FLCさんの先日のブログにそんなフレーズがありました。若い人にもぜひフォードの良さ、車を走らせる楽しさを知ってもらいたい、そうした趣旨であると解釈しました。
若者の車離れとよく言われます。でも、特に若い世代が関心を示す対象がその時々で変化することはごく当たり前であって、今は車ではないことに関心が高い若者が増えている、単にそういうことではないのかと。いつまでも車が関心の真ん中にあるとしたらその方がむしろ不自然でしょう。
あとは、若者も決して車に関心がないわけではなく、それは今ならば環境との関係や、車があることで一体どのような素敵な経験がもたらされるのか?といったスタンスで関心を持つ若者も多くなっています。「速く走らせる」「弄る」「所有する喜びを得る」「ステイタスを誇る」といった趣味的な尺度から、より車を捉える価値の尺度が変化していることが、自動車を愛好の対象・自己投射の対象として固定化させたい大人の目に「若者の車離れ」と映っているだけな気もします。
それでも車好きな大人のひとりとして、若い人たちにもフォードの良さを知って欲しいという気持ちは確かに私にもあります。でも特に日本だと、そもそも大人に対してですらその良さが伝わりづらいフォードだけに、いきなり若い世代がそこへ関心を抱いてくれるのは至難の技・・・もし若い人たちにフォードを通じて何かを知ってもらえるとしたら、私がもっとも望むのはその「多様性の価値」ですね。つまり、フォードという一つの存在の中には、コンパクトカーがあり、ファミリーカーがあり、SUVがあり、バンがあり、トラックがあり、スポーツカーがあり、BEVもある。特定の層ばかりを対象とした車づくりでなく、社会の中のさまざまな立場や属性や境遇の人々に向けて車を提供しているフォードという存在を通じて、企業の姿勢や、ユーザーとの関係性、そして実際の商品の持ち味などを若者が体感できるなら、それはとても意義があることのように思えます。
写真は、我がまちのヒーローにして、JAGUAR星から見守り続けてくれているジャガーさんのラッピングバス「JAGUAR号」とフィエスタのツーショット。ジャガーさんも地元・千葉と共に、若者たちをいつも応援してくれています。
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Ford | クルマ
Posted at
2021/12/11 14:49:17