平成年代の今はなきクルマ雑誌、個人的には世界文化社から出ていた「Car Ex」とマガジンボックス社から出ていた「くるまにあ」の二誌がやはり断然面白かったなぁ。
今に至るまであくまでも私の心の中では双璧をなしていた雑誌ではないかと思うわけでして。
どちらもゴリゴリのカーマニア向けというよりは、割と柔らかめの記事も多かった印象はありますけどね。
そうそう、この二誌の特徴として、いずれの雑誌も福野礼一郎さんが一時期紙面作りに携わっていたんじゃないかしら? 的なところも共通点であります。
Car Exは最初期、初期、中期、後期に分かれるのかな、なんて勝手に思っておりますが、タイトル画像にはその中から初期と中期を2冊ずつ載せてみました。
初期まではさすが元々はBeginの別冊からスタートした雑誌だけあって、クルマを中心にトレンド情報まで盛り込んだ内容が魅力的でした。
ファッションネタも多かったですし、中心となるクルマ部分もファッションの一環としてのクルマ生活的なアプローチが良かったです。
画像にも見えるように、カジュアルベンツやカジュアルポルシェ等トレンドを自分たちで作っていくみたいな気概もありましたし。
ちなみに福野礼一郎さんはこの当時から「福野礼一郎のこちらジュリアナVIPルーム」という連載を持っていらっしゃいました(笑)
余談ですが、今や業界の名物編集者(の枠には収まらないですけど)の戸賀敬城さんが新人編集者として誌面に登場されていたのもこの時期ですね。
そして残りの2冊は中期、福野礼一郎さんの意向が濃厚に反映されていた頃の、TOKYO中古車研究所が有名でしたよね。
初期よりはクルマネタに振った内容でしたが、マニアックかつためになる、そして本音のトークが興味深い味わい深い雑誌でした。
後期は福野礼一郎さんも離れて、確か雑誌のロゴも変わって1997年頃になくなってしまったような記憶があります。
ま、私にとってのCar Exは中期までかなー。
くるまにあは気がついたら福野礼一郎さんのTOKYO中古車研究所が載ってる! ということで購入するようになったのですが、この雑誌も面白かったなー。
Car Exに比べるとお洒落度は著しく低いような気がしましたが、毎号の特集がとにかく内容が濃くて、しかもマニアックな車種も意外と取り上げてくれるところが良かったですね。
昨日ネタにしたオペルの記事なんかもちょくちょくあり、当時の私は狂喜したものです(爆)
Car Exのオペル記事よりはもうちょっと毒舌的な内容だった記憶がありますけど、でも本質的には良いクルマ的な捉え方はしてもらっていたかな?
福野礼一郎さんのTOKYO中古車研究所を中心に据えていたファンのための雑誌という雰囲気もありましたけど、何というか知識は増えたような気がします、読んでいて。
くるまにあが一番盛り上がっていた2000年代初頭は、ちょうどインターネットも普及しきった頃でしたから掲載されている中古車屋さんの広告にもURLが掲載されるようになってきて、ああ時代が変わってきたんだなぁ、なんて思うところもありましたね。
くるまにあ、恐らく予算的にはあまり潤沢ではなかったんだろうなー、というのがわかる誌面内容だったりもしたのですが、それでも大変に思い出深い雑誌だったということですな。
あ、追記的な内容ですが、本日でみんカラ登録11年経過したみたいです。
ブログは翌月3月からのスタートでしたが、11年前の今日ここに登録したということで。
うーん、武田鉄矢さんではありませんが、思えば遠くへ来たもんだ、みたいなところはあるなー。
Posted at 2020/02/26 08:40:07 | |
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