昨日、仕事帰りにフラっと立ち寄ったときにアンゴルモアの続巻を発見したので、迷うことなく購入したKAZUYAです。
こんばんは。
元寇は、鎌倉時代に日本を襲った蒙古襲来の事変。
2度蒙古に襲来され、最初の襲来となる1274年の文永の役と、2度目の襲来となる1281年の弘安の役を指し、元寇というのですが、歴史好きの私も、登場人物といえば、フビライ=ハンや北条時宗といった主要な人物くらいはわかっても、他は実のところよくわからない。
関心が強い戦国時代と比べ、私の中で元寇は、防戦一方に終わった戦いだったとか、神風によって難を逃れたとか、曖昧な認識でしかいませんでした。
実は、最初の文永の役は10月の終わりから11月で台風シーズンとは異なるため、神風(台風)によって勝利したというのは眉唾物です。
2度目の弘安の役は6月から7月で、台風による影響はあったと思いますが、鎌倉時代の武将の武力や戦術が優れていたことや地の利を生かした戦いをしたため、戦力が何倍もある蒙古・漢・高麗の連合軍を追い払うことができたという説もあります。
弓矢だけでなく火薬も用いる集団戦の蒙古軍に対し、「や~や~我こそは~!」と一騎打ちを挑んであっさりヤラれる日本軍というイメージを持っていたのですが、実は夜襲などゲリラ戦を繰り返して蒙古軍を苦しめ、多勢に無勢ながら善戦したという記録もあるようです。
さて、前置きが長くなりましたが、そんな元寇をクローズアップした漫画が、たかぎ七彦氏原作「アンゴルモア元寇合戦記」です。
何故、蒙古・漢・高麗の連合軍なのか。
何故、高麗は先発隊として日本へ侵攻してきたのか。
その辺も掘り下げられていて、正直・・・
面白いです(笑)
博多編の前に、最初の対馬編(全10巻)があるのですが、防戦一方、殺戮と略奪が横行され、地獄絵図のような内容ばかりですが、戦争は綺麗事ではないことがよくわかりますし、世界を席捲したモンゴル帝国の強大さによって、非力な対馬が餌食になったことがよくわかります。
絶体絶命、絶望の淵にいる島民や主人公朽井迅三郎たちが何とか対馬で生き残ころうとする姿は感動ものです。
博多編は、最初の対馬編を見てからの方が、より楽しめると思います。
アンゴルモアは、歴史好きにはオススメできますし、私のように今まで鎌倉時代がマークから外れていた人にも楽しめる漫画だと思います。
機会があれば、是非。
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Posted at
2020/05/20 21:53:23