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くまとっどのブログ一覧

2021年02月26日 イイね!

原付公道グランプリ 後編

原付公道グランプリ 後編最速の座を射止めるのは、誰か?

決着をつけるべく開催された、原付公道グランプリです。

このバトル、コース概要からパワー勝負になるのは必至。

スタート前から、粗方の結果は見えています。

そんな公平とは言えない状況にもかかわらず、参戦を決めた猛者は以下の4台でした。





エントリー№ 1 ヤマハ パッソル

2.3ps 45kg 19.57kg/ps



1970年代後半、ホンダ ロードパルと共に、原付バイクブームを牽引した立役者です。

ロードパルはバーステップだったのに対して、こちらはステップスルー。

スカートで乗る女性には、こちらの方が向いていました。

現代スクーターの礎とも言えますね。

私達の頃になると、あまりにも非力なエンジンに喝!を入れるべく。

JOGエンジンを換装した「パッジョグ」、アクティブのエンジンを換装した「パクティブ」なんて言うのもありました。

今回のエントリー車両は、完全フルノーマル仕様。

オーナーの彼は、地元で有名なお稲荷さん横の急坂を、アクセル全開に加えて自らの脚力も使ったハイブリッド走法で攻略したという強者です。

今回もスタートダッシュでハイブリッド発動し、軽量ボディを生かした走りが出来るのか?





エントリー№2 スズキ ジェンマ

3.5ps 65kg 18.57kg/ps



それまでの「ミニバイク=女性」のイメージからは脱却。

スズキが新たにターゲットとしたのは、大人の男性でした。

CMキャラクターは、ジュリア―ノ ジェンマ。

車名の由来にもなっています。

駆動系は、一般的なスクーターがCVTだったのに対して、ジェンマは3速AT。

発進時、いきなり「ミ~ン」と高音を発しながら、音と車速が合わない加速をするCVT車とは、一線を画いています。

ジェンマは1速から発進し、エンジンが回転を高めると共に2速へ。

クルマの様な加速をします。

しかも、そこは大人のスクーター。

高回転を多用し絶叫する様な事を、良しとしません。

シフトチェンジは、そのジェントルなキャラクターを反映してか、早めにアップ。

素早いシフトアップでトップギヤに入れ、そこから最高速の伸びで勝機はあるのか?






エントリー№3 ホンダ DJ・1

5.2ps 52kg 10.00kg/ps



ますます過熱化する原付バイクブーム。

ヤマハはスポーツスクーターJOGを発売し、市場を席巻します。

それを迎え撃つべく誕生したのが、ホンダ DJ・1です。

その気概は、車名にも表れています。

DJ・1、公式では「Dolphin Jump No1」とされていますが・・・

裏の意味は「打倒 Jog」だという噂が。

今回のエントリー車両は、特別仕様のウィングスペシャルエディション。

パステルカラーが、勝利を導くのか?






エントリー№4 ホンダ ディオ

6.4ps 59kg 9.22kg/ps



これ、私が今も乗っている、平成元年1月登録の初期型です。

ブランドが今も残る、名車ディオの初代モデル。

パワーウエイトレシオも、パッソルの半分以下です。

当時の2ストモデルは、ダッシュ命!

現在の4ストモデル相手でも、負ける気がしません。

今回のバトル、ディオに強烈なアドバンテージがあります。

負ける理由が、見当たりません。




私が考える、勝利の方程式。

ライバルは事実上1台のみ、DJ・1です。

マックスパワーで1.2psの差は、DJ・1にとっては致命的でしょう。

当時のスクーターには、もう60km/hリミッターがありました。

なので、DJ・1もディオも、最高速は同じです。

つまり加速時、先に最高速に達すれば、もう逆転は不可能なのです。

このバトル、私にとってみれば勝利へのツーリングみたいなものです。







そして迎えた、バトル当日。

4台のマシンはスタート地点で、その時を待っていました。

コースは、見える限りオールクリア。

楽勝ムードの私ですが、油断は禁物です。

勝負は下駄を履くまで、わかりませんから。



そして、カウントダウンが始まり・・・遂にスタート!

各車一斉に飛び出します。



私も右手で力いっぱいアクセルを開け、フラットアウト。

前を見据えて、フル加速します。

バックミラーを見ると、写っているのは、パッソルとジェンマだけ。

DJ・1の姿がありません。

という事は、まだ彼は横にいる・・・

再び前を見据えながら、右手はまだまだフラットアウト。

視線を移したバックミラーには、2つの点とDJ・1。

これでバトルは決しました。

あとはゴールまでのソロツーリングです。







右手はフラットアウトを維持しつつも、緊張は解けて無駄な力も抜けてきました。

バックミラーに写る状況は、2つの点と、大きくも小さくもならないDJ・1。

あとはミラーでこのインターバルを維持したまま、ゴールまで走りきるまでです。

バトルは決したものの、常に後ろを注視しながら、右手はフラットアウトを維持。

バックミラーに写るのは、相変わらず2つ点とDJ・1です。



トップ独奏だったディオに、不穏な空気が漂い始めました。

バックミラーの映像が、同じではなくなっている・・・。

DJ・1が先頭なのは変わらず。

その後ろ、2つの点は1つになり、もう1つの点が赤いスクーターだと分かる程に大きくなっていたのです。

まさかDJ・1Rが失速したのか? なにかトラブルでも起こったのか?

しかしミラーを見る限り、DJ・1の大きさは変わっていない様に思えます。

それよりも、今はトップでゴールする方が先決です。

スピードメーターの針をスケール上限に張り付かせたまま、ディオを疾走させます。







暫し後、バックミラーに写ったもの。

そこには驚きの映像がありました。

DJ・1に襲い掛からんとするのは、赤いジェンマ。

やはり、DJ・1にトラブル発生なのか?

いや、そんな事はありません。

なぜなら、バックミラーに写るDJ・1の大きさは、変わっていないんです。

変わっているのは、ジェンマの方。

僅かながらに大きくなってきていたのです。

ジェンマが、DJ・1のそれを越えたのは、その直後の事でした。



嘘だろ? 3.5psのジェンマが、5.2psのDJ・1をオーバーテイク?



ジェンマの姿は、その後も歩みを止めることなく、バックミラーの中で大きくなっていきます。

ディオとの距離さえも、詰めてきているのです。

一体どうなってるんだ?

ディオのセカンダリータービンが、止まってんじゃねーのか?

(付いてないけど)







みるみる大きくなってくる、赤いジェンマ。

こちらがオーバーテイクされるのは、もはや時間の問題です。

遂に迫り来るその姿が、バックミラーから消えました。

ゆっくり横を向くと、そこにはが微速ながら近付いて来るジェンマが。

無駄な抵抗だと知りながらも、上体を伏せ空気抵抗の削減させますが・・・

エンジン全開のディオには、もうなにも効かないのです。

一体なにが起こっているんだ?

たった3.5psおジェンマに追い込まれるなんて、そんな事、ありえない!



ディオやDJ・1は、原付の60km/h規制後に販売されたモデル。

なので開発時から最高速が60km/hになる様に、エンジン、駆動系が設計されています。

対してジェンマは、規制前のモデル。

リミッターは装着されていません。

以前、このジェンマに乗せてもらった事があります。

CVTの様に高回転を多用せず、シフトアップタイミングも早いので、加速は緩慢。

なので、私は「遅い」と評価していました。

でもそれは、あくまで加速時の話。

最高速は、また別だったんです。

ジェンマは非力ながらもギア比の関係で、最高速が僅かに60km/hを上回っていました。

コースがもっと短ければ、スタートダッシュのマージンを生かして逃げ切れたのでしょう。

ですが今回は、それをゴール前で使い果たしてしまいました。

これが、ジェンマが大逆転出来た、勝利の方程式です。







ジェンマがゆっくりとディオに並び、そしてゆっくりと遠ざかっていきます。

手を伸ばせば、捕まえられるかの様な速度で。

フラットアウトのディオには、もう成す術がありません。

ただ茫然と見送るのみ。

この現実が、理解出来る心境ではありません。

参加メンバーで最強エンジンのディオが、まさか敗北するなんて・・・




どんなに勝算が高くとも100%という事はないと、思い知らされました。

それにしても、DJ・1でなくてまさかジェンマに破れるとは・・・

その後、トップでフィニッシュしたのは、ジェンマ。

2位以下は、ディオ、DJ・1、パッソルと・・・




スタート前では予想も出来なかった、大逆転劇。

オーバーテイクされたの光景が、今も強く残っています。

フルフェイス越しでもわかる、彼の満面の笑みが。
Posted at 2021/02/26 11:05:47 | コメント(7) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2021年02月19日 イイね!

原付公道グランプリ 前編

原付公道グランプリ 前編モータースポーツの歴史は、2台目のクルマが誕生した時から始まる

そんな言葉が、有る様な 無い様な。

互いに競い合い切磋琢磨する事で、自動車は進化を続けて来ました。



・・・なんてお堅い話ではありません。

「誰が一番速いか、競争しようぜ!」 中学生の頃、自転車でやったりしませんでしたか?

今回は、そんなレベルのお話なんです。



人生初の運転免許は、18歳からの普通自動車のもの。

そんな人が、私を含めかなり多いです。

でも18歳を待たずして、法的には取得可能な免許もあります。

自動二輪です。

ですが、これを手にする人は皆無でした。

それは、私たちが高校生だった1980年代。

いわゆる「三ない運動」と呼ばれるものがありまして、高校生は実質免許が取れない状況にあったからなのです。






そして無事高校も卒業し、いよいよ自動車免許を取得。

家のクルマ、或いは自分のクルマ等を、街で走らせる事が可能になりました。

そして段々分かってきた事。


クルマって、思ったほど便利じゃない


当時住んでいたのは、実家のある東京。

折角免許を取った事だし、クルマの運転が好きだし。

出掛ける時には、うちのスカT(ジャパンTI)を積極的に使っていました。

ですが、出掛けてみたものの、都内はどこも渋滞。

いくらか空いてきたなぁと思っても、どこまでも続く信号機。

なんか発進のクラッチワークを、ずっと練習しているみたいです。

目的地に着いたら着いたで、今度は駐車場の心配。

無事見つけられたとしても、当然タダではありません。

とにかく時間とお金が掛かるんですよ。

「これなら電車移動の方がいいいんじゃない?」 正直思いました。

東京はクルマで快適に移動出来る様には、残念ながら出来ていないのです。






そうは言っても、クルマウマシカな私達。

電車っていうのもなぁ・・・やっぱり自分で運転して、自由に移動したいよなぁ。

街をボ~っと見ながら考えます。

あっ、これがあるじゃないか!






原付バイクです。

普通自動車の免許が取れれば、もれなく付いてきます。

仲間内では誰一人、原付の乗車体験がありませんでした。

ですが、乗れる資格があるんだったら、使わせて頂きしましょう。

そんな感じで、まずは私が原付に乗る様になりました。






最初に購入したのは、ヤマハ RX50。

これはシティコミューターと言うよりは、普通二輪(中型)免許練習用です。

ここでの練習が功を奏したか、無事に免許を取得。

大きなバイクは、RZ250RRになりました。


暫くはRZとRXの2台体制。

ですが、同じく免許取得練習用に欲しいと言う友人がいたので、RXは譲渡しました。

そして、バイクはRZだけに。

250ccの2ストバイクって、パッと乗ってちょっとそこまで・・・という感じではないです。

やっぱり、乗るには多少なりとも緊張が伴います。

クルマ(スカT)より速いし、やっぱり危険だし。

もっと気軽に乗れるのがいいなぁ。

という事で、今度はシティコミューターに特化したスクーターを購入しました。

友人から格安で譲ってもらったのが、これです。





ホンダ DJ・1 R


都内の渋滞を移動するには、RZよりも格段に便利です。

それにDJ・1Rには、RZでは使いにくい切り札があります。

エンジンを切って押せば、歩行者に変身。

一方通行の逆走も可能だし、歩道も歩けます。

こうして、近場移動はDJ・1になりました。



そんなこんなで、私の周りの友人達も徐々に原付ユーザーへ。

そういうのが何人か集まってくると、前述の様な話も出てきたりするんです。


誰が一番速いんだろう?


中学生の自転車競走は、ハードだけで優劣は付きません。

エンジンたる乗り手の脚力の方が、むしろ重要だったりします。

ですが、今回は原付バイク。

乗り手のスキルよりも、ハードの性能が影響大です。

正直やらなくても、おおよその見当は付きます。

でも、やってみるんですよ。

と言うか、やってみたいんですね。

そんな話がいつしか盛り上がり、決行する方向で話を進めていきました。



まずは、コースの選定です。

外的要因は、なるべく排除しなければなりません。

バトル中、間にクルマが入ったりすると、それでもう勝負アリですからね。

という事で、脇道がなく、交通量が極端に少ない道路。

そんなの近所にあるのか?

あっ、ここなら条件に近いかも?





河川敷 堤防道路


河川敷にグラウンド等があると、人が横断する可能性があります。

ですがこの場所には、それがありません。

また、この道から分岐する道が1本しかなく、最後は行き止まりになっているので、ここを通過するクルマもありません。

という事で、今回のコースはここで決定しました。

ここは直線ではありませんが、Rが大きい為、スタートしたらスロットルを戻す事はありません。

乗り手のスキルなんて、ほとんど関係なくなります。

単純に、もうパワー勝負です。

なので、走る前から99%結果が分かっちゃいますけどね。

そんな公平とは言えない条件にもかかわらず、集まったのは4人です。


さて、このバトルの結果は如何に。

だいぶ話が長くなりましたので、続きは次回へ。
Posted at 2021/02/19 10:19:34 | コメント(4) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2021年02月12日 イイね!

マンハッタンカラー

マンハッタンカラー歴代フェアレディZの中で、私的にはZ32と双璧をなしているモデルです。






S130


その境遇は、なかなか厳しいものがありました。

先代は名車の地位を確立した初代、S30。

大ヒット作の後に来る2代目ですから、そのプレッシャーたるや相当なものだった事でしょう。

結局は、初代に引っ張られる形でのキープコンセプト。

新鮮味に欠けていると言うのが、偽らざる印象です。

それに生まれた時代も最悪でした。

デビューしたのが1978年、まだ排ガス規制の暗黒時代真っ只中。

フェアレディZとて、例外ではありません。

むしろスポーツカーだというだけで、更に風当たりは強かったでしょう。

高性能を声高にうたう事は出来ず。

エンジンも他の日産車と同じ、L20とL28を甘んじて受け入れるしかありませんでした。

それなのに、なぜ私はこのモデルに魅了されるのか。

それはクルマに興味を持ち始めた小学生の頃に誕生した、数少ないスポーツカーだからです。

例えエンジンが、特別なものでなかったとしても。

その低く流れる様なデザイン。

日本車で唯一の2シーター。

そんなS130は、私の眼には華々しく映っていたのです。

確かに動力性能では、排ガス規制前のS30に劣るかもしれません。

ですがS130は、S30に比べてよりワイドになり、ノーズも240ZGの様にロング化。

流麗さを増したデザインに、私はすっかり魅了されました。

更にS130には、それまでなかったTバールーフと、これが新採用されていたのです。






マンハッタンカラー


シルバー&ブラックによる、2トーンカラーです。

この様な塗り分けは、過去に例がなかったと思います。

それにシルバー&ブラックという組み合わせも、このS130が初めてだったかと。

この2色がこんなに合うものなのかと、この時、思わされました。

このマンハッタンカラー、元々は限定車のカラーだったそうです。

それが好評を博し、MMC時にTバールーフと共にカタログモデルとして採用されました。

このマンハッタンカラーには、いくつかのパターンがあります。





これは一般的な配色で、シルバー&ブラックです。





これはシルバー&ブルーです。



また、後期に追加されたモデルには、こうのもありました。





通称、逆マンハッタン。

シルバー&ブラックの配色が逆です。

最後の最後に追加されたターボに、このパターンがありました。

そういえばこのターボも、なかなかZには搭載されませんでしたねぇ。

搭載されたのは、日本初のターボ、L20ET。

当初ターボは「ハイパワー化など、けしからん!」とされて、なかなか認可されませんでした。

そこを「ターボ化する事で、2800ccのパワーを小さく燃費が良い(はず)の2000ccで出せるので省資源」と論法を変更。

なんとか430型セドリック、グロリアで、初認可をされました。

その後、スカイライン、ローレルと順次ターボ化。

フェアレディZは、スポーツカーだからと言う事か、最後の搭載となりました。

さて、話をマンハッタンカラーに戻りまして。

海外に目を向けると、更に別パターンがあります。





ゴールド&ブラックです。

これは生誕10周年の限定車、DATSUN 280ZX 10th ANIVERSARYで採用されたものです。

なんともゴージャスなゴールドですね。

さすがはアメリカンです。

この10th アニバーサリー、エンジンが日本未搭載のL28ETなんです。

パワーは180hp (SAE)と。S130最強。

2000ccターボでも大変だったのですから、2800ccターボなんて、夢のまた夢ですね。





この2トーンカラー、人気はあったと思うのですが、なぜか次モデルのZ31では採用されませんでした。

ブラック&シルバー、あるにはあったのですが、なんか「これじゃない」感があります。

なぜなんでしょうね? Z31で継承しても似合うと思うのですが。

Z31もS130程ではないですが、キープコンセプトでしたからね。



このマンハッタンカラー、S130の印象が強烈です。

ですがもう1台(厳密には2車種)、採用されたモデルがあります。





ガゼール RS(S110)


シルビアと兄弟車になっていた、初代モデルです。

後期追加されたFJエンジン搭載車、RSに採用されていました。

パターンはボンネットが黒い、逆マンハッタンですね。

このモデルもアメリカには「200SX」として、人気を博していました。

その影響もあっての、マンハッタンカラー採用だったのでしょうかね。

カッコいい事に相違ないのですが、S130の様な「コレだ!」感が、少々弱い印象があります。

むしろ、これだったら、単色の方が似合っているのかなぁ。

このクルマのロングノーズ、ショートデッキではありますが、S130ほど流麗という感じではありません。

それとも、逆マンハッタンだから? 

やっぱりマンハッタンカラーは、S130 Zで決まりですね。





昨年、アメリカでコンセプトモデルが発表されました。

そのカラーは、イエロー。

アメリカはMr Kこと、アメリカ日産初代社長、片山豊さんのイメージなんでしょうか。

元々アメリカには、スポーツカー=イエローのイメージがあるそうなので、その影響かもしれません。

もし次期Zがあるのならば、是非マンハッタンカラーもラインナップに加えて頂きたいですね。

きっと似合うと思いますよ。


Posted at 2021/02/12 09:02:22 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日産 | 日記
2021年02月04日 イイね!

Tinna 待望のCD化

Tinna 待望のCD化もうCDで聴ける日は、二度と来ないと思っていました。

そんな諦めが日常となっていた昨年末、ひとつのニュースが目に入ったのです。






TinnaのCDが発売される!



「Tinna」をアーティスト名にする方は、少なくありません。

この名前で検索すると、かの有名な「Tinna Turner」を筆頭に、かなりの数がヒットします。

最初は、いつもの「ティナ違い」だと思っていました。

1970年代の終わり、僅か2年間だけ活動した女性ディオの話題なんて、今の世の中で出てくるはずはないのです。

ですが今回は違いました。

あのTinnaのCDが、ベスト盤になって発売されるのです。






ここで、Tinnaについての基本情報。

惣領智子さんと高橋真理子(桃色吐息の方ではない日系アメリカ人の方です)による女性デュオです。

元々はアメリカで活動されていたバンド「Brown Rise」のヴォーカルだった二人なんです。

Tinnaには、誰もが知る様な大ヒット曲はありません。

ですがテレビや映画等、いろいろなところでその歌声を耳にされた事が、ひょっとしたらあるかもしれません。

私の場合、初めてはこの番組でした。





ルマン 栄光への24時間


1979年、TBSで放送された番組です。

そのサウンドトラックをTinnaが担当していました。

その年参戦した童夢ー零RLには「Tinna」のステッカーも貼られています。

この時は、そういうディオがいるんだなぁ、くらいの印象でした。

それから、この番組にも登場してきます。






おはよう700 キャラバンⅡ


これも同じく1979年、TBS朝の番組です。

毎朝登校前に観てました。

その中でも特に好きだったのが、「キャラバンⅡ」です 。

当時、テレビの海外ロケは珍しかった頃。

世界各地をクルマで旅するコーナーが、この「キャラバンII」でした。

アフリカ大陸から東京とか、北南米縦断とか、かなりハードに走ります。

そこで登場するのが、トヨタ車。

それも、外観には大きなロゴ等が入っているのですが、全く普通のノーマル車です。

てっきりラリーレイド仕様みたいな装備のクルマかと思っていたので、最初は拍子抜けでした。

こんなノーマル然としたトヨタ車が、何事もなく走っていくのです。

なんかこれにも驚きましたね。






クルマで印象に残っているのは、カローラ サンマルのLB。

これでアラスカから南米フェゴまで、86,000km走るんです。

こんな普通のカローラで。

トミカダンディに、ほぼこれと同じ仕様のものがあり、それを持っていました。


Tinnaが担当したのは、番組最後の旅、「700DAYS THE WORLD」。

そのテーマ曲が、「マンデー モーニング レイン」でした。

この時のクルマはカローラ (AE70)の1500 LBと、やっぱり普通のクルマなんですよね。






あと、これも有名だったのですが、残念ながら私は観ていません。





ポールポジション


1978年のイタリア映画です。

この当時のF1を描いた、ドキュメンタリー作品となっています。

1970年代のF1といえば、安全性が今とは比べものにならず。

シーズン終了後、ドライバーの顔ぶれが変わっていても、さほど不思議な事ではありませんでした。

この映画も事故シーンが多数収録されているのだそうです。

日本公開にあたり、言語をイタリア語から英語に吹き替え。

サウンドトラックも変更され、それをティナが担当したのでした。


続いては、ラジオ番組。






全日空ミュージックスカイホリデー


1976~1984年、ニッポン放送にて日曜夜に放送されていました。

この時期、かなりラジオを聴いていた頃なのですが、この番組は知りませんでした。

この番組を知ったのは、2009年。

番組が1年間だけ復活した時でした。

OPテーマで、どこかで聴いた歌声が・・・

調べてみると、全日空のスポンサーではないももの、当時のOPと同じ曲。

ティナの「シャイニング スカイ」だったのです。




活動休止から21年。

そもそもの活動期間が2年しかない事。

当時所属していたレコード会社東芝EMIは、ユニバーサルミュージックに吸収合併された事。

きっと音源もどこまで残っているのか怪しいんだろうなぁと、思っていました。

でもちゃんと音源はあったみたいです。

今回は過去発売したアルバム全てから、曲がチョイスされたベスト盤です。

という事は、全ての作品は残っている様ですね。



これを機に、過去作品もCDでの再販を熱望します。

特に最後の作品「1999」は、絶対に買います。

実はこれ、アナログ盤で持ってました。

きっとCD化されるだろうから、その時に買い直そうと思っていたのですが・・
Posted at 2021/02/04 10:20:20 | コメント(7) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記

プロフィール

「スバル360のブレーキシューを組み上げ、シュークリアランスも調整終了。
なのにエアが抜けない・・・。
そういえば、以前も結局4輪やらないとダメだった様な。」
何シテル?   04/17 18:01
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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