今シーズン最後を締めくくる、スカイライン ミュウジアムの秋イベントに行ってきました。
今年は、初代スカイライン誕生から60年、ジャパン発売から40年の節目です。
で、秋イベントのテーマは・・・
スカイライン S54
この車の誕生は、1964年。
今年で53年・・・
キリのいい年ではありません・・・
多分ゲストが、砂子義一さんだったからなんでしょうねぇ。
ですが当日、砂子さんは体調不良でお休み。
いつもは午前、午後と2部構成のトークショーも、今回は午後の1回だけ。
しかもゲストがお休みで、参加されるのは、いつものR31,R32主管の伊藤さん、R33,R34主管の渡邊さん。
司会は、ジャーナリストの片岡さん。
大丈夫なのか? このメンバーで。
結論からいくと・・・グダグダでした。
多くの時間を伊藤さんが話してくれたので、なんとか時間は繋がりました。
でも内容は、大御所が参加するオフ会に居合わせて、話を聞いている様な感じで。
全体の進行がない中、出たとこ勝負のトークショーなんですよ。
流石にS54は、私の生まれる前の車なので、ほとんど実体験の記憶はなりません。
簡単にその歴史をご紹介しますね。
誕生は、1964年。
第2回日本グランプリ GT-IIクラスに参戦する為に、100台作られたホモロゲモデルです。
元々1500ccだったスカイラインのエンジンルームを、200mm延長。
そこにグロリア用2000cc 6気筒をぶっ込んだマシンでした。
延長にあたり、ボンネット、フェンダー等はニコイチで溶接しています。
生産した100台のうち、レース車両、テスト車両で、まずは使い。
残りは、販売されました。
現在、どのくらい残っているのでしょうかね?
この時の車名は、
スカイライン 2000GT
ウェーバーの数違いで2つに分かれていないので、「GT」だけです。
とにかくレースに間に合う様、突貫で作ったホモロゲモデル。
タコメーターも別体で、インパネ上についているのが特徴です。
そういえば、この怪しい雰囲気の青い写真。
子供の頃に見た自動車図鑑で見たことがあります。
そしてレース直前。
ライバル不在で優勝間違いなしのスカイライン GTの前に、突如立ちはだかる高い壁。
ポルシェ 904
当時最新鋭のレーシングマシンが、エントリーしてきたのです。
そして、レース当日。
前日の予選でクラッシュし、痛々しい姿で参戦したポルシェ。
それでも純レーシングマシンですから、市販車改造のスカイラインでは勝負になりません。
ですが7週目のヘアピンで、周回遅れの処理に手間取ったポルシェ。
その隙を突いて、スカイラインがトップに立ちました。
そしてスカイラインは、ポルシェを従えグランドスタンド前をトップで通過。
観客席からは、割れんばかりの大歓声が上がりました。
これが、「スカイライン伝説」誕生の瞬間です。
結局、次の周にはポルシェに抜き返され、独走を許すこととなり。
スカイラインは、2位でレースを終えるのでした。
翌日のスポーツ紙の見出し。
「ポルシェ優勝」ではなく「泣くなスカイライン」だったのでした。
この反響を受け、スカイライン GTは量産化が決定。
今度はボディのプレス型も製作、タコメーターもメーターパネル内に収まり。
1965年に販売されました。
続いては、展示車のご紹介。
スカイライン(C10)バン
父が勤務していた会社の社用車に、これがありました。
いつもはチェリー バンを愛車の様に使っていましたが、1度この愛スカバンで出掛けたことがありました。
スカイラインとはいえ、4気筒シリーズはしっかりとした実用車です。
同じプリンス系でも、ローレルにはワゴン、バンはありませんが、元ファミリーカーのスカイラインには、ちゃんと設定されています。
バンにも、1800が設定されていたのですね。
バンは1500のみだと、思っていました。
ダットサン 240K GT
スカイラインは、オーストラリア等の右ハンドル圏に輸出されていました。
エンジンは車名の通り、L24搭載の2400ccです。
実はこの車、ヨーロッパ仕様もあるのだそうです。
これ、左ハンドルなんですよ。
歴代スカイラインの輸出モデルは、全て日本と同じ右ハンドルだと思っていました。
今年の岡谷でのイベント運営ですが。
春は日産、夏はお休み、今回は岡谷市だったのかな?
いつものオーナーズクラブでは、なかったです。
昨年、開館20周年の節目だったのですが、まさかそれを期に運営から撤退?
今年が物足りなかった最大の原因は、ここです。
やっぱり、スカイラインが好きな人達が運営しないと、楽しくはありません。
岡谷でV37の話をされても、あれはやっぱり違う車としか思えません。
有名な方を呼んでのトークショーでも、進行がしっかりしていないとグダグダです。
来年は、どうなるんだろう?
そもそも、開館されるのだろうか?
以前、収支が厳しい話をされていたことがありましたので。
少しでも貢献出来る様にと、今年はお土産を買いました。
昨年の秋は、自分のスカイラインで参加した最後だったんですよね。
スカイライン手放して、もう1年か・・・
1年なんて、あっという間に過ぎてしまうので、もっと大切に過ごさなければいけないなぁ。
ちょっと反省です。