西フェス参戦記PART1では、土曜日の公開練習のことを書きました。
PART2では、今回お世話になったKAZUYA陣営のサービス部隊にスポットを当てたいと思います。
西フェスに限らず、JAFCUP、全日本ジムカーナといった大きな大会になると、サービス員として登録すれば、様々なサポートをしてくれる要員を配置することが可能になります。
(地区戦だと、サービス員の登録は不要です。)
サービス員やサービスカーなどの申請には、当然お金が必要となりますが、一人で準備、走行、片付けまで行うところを、サポートしてくれるサービス員がいることによって、チームのみんなで一緒に戦い、楽しむという雰囲気を味わうことができます。
一人でこなす役割を分散できる分、ドライバーはドライビングに集中できる環境になり、結果、現地での負担は軽減されます。
他にも、積載能力に乏しいカプチーノだと、アレもコレもと荷物を持ってくることはできません。
毎回、「コレだけは持っていく」と荷物を厳選する必要があり、車内への積み込みの際も、順番を間違えると、テトリスの赤棒一発アウトのように荷物が入らないという状況に陥ります。
積載能力の低さは、2シーターの宿命でもありますが、サービスカーがいれば積載能力が大幅に改善されます。
ジムカーナ界での主役級のマシンの一台であるNDロードスターも、積載に関してはどのドライバーも苦労していることと思います。
今回我がKAZUYA陣営にはサービス員は3人いて、それぞれ個性的なメンバーがそろっていました。
実際、今回の西フェスはそのサポートによって随分助けていただきましたわけですが、その3人を紹介します。
いつも中国地区の4駆クラスにおいて、インプレッサで戦っているカピバラ1号さん。
同地区PNクラスにおいてロードスターで戦っているガンメタパンダ号さん。
今シーズンの地区戦はお休みされましたが、S13を駆るM中さん。
カピバラ1号さんとガンメタパンダ号さんの野郎2人は、主にクルマの準備やタイヤの脱着等を担当し、M中さんは動画撮影とその他雑用と役割分担されました。
それぞれが個々の役割を認識し、こちらから指示を出す前に「あれ、やっとくよ」という感じでキッチリ動いてくれたので、私としては何も心配することはありませんでした。
ここまでは真面目なハナシでしたが、ここからは、その役割の詳細なハナシではなく、個々のキャラクターについて掘り下げていきます。
まず、共通しているのは3人とも、「おしゃべりモンスター」(笑)
今回ドライバー業に専念すること以外の私の役割(?)は、そのモンスターたちに対する「猛獣使い」が他のチームにはない役割かと思います(笑)
パドックが隣だった近畿地区メンバーは、走行後にパソコンをニヤニヤ眺めながらいろんなことを分析されているのに、KAZUYA陣営は、大事なハナシもたまにはしますが、「明日、ケータリング(食事のこと)あるんかね~?」「あ~腹、減った」といった走りとは関係のないハナシが多い(笑)
いや、実は彼らにとっては、それこそ重要であって、どうでもいいハナシではないかもしれません。
続いての共通ポイントは、カピバラ1号さんとM中さんが特に該当することで、「底なしの食欲モンスター」であること。
ご馳走部長カピバラ1号さんのチョイスにより、「晩飯はお肉大好き祭りじゃ!」とのことで、宿泊したホテルからそれほど遠くない場所にある焼肉屋さんへ移動。
ご馳走部長兼お肉奉行の厳しい審査を通過しただけあって、確かに美味い!
お店の名前は、TENTEN。
お肉には関係のないハナシですが、可愛い女性店員さんがジョーズか恐竜のマークの入ったトレーナーをユニフォームとして着用していることを、KAZUYAの諜報活動によって判明。
お肉をたらふく食べたあと、M中さんのお口直しなのかわかりませんが「メシ行くぞ!」の合図。
それに呼応するようにカピバラ1号さん、ガンメタパンダ号さんもメシ関連を注文。
後発注文なのに、先にご飯が到着したのはカピバラ1号さんの方。
ふと気になって、「横のボーダーって、横に広がって見えるらしいで(笑)?」と私が言うと、「やかましいわい!」と即反応しながら、モグモグ・・・じゃないガツガツタイムスタート!
遅れてM中さんが注文した石焼ビビンバが到着した際、ジョーズ店員さんが「取り皿です」と親切にお皿を机の上に置こうとすると、「え?なんで?一人で食べるけーいらんし!」と取り皿を拒絶。
「一人で食う気満々やん」と私が突っ込むと、体をのけぞらせてケタケタ笑うM中さん。
「メシはいらんけど、なんか自分も食おうかなぁ~」と思い、私は大根サラダを注文。
「え!?ここに来て大根サラダ?一人だけ貧乏くさい(爆笑)」と、M中さん大爆笑。
届いた私用の大根サラダを見て、映画「マトリックス」でキアヌ・リーブスが弾丸を避けるように体をのけぞらせて再びケタケタ笑うM中さん。
その後、お肉を食べながら、途中で冷麺を注文し、再びお肉もノンストップの中、中締めで、何かご飯ものを注文。
肉→肉→肉→ビビンバ→肉→冷麺→肉→ごはん→肉→肉・・・。
まさか、チーム員にフードファイターが潜伏しているとは思いもよりませんでした(笑)
私はご飯を食べない代わりに、結構飲んでいたらしく、ほろ酔い気だったので、デザートにコーヒーゼリーを注文しました。
一人5,500円で飲み放題、食べ放題のコースでしたが、お肉はどれも美味しいし、アレだけ食って飲んでしたのだから、いいお店だなと思いました。
楽しい宴は終わり、翌日のためにホテルまでタクシーであいのり。
迎えた翌日。
お昼にカピバラ1号さんと一緒にケータリングへ行ったのですが、私の中では結構、食べたかなと思う量よりも当然上をいくハイペースランナーのカピバラ1号さんは安定感抜群。
私がちょうど食べ終えたあと、ガンメタパンダ号さんと若奥様と一緒にやってきて、「昼の慣熟(歩行の時間)始まっていますよ。歩きに行きましょう!」と知らせに来てくれました。
そのタイミングで席を立とうとすると、「行ってきー!ココはKAZUYAの分までしっかり食べとくから任せとき!」とカピバラ1号さんが腰を据えて戦う姿勢を見せたので、私は慣熟歩行に向かいました。
M中さんとはケータリングを同席していませんが、ケータリングコーナーにおいても、きっと「期待に応える成果」もしくは「想像を超える成果」を出していると思います。
西フェスが終了し、会場を後にする際、M中さんが「ミニストップに行くけー!」とシャウトするので、なんのことかと思ったら、コンビニに行きたいとのこと。
最初、なんでわざわざコンビニに寄りたいのかよくわからなかったのですが、ミニストップにしかない、美味しいアイスがあるとのこと。
(広島ではミニストップがないため、九州・四国への遠征時には必ず寄り道するそうです)
「あ、それなら行きたい。抹茶アイスあるかな。」と期待を込めて、ミニストップへ行くと、残念ながら抹茶的なアイスはありませんでしたが、チョコがたっぷりかかった美味しそうなアイスがあったので、それにしました。
ここではカピバラ1号さんが「ワシがご馳走したげるけー!」と太っ腹だったので、それに甘えました。アイスご馳走様でした♪
「それにしても、コンビニの名前はミニストップだけど、二人はノンストップやな(笑)」と二人に向かって心の声が思わず、出てしまいました(笑)
本来、ここまでサービス員のことをクローズアップしないのですが、カピバラ1号さんが、「今回のブログはサービス員ネタも含めて三部作で書くんでしょ(笑)」とリクエストしてこられたので、ご期待に沿うよう三部作といたしました。
明日のPART3は、いよいよ決戦となった本番について書きます。