年末年始休暇2日目。
天気はいいし、家でただ時間を過ごすのも勿体ないので震災遺構を巡ります。
宮城県女川町「道の駅おながわ・震災遺構:旧女川交番」
女川駅前にある商店街の突き当たり。この商店街は道の駅になっていました。
町開きした8年前は震災遺構化されるか決まっておらず、整備されていませんでした。
今は整備されて直近まで近寄ることが出来るようになりました。
基礎の杭がこんなに長いのに、カンタンに引き抜かれたことに絶句。。。
自然の力に対して人間は逆らうことが出来ません。
この日の海は穏やか。あの日、雪が吹き付けて黒い津波が襲ったモノトーンの世界が信じられません。
ここの商店街の海鮮丼に心揺らいだけど、1人で海鮮丼を食べたら後ろめたさ満載だし、年末に向けてセーブしておくか…。
次の震災遺構に向かう前にコチラへ立ち寄り。
宮城県石巻市「道の駅 硯上の里おがつ」
ちょっと空腹感を紛らすくらいの何かないかなー?と思ったら、ガチな食事処しかなかった。
しかも、人殆どいない。。。
雄勝といったら、硯石の産地。
小学生の頃、習字を習っていました。
筆はいいものを使ってしっかり手入れすると字が上手くなりそうな気がしたけど、ぶっちゃけ硯は…おっとここまでにしておきます😅
改めて知識を深めようと併設されている硯産業会館を覗いてみようと思ったら~
年末年始の休館に入ってた…。
ヨメは出社したから気付かなかったけど、そういえば役所は昨日で御用納めだったっけ。
次に向かったのは…
宮城県石巻市「震災遺構:大川小学校」
学校の管理下で74名もの児童が亡くなったのは戦後最大。
学校側の対応の過失を問う裁判から報道で取り上げられ、知っている方も多いと思います。
学校では珍しい、曲線を多用したモダンな造り。
石碑も簡単にへし折られました。
親御さんの心情を察するだけで涙が出ます。
学校に隣接した裏山。ここを登れば助かったはず。
降雪でぬかるんだ傾斜の危険性から、教職員など大人の間で裏山への避難を巡って意見が対立。裏山に登ったが教師に怒鳴られて引き返した児童も…。
学校はなくなっても、校歌は永遠。
目をつぶればグラウンドで遊ぶ子供たちの声が聞こえるような気が…。
でも、あの日を境に静かな悲しみの場所になってしまいました。
震災遺構 旧女川交番
宮城県牡鹿郡女川町女川浜女川310−1
24時間見学自由
駐車場: 道の駅おながわ または周辺の町営無料駐車場を利用
震災遺構 大川小学校
宮城県石巻市釜谷山根
開場時間: 9時~17時
定休日: なし
入場料: 無料
駐車場: 50台・無料
Posted at 2023/12/29 23:45:35 | |
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