ウクライナ国防省の報道官は4月30日、ウクライナに侵攻しているロシア軍が兵力増強のため、大規模動員に乗り出す可能性を明らかにした。英国のベン・ウォレス国防相も、5月9日の旧ソ連による対独戦勝記念日に、プーチン露大統領がウクライナへの「開戦」を宣言する可能性に言及しており、侵攻の長期化が現実味を帯びてきた。
ウクライナ国営通信によると、国防省報道官は、露軍が東部ドネツク、ルハンスク(ルガンスク)両州(ドンバス地方)の制圧作戦で、「短期間に成果を得られなければ、大規模動員の可能性を排除できない」と述べた。露軍が長期戦に向けた準備を進めている兆候もあるという。
ウォレス氏は4月28日の英ラジオ番組で、ロシアがウクライナ侵攻を「特殊軍事作戦」と称してきたことに触れた上で、プーチン氏が戦勝記念日に、ウクライナへの「開戦」を表明するシナリオを挙げた。正式な戦争に切り替えれば、予備役の大量動員が可能になる一方、明確な「戦果」を上げるまで終戦が困難になる。
露軍は攻撃対象をドンバス地方以外にも拡大している。4月30日には南部オデーサ(オデッサ)の空港などをミサイルで攻撃した。露国防省は、「米欧からの武器が届く軍用空港の滑走路を破壊した」と発表した。ウクライナ国防省の情報機関は5月1日、ロシア軍がオデーサに隣接するモルドバで「挑発行為を続けている」と指摘した。
このまま続けていても膠着状態で戦闘が長期化するだけだろう。ロシアが大動員と言ってもそうそう大部隊をウクライナに集中できないだろうし、大量動員すれば金もかかる。そうなると手っ取り早いのは戦術核だが、それを使えばロシアは世界の爪弾きだろう。独立主権国家の体制を武力で変更しようとすることがまず何よりも間違いだろう。そうして軍隊を派遣しておいて出先で民間人を虐殺、暴行、略奪、拉致するなど以ての外、重々不届きではある。部隊を増員しても西側もウクライナへの支援を増大するから同じことだろう。ウクライナはその戦力をすべてロシアに向けられるが、ロシアはそうは行かない。ウクライナに増員できる兵力はせいぜい30万だろう。地の利があって士気が高いウクライナはそうそう引けは取らないだろう。また西側からの支援はロシアの軍事予算を凌駕するだろう。いい加減にすればいいと思うが、戦争は始めるよりも止める方がはるかに難しいと言うからまだまだ続きそうではある、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2022/05/01 23:32:28 | |
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