最近、レガの快適機能をいろいろと充実させて来ましたが、先日連続的に不具合が発生して現在も修理やアイテムの発注・納入待ち等対応を進めている最中です。
そんな中、9月中旬に、以前から気になってい安全・事故防止のためのアイテムをレガに追加することにしました。
さて、今年の1月から平日に片道40分前後・20km弱の道のりをレガで通勤して9か月目になります。
往路は、まず自宅駐車場を出てから国道大通りに出るまで幾つか交差点を一時停止して通っています。また、帰路も会社からソコソコ交通量の多い県道にT字路交差点で一時停止して右折で入っています。
いずれの交差点も見通しが悪く、特に右方が見難くなっています。
そして、レガシィは鼻先が長いため、見通しの悪いところで運転席から右方を確認するには鼻先を出さないなりません。もちろんしっかり一時停止して徐々に進んで左右確認しているのですが、カーブミラーがない交差点が多く、右方車両が来てヒヤッ、としたことが何回かありました。
毎日の通勤でもこうしたことは今後もあるでしょうし、当然今後何度も計画しているロングドライブでも必ず起こるでしょう。
そこで、こうした場面でのリスクを低減させるため、フロント先端部・鼻先に右方をモニターするカメラを設置することにしました。
カメラは180度程度の広角の、そこそこの性能のカメラを探してポチリ。
モニターはナビ画面も接続利用出来るのですが、走行中常時モニターしないと意味がないので別途購入することとしました。大き過ぎると設置するところがないので5インチタイプを選んでアマゾンでポチリ、9/11に設置しました。
カメラ↓
5インチモニター↓
12V掛けて正常に映るかテスト
画面が白黒のように見えますが、実際にはカラーでハッキリ映りました。
また、7月のロングドライブ中のことで以前にアップしましたが、鳥取のビジネスホテルをチェックアウトして複数の荷物を載せるため、少し離れた別の駐車場に止めてあったレガをホテル駐車場に移動させた際に、17年乗って初めてリアバンパーを駐車場の柱の角に接触させてしまったことがありました。
この駐車場は他のクルマが正規の場所に止まっていても、奥の正規場所に止めるたには、何度も切り返さないとならない特殊な構造で、おそらく他の多くのクルマも当てているのでしょう、柱にクッションが貼り付けてありました。
この時は、ドラレコのリアカメラも付いていたのですが、室内のガラス面上部にあるため、バンパー後端部分は見えず、またギアをバックに入れてから一瞬タイムラグがあるので、モニターが映る前に確認をせずにバックさせてしまったことが原因です。
まぁ、極低速でリアバンパーを押した程度だったので、バンパーを上から良く見ると塗装のヒビが見える程度で、後ろから見ても当たった跡や凹みは全く皆無だったので、まだ良かったのですが・・・。
狭いところに入らないのが最善策なのは分かってますが、どうしても狭い場所で方向転換する等のシーンは、やはり今後ロングドライブが増えれば避けられないでしょうから、キッチリバンパー後端が見える位置にバックモニター用リアカメラも装着することにしました。
5インチモニターは、2系統入力出来るタイプ(1系統は優先信号入力で切り替わる)だったので、後から同じカメラをポチリました。
設置作業は①9/10ウォーキングから帰って来て16時~22時、②9/11の出掛ける前の7時半~9時、③9/11出掛けて帰って来た15時半~20時、④9/17午前、⑤9/18午前、の5回に分けて進めました。
夜間作業が多く、懐中電灯だけで進めていたので画像を撮っていない部分も多いです。
①9/10 16~22時の作業
まずフロントカメラから設置しました。
出来るだけ鼻先ということで、今まで付けていたナンバープレートを上部オフセットさせていたステーを取り外し
新しいステーに交換。バンパー固定用ボルトにステーを噛まして
ナンバープレートを上部にオフセットさせると同時にナンバープレートの下側に横に渡したステーにカメラを固定。
配線はバンパー裏からエンジンルーム運転席側上部を這わせ、フェンダー後端へ出してドアヒンジの上部から防水ゴムの内側を通して室内に引き込みました。
ちなみに、念のためカメラの最初のコードコネクターと、延長コードへの接続コネクターは防水目的でラップを巻いておきました。ラップの防水効果はバイクで実証済みです。
夜間作業だったので画像はありませんが、カメラ電源・モニター電源を繋ぐためのACC分岐コード・アース分岐コードを作り、ステアリングコラム下を開けて接続、ACCでフロントカメラ画像が仮設置したモニターに映ることを確認しました(画像は翌朝撮影したもの↓)。
②9/11 7時半~9時
出掛ける前の短い作業時間ということで、仮設置したモニター位置変更だけを進めることにしました。
面積の大きいモニターがフロントガラス面の上部にあると右方の死角が増えるのと下側にあるタッチブレイン(モニター式)・ブースト計・5インチモニターの統一感がないので、ブースト計を外して上に移動させる作業です。
しかし、ピラーカバーを外して昔ショップ(オートバックス?)で付けてもらったブースト計を外してみたら・・・
接続コード2本のうち1本が引っ張っても1㎝程度しか伸びません(汗。
コードはピラー横からメーターパネル裏を通してあるみたいですが、どこかでタイラップで縛られているようで、仕方なくペダル上のカバーとステアリングコラム下のカバーを外してその位置を推定するしかありませんでした。
先日のクルコンのクラッチスイッチ増設と同じような恰好でペダルのところに仰向けになってコードジャングルをかき分けて伸びないコードの行先を辿ると、微かに見える位置にタイラップが見えました。
しかし、工具が届かないのでこれを切断出来なかったのですが、縛ってある近くのコードを手で引っ張ると15㎝程度は伸ばすことが出来たので、ピラー位置の変更作業に戻りました。
何度か位置確認してブースト計設置のためのベースを取り付けて・・・
下側に5インチモニターを設置してちょうど良い位置にブースト計を持ってくると・・・
伸ばしたコードがギリギリで、メーター本体をカバーに入れつつコードを何とか接続出来ました。
結局、ブースト計とモニター位置の上下入れ替えだけで2時間半弱掛かってしまいました(汗。
③9/11 15時~20時
出先から帰って来てから、リアカメラの設置作業を進めました。
最初はアンダースポイラー下にネジ止めしてフェンダー内側を通してバンパーとの隙間・テールゲートの下側から配線を車内に引き込もうと思ったのですが、カメラのコード接続コネクターが防水ではないため、ラップ等でいくら防水しても直接雨天時に泥跳ね等が当たる可能性が高いところだと厳しいだろうと判断。
通常のテールゲートのナンバープレート灯の横に取り付けることにしました。
で、ナンバープレート灯の部分はガーニッシュの一部のため、まずテールゲートの内装を取り外しました。
ガーニッシュ固定ボルトを全て取り外して、ガーニッシュを外ました。
既に陽は落ちて暗くなって来ましたが、カメラコードの室内への引き込みが一苦労。
最初にテールゲートの中へ引き込むところは、ナンバー灯コードだけの専用パーツのため、それを使ったカメラコード引き込みは出来ず、コーキング剤で穴埋めしました。
で、リアカメラはナンバー灯横の樹脂パネルに下側から木ネジ2本で固定。コードの通る隙間は半田ごてで溶かして開けておきました。
配線接続は、電源線をバックランプの+に接続させ、IGN ONでバックギアに入れてバックランプが点灯する時だけ電源が入るようにしました。
ちなみに通電稼働テストした際に、バックランプLEDバルブの半分くらいの素子が左右共に不点灯でした。導入当時は明るいと思っていたのですが、最近それほど明るくないな~と思っていたのは慣れではなく、素子不点灯が多くなっていたのが原因だったんですね。
ということで、後日でですが、爆光の新しいLEDバルブに交換しました。
で、映像入力コードは延長コードに接続し・・・
最後の難関、テールゲートの上部にあるグロメット蛇腹の中を通すのですが、普通のアナログ映像用端子で太いので、少しずつしか通らず苦労しました(汗。
でも苦労して通った時↓の達成感があります。汚れた手の画像はご容赦ください(汗。
で、暗くなったので画像はありませんが、後は天井運転席側の内装内張りを少しずつめくって中に映像用コードを運転席ピラー下まで這わせて、運転席ダッシュボード右側のモニター接続コードの白線へ接続。
この5インチモニターは2系統入力出来、黄色線が常時ONでフロントカメラに繋いでいるので、普段はフロントカメラが映り↓
信号優先切り替え機能(白線)があるのでギアをバックに入れるとバックランプ電源に接続したリアカメラが作動して映像入力信号が白線に伝わり、バックカメラがモニターに映ります。↓
カメラコード途中に飛び出ている2本のコードを切断すると、補助線・鏡像映像となるので、テールゲートの内装を一端付けた後だったのですが、もう一度上部だけ剥がしてコード切断して取り付け作業は終了し、レガを駐車場から外に出して、カメラの左右前後の角度を調整しました。
④9/17 モニター位置変更・フロントカメラ移動
モニター・前後カメラを取り付けて1週間弱走って、気になる部分を修正しました。
まずモニターですが、付属の吸盤式スタンドを用いてフロントウインドウ右端に設置したのですが、右側の視界で死角になるところがあって気になるので、モニターによる死角が殆どないピラー手前に変更することにしました。
ステーは自宅にあった、以前何かに使ってたものを再利用。
元々ブピラーにースト計を付けていた部分のネジ穴を利用してステーを固定。
ステーが長いので補強を兼ねて半分に折って二重に重ねて使用。
モニターに付属していた吸盤式スタンドを使わず、両面テープ式のスタンドに半田ごてで適切な穴を空け、ステーとネジ・ボルトで結合(実際には見栄えの問題でこの後ネジ位置を逆にしました)。
ステーを改めてピラーにネジ止め固定し、モニターをスタンドに取り付けて位置調整。
位置変更前
↓
位置変更後
大幅な移設でなく、地味に少し移動させた感じですが、モニターがピラー上になったため、ドライバーの視点ではモニターによってフロントガラスの隠れる部分(死角)がなくなりました。
次にフロントカメラ位置の調整。
最初に取り付けた位置はナンバープレート中央下側に少し出っ張る状態でした。
車検上で微妙な位置なのと、ほぼ前方右側のモニターを目的としていることからナンバープレート右側で、ナンバープレートの内側(後ろ側)にカメラを移動させるため、やっぱり以前何かに使った小さな金属ステーを再利用。
移設した状態
フロントカメラですが、広角なので画像中心から左右上下に離れると実際の距離より視覚的な距離が遠く見えてしまうため、かなり右側に向けて見通しの悪い交差点で右方から近付く対象物を把握し易くしました。
で、実際に走行してみると、見通しの悪い狭めの交差点で少しずつ進入しての右方確認はし易くなりました。
⑤9/18午前 モニターの庇設置
9/17に夜間走ってみた際に、モニターの光が右側ウインドウに反射してドアミラーの一部が視認し難くなったため、モニターの特に右側を大きく覆う庇を自作して取り付けました。
これで夜間もモニター反射によってドアミラーが見難くなるのを避けられました。
モニター・カメラ設置してバックギアに入れた状態の最終的な運転席からの景色
一応、前後確認用のモニター・カメラの設置・調整の作業は数日掛けて一通り済みましたが、広角カメラ故に画像中央付近とそこから離れたところだと距離感が変化してしまうので、特にフロントの場合は右方からの移動接近対象物との距離が分かりにくくなってしまうのが難ですね。
狭角で歪みが少ないカメラの方がモニタリングには適している可能性が高そうなので、何れそちらへ変更するかもしれません。
また、これはカメラ性能の問題というか、おそらくカメラという機器の限界かもしれませんが、カメラ取付け位置がナンバープレート下側で低く、東側が右方になる晴れた朝などは直射日光が差し込んで白飛びしてしまいます。曇りだったり、冬の時期でまだ朝陽が昇る前であれば良いのですが・・・。
一方、リアカメラは下向きに取り付いているので直射日光の影響は受けず、バンパー直近ギリギリの状況もほぼ視認出来ます。
ドラレコ連動の室内設置リアカメラでのモニタリングでは、バンパーギリギリの位置を見ることが出来ないので、切り替えしやバックがより安心して出来るようになりました。
特に夜暗くなってからは、濃色リアウインドウの内側に取り付けたドラレコ兼用リアカメラだと画像が暗めで視認し難いところ、ナンバープレート横に設置したリアモニターカメラだとバックランプを明るくした効果もあって、見え易くて良かったです。
最近のクルマはアラウンドビューモニターやセンサーなど安全性能が標準もしくはオプションになっていて装着している方も多いですが、レガはこれまで17年間バックカメラもなしで良く頑張って来たなぁという感じです(笑。
カメラの限界もあるので万能ではありませんが、年齢的にも徐々に認知機能が低下して来ますので、早めにこうした安全機能は取り入れておいて良かった~というシーンは今後も出て来ると思います。
当然、見通しの悪い交差点は位置停止や徐行、狭い場所での切り替えし等は目視での安全確認を基本としますが、前後カメラとモニター設置は普段の通勤からロングドライブまでかなりのシーンで安全確保に大いに役立ちますし、ドライバーのストレスや疲労の軽減にも貢献してくれると期待しています。