以前から気になっていたラジコン。
発注したCBの納期が想定した以上に遅くなって計画していた弄りも出来ず、クルマメンテも少な目だったので結構暇を持て余していたGWに、前からYOU TUBEを見てマニアの人の評価も結構高かったので注目していたMS-86SをamazonでGET、そのままでもクローラーとしての性能は結構高いとのことでしたが、何かしら自分好みにしないと気が済まない性分なので、早速スプリングとステアリングロッドをカスタマイズしたのが泥沼①。
この時、既に別のカスタマイズパーツも発注していて、弄るつもりでいたのですが、本体と少し弄った初日にクローラー的な遊びをしていたら、ステアリングサーボを壊してしまいました(笑。
速度を出すレーシングカー等の場合は駆動系モーターに負荷が掛かりますが、ゆっくりと道なき道、特に岩場に見立てたような凸凹を登り降りするクローリングの場合は駆動モーターよりもステアリングを左右に切り返している時間が長く、負荷が掛かります(ステアリングを切った状態を維持する時間もモーターに荷電している)。さらに、据え切りも多くするため、ステアリングサーボのモーターが非常に加熱してしまい、サーボの駆動が不安定(駆動したりステアリングが元に戻らなくなったり)になってしまいました。
ということで、以下の作業はGWの5/4に進めた作業ですが、サーボを補修交換することにしました。
本格的なクローラーラジコンは高トルクのサーボが搭載されていて、さらに強化アフターパーツも結構リリースされています。
正確には分かりませんが、MN-86Sの純正サーボのトルクは2~3k程度らしく、リリースされているのが5倍以上のトルクがあるものがメインのようです。
そこで純正の10倍以上トルク(30k)の強化サーボをamazonで購入しましたが、MN-86S用カスタマイズパーツではなく、汎用品です。
購入した時点では気付いていなかったのですが、純正品と比べるとサーボ自体(ボディ)一回り大きく、マウントに固定する穴位置も違ってそのままポン付け交換が出来ません。
純正マウントはプラ製で、フロントアクスル上にネジ止め固定されており、ホーシングとボディを繋ぐ下部サスペンションロッドの接続部品も兼ねています。↓
このマウントのサーボステー部分だけを切断し、何かしら工夫してサーボを固定することも考えましたが、カスタマイズパーツとしてサーボマウントがamazonで出ていたのでポチリました。
サーボマウントは納品まで時間が掛かるパーツだったので、既に納品していた他のパーツでカスタマイズを進めました。
最初に金属製プロペラシャフト・リダクションギアボックス~トランスファギアボックスのプロペラシャフトのセット、金属製トランスファギアボックスの交換。
クローリングしていると駆動系に負荷が掛かって破損するのはホンモノでも同じ。その前に強化しておくってことです。トルク強化したモーターへの交換も視野に入れています。
そして、初日にスプリングのみソフトタイプに交換したサスペンションでしたが、もっとストロークを増やしたいと思ったのと、クローリングでの走破性を高めるには車高も高くしておくべき、ということでやはりamazonでアルミボディの安価サスをGET。
でも、そのままだとスプリングが硬めだったので初日に購入していたタミヤのスプリングにソフトのロングもあったので、そちらに交換しました。
上の画像だとスプリング受け部が高いので全長が短め(80mm)ですが、最長で90mmとなり、純正サスの穴位置間(全長約60mm)に比べると30mm長くなります。
スプリング交換時にダンパー(一応ホンモノと同じようにオイルを入れられるようになっている)を確認するとスムースに動かないので、内部のシャフトに通されたOリング2つとオリフィスを取り除いて、単なる筒にしておきました。
オイルも念のためタミヤ品を買っておいたのですが、安価な中華ダンパーだとオイルが結構漏れるとの評価だったので、取り敢えずオイルは入れませんでした。
フロントの片方だけサス交換すると↓位車高が違います。
4本を交換装着するとこんな感じ↓
一輪をここまで上げても他の3輪が設置していて、クローリング性能が大きく向上しそう・・・。
しかし、ここで新たな問題発生。
車高が30mm上がったことで、プロペラシャフトのジョイント部分角度がキツクなってスムースに動かなくなってしまいました。
対策としては①車高を下げる、②トランスファギアボックス部分を下げる、③リリースされていればホイールハブ側にリダクションギアを組み込まれたホーシングに交換する、となります。
①はサス交換の意味がなくなるので却下、③は適用できそうなパーツが見当たらず却下、ということで②を進めることにしました。
②は腹の部分が下がるので擦って走破性が多少下がりますが、①車高を落とすと前後バンパー位置も下がることから、②の方が走破性が高くなりますし。
リダクションギアボックスを固定しているマウントはラダーフレームに4本ネジ止めされているので
M3ネジ+ナットもいくつかの長さのものをホムセンで購入し、以前買って自宅にあった0.5mm厚の真鍮板を切って、プロペラシャフトがスムースに動く位置(約20mm)ダウンさせ固定させました。
ホーシングとトランスファギアボックスを繋ぐプロペラシャフトは長さに融通が利くのですが、モーター+リダクションギアボックスを繋ぐプロペラシャフトは固定式(φ5×長さ20mm)で、トランスファギアボックスが下がった分、少しだけ(7mm位)シャフト長さが足りなくなります。
そこで、φ5の適当な長さの金属シャフトがないかネットで探していると、棚板用のダボがφ5みたいなので、ホムセンで探すと25mm長さのダボがありましたので購入。若干長さが足りない可能性もあったので、ネジコーナーでM5全長ネジで30mm品もあったので、こちらも購入しておきました。
プロペラシャフトのジョイントはイモネジでシャフトに圧着して固定させるので、シャフト端部はリューターで少し削って平らにしておき、トルクが掛かった時にも滑り難くしておきました。
購入した25mmダボと30mm全ネジを試したところ、ダボだと長さ的にギリギリな感じだったので、余裕を持って全ネジの方を使いました。
ワンオフ加工により車高30mmアップしてもプロペラシャフトは円滑に動くことを確認しました。
あと、問題というか、想定していたのですが、サスストロークが上がったことにより、沈んだ時(足上げした時)にボディ・フェンダーへタイヤが接触しますので、スムースに走破出来るよう、ボディ・フェンダーを思い切って(ハンダゴテで溶かして)カットしちゃました。
細かい加工は後回しにしていますが、ボディを被せてフルストロークさせるとこんな感じ↓
95mm(モデルスケールが1/12なのでに1m位)足上げしても他の3輪は設置しつつ、ボディ・フェンダーに接触しない状態ということですね。
ラジコン沼③に続く・・・