市内を自転車で走行中、駐車されているのを見ました。中まで進入できない駐車場だったので離れた路上から望遠で収めたのですが、この個体は昨年末に近所の駅前で見かけた
こちらのフォーカスと同一車であることが、ナンバーからわかりました。やはりもともと流通数がそれほど多い車種ではないから、こうして出会えた個体は、すでに以前にも別な所で会っていたというケースが多いです。
このC346フォーカスについては、国内で今も目にできる個体の多くが、とても「シャッキリしている」ように感じています。外見上、ヤレ気味だったり、明らかに劣化しているような個体にほぼ出会ったことがありません。もともと複雑なプレスラインを多用した凝った造形のボディだから、少しでもパネル同士のチリの間隔が開いてきたりパネルの表面がうねってきたりすれば、たちどころにボディ全体の締まり感が失われて車がだらしない印象になるはずです。特に、過去のフォード車ではリアバンパーとボディパネルとのフィッティングに難があり、経年で隙間が拡大する現象もよく見られましたが、このC346フォーカスだとそうした現象もあまり起きていないようです。
2013年のフォーカス国内導入時には、タイの工場が最新鋭の設備を備えた、品質管理能力に優れた生産拠点であるとよく紹介されていたものです。当時からディーラーの関係者は、それ以前の欧州製造フォーカスよりも品質が安定しているとさえ豪語していました。今になってそれも大袈裟ではなかった気がします。ただし、私の言っていることはあくまでも外見(そとみ)の印象論で、内側ーインテリアや機構面ーがどうであるかまでは定かではありません。
そんなことを日頃感じていながらも、今日のこのウイニングブルーの個体を遠目に見ていて、サイドドアのベルトライン部に配されたクロームのモールが、前後のドアで微妙にズレていることに気がつきました。拡大写真でおわかりの通り、Bピラー部で前後ドア間のモールのラインに段差が生じていますよね。
これは今までに数多く見てきたC346フォーカスではなかった症状です。ただ単にモールの位置がずれているのか、それともフロントドア自体が下がってきてしまっているのか?よく見ると、ベルトライン下のボディ表面のプレスライン(ドアハンドル部)はさほどずれていないようだから、おそらくドアの立て付けではなく、モールが浮くなどしてずれているのでしょうね。いずれにしても、珍しい症状ではないでしょうか。
Posted at 2021/07/14 18:51:19 | |
トラックバック(0) |
Focus | クルマ