フォードのよさは多様性-欧米を基軸に、それぞれの文化・風土・社会などを背景に開発・供給されるフォードの商品は、結果として地球上のさまざまな人たちから選ばれるに価するだけの豊かなユーザビリティとキャパシティを、生来的に備えているといえます。
EFMがEurope Ford Meetingであっても、近年フォードが掲げるOne Fordのオペレーションにも目配せがされて、欧州フォード一辺倒でないエントリーがあることに好感を持っています。今回の会場へもエクスプローラーのスポトラや、モンデオ兄弟車である北米フュージョンの参加がありました(余談ながら今回ご参加のフュージョンは、かつてブログでも取り上げた、名古屋の販売店で扱われていた個体ではないかと?)。
そんな中、EFMのエリアに強烈なフォードが登場しました。One Fordのフレームに到底収まりそうにない過剰で過激な一台、シェルビーF-150スーパースネークです!まさかEFMの会場で会えるなどみじんも思っていなかったので、あまりに想定外のインパクトにKOされましたね。
この弩級なスーパー・ピックアップは、シェルビーのファクトリーにオーナーが現行F-150を持ち込んで仕上げてもらうため、決して限定車という扱いではないとはいえ、日本国内に存在している台数など一体どれほどのものでしょう?もう2度と実車を見る機会はないかも、というくらいの超超レア車のはずです。
オーナーさんにお話をうかがったところ、こう見えて全身にセンサーやレンズが巡らされたハイテク武装車でもあって、取り回しなど意外と苦労させられないとのこと。確かに、インテリアを拝見したら、そこにはことのほかジェントルな雰囲気の空間が広がっていることがわかり、決してスパルタンなだけでの存在ではないと納得。ピックアップという一見コンサバな成り立ちの中に、マッスル&テックがふんだんに盛り込まれた、これもまたアメリカという文化・風土・社会があってこそ生まれた一台であることは確かです。
こちらのシェルビーF-150スーパースネークのオーナーさんは、きっと会場内で同じブルーオーバルを冠した車たちのミーティングが行われていることを知って、わざわざ横付けしてくださったのだろうと想像しています。結果的に、冒頭で記したフォードの多様性をまさに具現化したようなシーンがもたらされました。
ブログ一覧 |
F-150 | クルマ
Posted at
2019/07/24 20:51:36