大黒PAで、コブラ軍団とともに現れた車の中に、1台だけ毛色が変わった車が……
フロントノーズにジャガーのマスコットが付いている車。
ステアリングホイールの中央には、ジャガーのエンブレムが付いていました。
ただ、ジャガーを思わせるパーツが無くても、前後輪ともにサイクルフェンダーっぽいものが付いており、いかにもブリティッシュ・ライトウェイトスポーツ風ではあります。
まー、それを言ったら、アメリカンV8を搭載したシェルビー・コブラも、元々は英国のACカーズが生産していた ACエースに、フォード V8エンジンを搭載した車ですから、源流は英国車なのですがね。
ちなみに、V8エンジンを搭載して コブラを名乗り始めた時は まだACコブラでした。
シェルビー・コブラとなったのは、ACカーズが倒産して コブラの商標権がシェルビーのものとなってからなのです。
話を、謎のブリティッシュ・ライトウェイトスポーツ風の車に戻しましょう。
リアのナンバープレートのすぐ上にユニオンジャックが見えるので、英国車であることは間違いないと思いますが、それ以上の事が分かりません。
仕方ない、写真にとっておいて、リバイバルカフェに行った時に 店長に何ていう車なのか、教えてもらおう。(実は、写真を撮り始めた理由は、後でリバイバルカフェの店長に見せて 教えてもらう為でした)
ただ、この時、この車の前(と言うか、小さなフロントスクリーンしかないコブラの前)で談笑なされていた方々が、どうやらこれらの車のオーナーさんらしいので、直接話を聞いてみる事にしました。
すみません、この車、ジャガーのマスコットが付いていますが……何ていう車ですか?
「これですか? ジャガーのコンポーネンツを使った車で、クーガーって言う車です」
やっぱり、ジャガーそのものじゃなかったか。
ただ、教えてくれたのは クーガーのオーナーではなく、隣のコブラのオーナーっぽい。(他人の車でも説明できちゃうんですね)
コブラのオーナーだったら、コブラの事を聞いちゃいましょう!
このコブラって、レプリカなのでしょうか?
「ACのコブラではないですが、今でもシェルビーでコブラが作られてますよ」
あ、そうなんですか。
本物のシェルビー・コブラは“億”とかの値段が付いていると思いましたが、それは「本物」と言うより「当時物」の場合なのですね!
ところで、この車のシフトノブ、オリジナルの形状とは違うようですけど……
こちらは、オリジナルと同じ形状のシフトノブ
そして、オリジナルと異なる形状のシフトノブ。
違和感を感じたのは、本来 コブラのシフトノブは、大きく前方に曲がっている筈なのに、シャフトが真っ直ぐで、尚且つ かなり短かい為でした。(ちなみに、土曜日に見たERMINIは コブラとは逆で、シャフトが後方に曲がっていました)
「いやぁ、ボクは燃費を稼ぎたかったから6速にしたんですよ。
本来なら4速なんですけどね」
燃費を気にしてるなんて 謙遜なさっていますが、実際はパフォーマンスを考えて6MTにしたんでしょ?
そもそも、コブラなんて車を買っておきながら、燃費を気にする人なんていないと思います。(笑)
あえてオリジナルと同じものを選ばずに性能を重視するなんて……さては車変態ですね!(←コブラなんて乗っている時点で、車変態です!)
ちなみに、この後 リバイバルカフェに行って、店長にクーガーの写真を見せましたが、この車の事はご存じありませんでした。
ERMINIやチシタリアが出入りするリバイバルカフェでもお目に掛かれない様な車なのか……とんでもない変態車だな。(笑)
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大黒PA | 日記
Posted at
2021/12/23 01:29:11