雨も上がったので夕方の散歩に出て近所を歩いていると、少し先の路上に、左右に振り分けられた縦3連のテールランプを光らせた車が止まっているのが見えました。「あれはマスタングでは?」近づくと、まさしくS197マスタングがこれから発車しようとしているタイミングでした。開いていたサイドウインドウから車内をチラッと覗くと、そこにはシルバーのボール状のシフターと赤いレザーシートが。すぐにホイールを見て、それがMT車として正規限定販売されたパフォーマンス・パッケージであることがわかり、ドライバーズシートのオーナーさんに「パフォーマンス・パッケージですね。珍しいですね!」とお声がけしたところ、そこからはオーナーさんが車をスタートさせるのを中断して下車され、しばし路上で、夕刻のマスタング談義を開始です。
こちらのマスタングは、エンジンが5.0V8コヨーテに換装されて、かつフロントがシェルビー顔になる前のモデルなので、国内で何度かにわたって販売されたGTパフォーマンス・パッケージのおそらく2代目にあたるモデルです。オーナーさんはまさにこのフェイスのS197が気に入っていて、現行のS550よりもマスタングらしくて好みなのだとか。そのお気持ち、よくわかります!S550は洗練された分、インターナショナルな存在感となり、アメリカン・マスタングっぽい、いい意味での土臭さがだいぶ抜けましたからね。
オーナーさん、ふだん通勤で毎日のように使用されているそうで、マスタングは壊れないし余計な気遣いも無用だから、仕事への行き来が楽しくて仕方ないとおっしゃっていました。そういうの本当にいいですね!もし私もパフォーマンス・パッケージで通勤していたなら、きっと仕事へ行くたびに口元が緩んじゃいそうです。
今日もやっぱり、マスタングのオーナーさんは気さくな方でした。これまでも路上で出会ってきた何人かのマスタング・オーナーさんは、皆オープンマインドで、お話ししていて本当に気持ちがいい方ばかりです。日曜の夕方、思いがけずとてもいいひとときが過ごせました。
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Mustang | クルマ
Posted at
2021/03/28 20:53:06