に「審査は納得した対応」とは?
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↓多くのデザイナーの方がこの事を御存じなはず。
2014年1月10日↓
今回の選考委員長の永井一正が過去に会長(現理事)をしていた日本グラフィックデザイナー
協会理事である松永真氏の講演。「いつのまにか知らない内に何となくシンボルマークが
生まれてしまうような・・・あの残念さは避けてもらいたい」と・・・
そして「日本の伝統文化にふさわしい優れたデザインが納得ゆく優れたジャッジのもとで
生まれるように組織委員会は仕組みを考えてほしいと思います。新しいものを創る事だけ
では無く・・・」
↓少々長い映像だけど最後まで観て欲しい。亀倉雄策氏と市川崑氏の話とか・・・↓
東京デザイン2020 オープンセッション #02 松永 真[グラフィックデザイナー/
公益社団法人日本グラフィックデザイナー教会 理事]
東京デザイン2020 オープンセッション Vol.02開催
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Posted at
2015/09/03 16:03:52