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2022年08月28日

第六回 酒都で聴く女流義太夫の会 : 竹本駒之助 × 吉田和生 ~人間国宝の競演~ (2022/8/28)

第六回 酒都で聴く女流義太夫の会 : 竹本駒之助 × 吉田和生 ~人間国宝の競演~ (2022/8/28) 初めての経験となる「女流義太夫」の公演を楽しんできました~












女流義太夫…、これまで聴いたことがありませんでした。
今回は通常の劇場公演ではなく小さなイベントホールでの1日限りのスペシャルな開催ですので、じっくり楽しみたいと思います。


第六回 酒都で聴く女流義太夫の会
竹本駒之助×吉田和生 ~人間国宝の競演~
良弁杉由来「二月堂の段」





公演の概要
会場は日本酒の「白鷹」の醸造元の施設で、観客は88名と非常にこじんまりしています。 醸造元でのイベントということで幕間に「唎酒」があるのが嬉しいですね(笑)




公演について
吉田文雀師七回忌によせて
文雀・駒之助両師による、文楽人形・女流義太夫共演の軌跡を辿る

江戸時代中期に生まれた「女流義太夫」は、人形浄瑠璃文楽や歌舞伎で演奏される義太夫節に対し、役者や人形をともなわない、浄瑠璃と三味線のみによる「素浄瑠璃」というかたちで芸が継承されました。この伝統に対し、女流義太夫に文楽人形を伴って上演するという画期的な試みが、かつて大阪で行われていました。当時関西の女流義太夫で活躍し、一座を組んだ興行により、興行主としても手腕を発揮していた竹本三蝶が、戦前から1960年代にかけて、吉田栄三、文五郎といった錚々たる人形遣いの面々とともに、人形浄瑠璃公演を定期的に開催していたのです。そこに参加していたのが当時若手だった文雀師と、三蝶一座に加わっていた駒之助師でした。久しく途絶えていた文楽人形と女流義太夫の共演が、2008年、東京にて、文雀師と駒之助師により復活しました。その後2018年には、ここ白鷹禄水苑にて、駒之助師と和生師で実現し、以来両人間国宝による競演は今回で3回目となります。

今年8月、白鷹禄水苑の文楽公演「酒屋万来文楽」でお世話になっていた文雀師の七回忌を迎えるにあたり、文雀師と駒之助師の60余年にわたる長きにわたる縁によって実現した、2008年の記念すべき人形浄瑠璃公演の演目「良弁杉由来 二月堂の段」を取り上げ、女流義太夫の振興にも協力を惜しまなかった文雀師を偲ぶと共に、文楽人形と女流義太夫共演の軌跡を辿りたいと思います。
公演後の第二部では、お二人による対談形式で、文雀師の思い出も交え、関西におけるかつての女流義太夫界、文楽界、また両者の交流についてなど、貴重なお話もおうかがいします。



プログラム
人形浄瑠璃の舞台公演の後に人間国宝同士の対談があります。



出演者
太夫は人間国宝の竹本駒之助さん。 そして人形はこちらも人間国宝の吉田和生さん。 豪華な出演者です。





竹本駒之助
かろうじてお名前だけは存じ上げていましたが…、どのように語られるのか、じっくり聴きたいと思います。



吉田和生
毎度おなじみの和生さん。 柔らかく優しい人形遣いが非常に魅力的です。





公演当日。

先週に引き続きこちらのカメラを持参しました。
SONY RX1RII




夜半から雨脚強めで、自宅を出る時もかなり降ってました。
いつものようにリムジンバスで羽田へ向かいます。首都高は渋滞なしで少し早めに到着。

時間が中途半端なためかラウンジは案外空いていました。





まだまだ雨脚強め。



移動スケジュールの関係で昼食が遅めになるのでしっかりと食べておきました。


がっつりと…




NH021
B767-300
羽田(11:00) ~ 伊丹(12:05)
今週のフライトもほぼ満員ですね。



まだ降っています…



伊丹空港には定刻に到着。
リムジンバスで西宮北口駅へ向かいますが、乗り継ぎ時間が15分! ダッシュでギリギリ間に合いました~




経由地の「阪神甲子園駅」近くの郵便局。



テレビでは数限りなく観ていますがホンモノは初めてでした。



渋滞もなく順調に到着しました。
ふと気がついたのですが、「西宮駅」の北口ではなくて「西宮駅北口」という駅なんですね…

駅前のショッピングセンター街的なビルでサクッと昼食です。
青椒肉絲定食…、というよりはモヤシ炒め定食な感じでした(笑)



タクシーで目的地まで移動します。
運転手さんがいかにも関西な感じの面白いおじさんで、「この駅前は阪急ブレーブスの本拠地だったんやで~」などと地元ネタをふんだんに教えてくれたり、ご自身が西宮神社の福男選びで2等になったことがあるなど(ほんと?)、楽しませてくれました~




白鷹禄水苑






隣は工場なのか倉庫なのか、いずれにしてもこの一帯は「白鷹タウン」な感じですね。



さて、建物の中に入ります。





さほど大きくない木造の建物ですが、中はとても良い雰囲気。







週末のみ営業しているというバーで日本酒の飲み比べを楽しんでいる方も沢山いらっしゃいました。



まだ時間があるので中庭で一休み。



気持ちの良い青空です。



紅葉の頃も綺麗なんでしょうね。



風情があります。



宮水を汲み上げていた井戸でしょうか…?



そろそろ開場時間です。




開場(14:30)
今回のイベントは2階のホールで行われるようです。







こじんまりとしたホールに約90名が集まりました。



舞台や出語り部分はかなり窮屈ですね。






開演(15:00)

良弁杉由来 (りょうべんすぎのゆらい)
 二月堂の段


太夫  竹本駒之助
三味線 鶴澤津賀花
人形  吉田和生
    吉田玉佳

あらすじ
東大寺を開山した良弁僧正が幼い頃に鷲にさらわれたところを義淵僧正に救われ、成人して立派な僧になった後に、母と再会したという伝説を取り上げた作品。全四段中最大の山場となる母子再会の場面が「二月堂の段」。

大聖人として誉の高い良弁僧正は、日課としている二月堂への礼拝の折、堂前の杉に向かい、我が身の上に思いを馳せ、この世に生を与えてくえた父母を慕って涙にくれる。そこで目に入ったのが、木に張られた書き物。あたりを探させ連れてこられたのはみすぼらしい老婆だったが、如意輪観音のお守りが証拠となって実は母親だとわかり、渚の方と僧正は三十年ぶりの親子の対面を果たす。

艱難辛苦の日々を乗り越えた、切ないまでの子を思う母の気持ちと、高僧とあがめられながらも、純粋無垢に親を思う気持ちが一つとなって昇華する感動的なラストシーンとなる。


(ウェブより転載)




とても狭い舞台ですが、大きな動きがない演目ですのでなんとかなったようです。

太夫の語りは…、80歳とは思えないしっかりとした声量と情感たっぷりに語る巧みな芸はさすがの一言です。
男性登場人物の低めのセリフ回しなどはちょっと難しそうでしたが、女性登場人物は生き生きと語られますし、謡いの部分はとても魅力的でした。



休憩(16:00 ~ 16:30頃)

休憩中に中庭で日本酒の唎酒を楽しむことが出来ました。



白鷹 生酛 純米 呑みきり原酒



蔵出しのときのみに楽しめる特別な酒とのことで、甘さと旨味のバランスが良い酒を堪能しました。





少し日が傾くと風が心地よい涼しさに変わってきました。




第二部(16:30 ~ 17:00頃)

駒之助さんと和生さんの対談です。
さほど期待していなかったのですが(スミマセン!)、様々な芸の話題や昔話がドンドンと飛び出してきてかなり楽しめました!

「芸」を極めた方々ならではの独特な感性や、観覧者側からはわからない細かな技術や心の持ちようなど、非常に興味深い話ばかりでした。




終演(17:00頃)

さて、帰ります。
本来であれば帰路も伊丹~羽田のANA便を使うところですが、自宅までの所要時間を計算すると新大阪から新幹線を利用するのと大差ないことが判明。
それであればたまには新幹線を使ってみることにしました。

まずはJR西宮神社駅まで徒歩移動、そして神戸線で新大阪まで移動します。



新大阪18:32発の「のぞみ118号」で帰ります。
贅沢してグリーン車にしちゃいました。とはいえ、所要時間2時間28分は長いですね…



夕食は新幹線車内にて。
大阪ならではのお弁当が思いつかず、「神戸ビーフ」のお弁当は高過ぎて手が出なかったのでフツーな感じの幕の内弁当になりました。






東京駅到着は21:00。
タクシーで自宅に戻り、今回のイベントが終了です。


女流義太夫、かなり楽しめました。 そして、白鷹のイベントも伝統芸能をしっかり応援しようという強い意気込みが感じられてとても楽しめました。
次回もぜひ参加したいと思います。




【 おまけ 】
今回は夜だけシッターさんにお願いしました。
お留守番頑張ってくれました~(若干うなだれ気味…?)




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Posted at 2022/08/29 13:00:54

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