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ロボ部長のブログ一覧

2020年07月16日 イイね!

新生ブロンコがディフェンダー的でなさそうで何より

新生ブロンコがディフェンダー的でなさそうで何より新しいブロンコが発表になりました。想像していた以上にヘビーデューティー4駆としての商品性が強いですね。SUV系はすでに豊富なラインナップを有するフォードだけに今さら同じような車種を増やしても意味がないから、これくらいオフローダーとしてのキャラクターが立っているなら久方ぶりにブランドを復活させた意義も明確になるというものです。
(ブロンコスポーツに関しては既存のSUVライン寄りですが)

このブロンコの情報を見てすぐに想起したのがランドローバーのディフェンダーです。こちらも少し前に新型になったばかりのヘビーデューティー4駆で、実は私はまだ実車を見たことがないためあくまでも印象を述べるにすぎませんが、本来の用途性・目的性からするとお洒落すぎるというか、洗練されすぎているように映ります。タフで突出したオフロード性能を備えているようでも、いかにも作業用車・軍用車的な趣は鳴りを潜め、代わりに一時期のアウディ的な高品質感や高精度感を醸し出していそうで、これではオーナーはハードなオフロードに持ち込もうなどという気が起きないのでは?まあ実際にディフェンダーで人跡未踏の地を駆けるオーナーさんなどいまやごくひと握りで、事実上シティユース目的、ファッション感覚で乗っている人が多いからそれでいいのでしょうけど。

私論として、オフロードビークルに近年のドイツ車的な過剰な精度感(誤解のなきよう、機能を持った製品として求められる「精度」は当然のこととして確保されていなければならないです。「精度感」は実際の精度とは別に、精度の見せかたの度合い・演出の仕方を指します)は無用と考えています。多少パネルのギャップが広かろうが不均一だろうが、それで水や埃が侵入してきて不具合が起きるのでなければ、むしろリペアのしやすさや作業性の高さ、維持の容易性などが優先される方が目的性に合っています。
そしてこうした車には、アウトドアギア的な玩具感覚も不可欠と考えます。適度なオモチャっぽさは、こうした車があまりにも無骨な存在にすぎるのを和らげる効果があります。

で、新しいブロンコはそのあたりの塩梅がなかなかよさそうではないですか。最近のジープ各車やジムニーに相通じるトーンが散見されるし、ピックアップ(レンジャー)ベースで仕立てられたというカジュアルな雰囲気に、かつてのFJクルーザーを思い出す方もいるかもしれませんね。いずれにしてもディフェンダーのように不釣り合いなまでにクールに過ぎず、とても親しみやすい印象です。
もちろん、初代ブロンコが持っていたイメージが巧みに反復されていて、かわいらしささえも漂わせているのは本家ならでは。
インテリアもまた、素材の選択や造形・カラースキムには多少汚れた手で触ることもはばかれない配慮が感じられるとともに、比較的簡単に脱着可能というサイドパネルやルーフパネルなど、ユーザーが手を入れる余地がそこかしこにありそうなのがいいですね。ここでもディフェンダーのインテリアが、インフォテインメント機能を前面に出したハイテック感の表現を意識しているのと好対照です。

車幅が2mを切るくらいとエクスプローラーより少し小さいこと、7速マニュアルが標準装備というあたりも含めて、なかなか魅力的で、私自身の普段の車の使い方からすれば縁が少なそうであっても、新型ブロンコ、とても興味があります。
ちなみにトップ写真は、私が初代と並んでお気に入りの、80年代のブロンコII。このかわいくも素っ気ない姿が本当に好きなんです。
Posted at 2020/07/16 22:25:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | Bronco | クルマ
2020年07月14日 イイね!

King of Kinetic Design

King of Kinetic Designこのクーガが駐車されていたのが周囲よりも盛り土されて土地全体が高くされた駐車場だったので、入り口部分から普通に見ただけでも、こんなふうに下から仰ぎ見るような構図になります。SUVを「らしく」表現するのにはある意味でうってつけなアングルですね。
そしてこのアングルはさらに、キネティックデザインのクーガを表すのに適したものかもしれません。2000年代初頭にヨーロッパフォード各車のデザインテーマとして導入された「キネティックデザイン」。その外形を特徴づける造形処理を挙げると次のようになります。

・水平状にスリムな開口部のアッパー(上部)グリル
・それとは対照的にワイドな台形状に大きく開けられたロワー(下部)グリルとのコンビネーション
・フード上をフェンダートップへと流れる天地方向に幅のある異形ヘッドランプ
・フェンダーとショルダー部を張り出させて下半身に量感を持たせた面構成
・三角形状のCピラー

これらは、キネティックデザインの前のデザインテーマであったニューエッジデザインが、ともすればフォード車に元来備わる高い動的性能を伝えきれず、フォードというブランドを訴求する効果に欠けているとされ、そこからの脱却と明確なフォードのアイデンティティ構築に向けて導き出されたポイントです。
いずれも、「キネティック」つまり「動的」というキーテーマを造形として表現するための具体的な要素ですね。この写真だとちょうど、そうした各要素が強調されて見えるのがおわかりいただけるかと。

キネティックデザインを本格的に応用して一から開発された市販第1号は2007年登場の三代目モンデオとされていますが、それは大型のフォーマルサルーンであるだけに、上記の各ポイントの表現も抑えめな面がありました。それに対して、よりキネティックデザインの意図するところが鮮明になったのが2008年登場の初代クーガだと思います。
ヨーロッパ市場で人気を高めつつあったコンパクト・クロスオーバーの新顔として、新しいフォードのイメージの体現者として、初代クーガは強いインパクトを備えていました。
そんなクーガも二代目になると、フォードがOne Fordを標榜してエスケープとの一体化によるグローバル展開が前提とされたため、デザインも一見すると初代と近い印象ながら、その実かなりキャラクターが変化していました。二代目ではすでにキネティックデザインの進化形である「ワングローバルデザイン」へと移行しており、上記のようなキネティックデザインを象徴する各要素は、継承された部分もありつつ、かなり変質した(洗練された)部分もあります。例えばヘッドランプも、LEDなどの技術的な発展により大型の発光面を確保する必要がなくなり、天地方向の幅がかなり細くなっています。初代のような大きく見開いた龍の目のごとき印象はだいぶ薄れました。
ボディ各部の面質なども、特にヨーロッパ市場で好まれる筋肉質でたくましい表情よりは、よりソフィスティケートされ、世界のどこででも受け入れられやすい柔和なトーンになりました。当時はそのような変化をフォード自身が「スマート」と表現していましたね。

だから私は、二代目フォーカスSTと基本を同じくする5気筒ターボエンジンで疾走する、豪快なキャラクターを余すことなく表現したこの初代クーガのキネティックデザインにこそ、キネティックデザイン本来の狙いがもっとも明瞭にされていたように感じています。
Posted at 2020/07/14 18:41:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | Kuga | クルマ
2020年07月12日 イイね!

コンパクト・ホットハッチ。初代フィエスタST

コンパクト・ホットハッチ。初代フィエスタST自宅からそう遠くない駐車場に初代フィエスタSTがいるのを発見。いつもここにいるのか、たまたま今日だけいたのかわからないけど、前者だったなら嬉しいなー♪またすぐに会えるので。とにかくこのSTも、もうだいぶ現役車が減ってきているはずですからね。

しばらくの間しげしげと眺めていて、この6代目のB257フィエスタはとてもコンパクトだったということを改めて実感しました。STはRSと違ってベース車と車体全幅が変わらないので、5ナンバー枠に余裕で収まっています。高性能を誇るホットハッチであっても、少なくとも真正面から見ている限りは、大きく口を開けたロワーグリルを除いて、特別なグレードであることをそれほどまでには誇示していません。その奥ゆかしさこそが、山椒は小粒でぴりりと・・的な、初代フィエスタSTならではの魅力なのだと思うのです。

私の手元に同じ6代目(B256)標準モデルがあったのが数ヶ月前、自宅のカーポートにそれがあくまでもつつましやかに、控えめに収まっていたことを、このSTを見ながら思い出しました。
Posted at 2020/07/12 19:05:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2020年07月09日 イイね!

コンパクトなフォードもいいものですよ

コンパクトなフォードもいいものですよバターチキンカレー色のフィエスタ、お気に入りのカリーレストランでテイクアウトの受け取りを待つの図(^^;

出来上がるのを待ちながら目の前の様子を眺めていて、こういうシチュエーションだと小型車は使い勝手がいいよなぁ、と感じました。ちょっと車を出して用を足そうと思ったら気楽に走らせて、限られたスペースでも空いてさえいればひょいと駐められる。
私が暮らす地域は道路整備があまり追いついていない所が多く、もともと道幅が狭いうえに電信柱が車道側にせり出して立っているような区間もあり、運転に気を使わされることもしばしば。そんなわけで車幅が1,800mmを大きく超えるような車はあまり向かないエリアなのですが、私自身、もともと大きな車に関心があまりなく、これまでも一貫してコンパクトクラス+αばかりを乗り継いできたので、その便利さや気の置けなさが身にしみついています。

つい最近もford.comのサイトを見ていて、もはやアメリカではフォードのパッセンジャーカーはフュージョンとマスタングのみ。それとておそらく、フュージョンも遠からず消滅してマスタングだけになることでしょう。代わりにUSフォードが熱心に取り組むのは、SUVとトラック系ばかり。方向としては明らかに車両の大型化です。
2008年のリーマン・ショックで経営危機的状況に陥ったフォードが、欧州起源のフィエスタやフォーカスをアメリカに本格的に導入したのも今は昔。フォードもかつて初代フィエスタをアメリカに入れたり、エスコートやフォーカスをラインナップしたりしてきても、結局根付かなかったとされます。それほどまでにアメリカという場ではコンパクトカーは本質的に受け入れられないものなのでしょうか?
Posted at 2020/07/09 21:07:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2020年07月07日 イイね!

ある意味で激烈レア、2トーンのFox!

ある意味で激烈レア、2トーンのFox!これまた実にレアな一台と麻布十番の路上で出会いました。どうですかこの、見ようによっては妙〜に懐かしくもあり、その一方で何ともいえない無国籍風なたたずまい!

Foxマスタング、しかもかなり初期の頃と思しき2ドアセダンです。おそらく70年代末くらいのものでしょう。とにかくこれは相当珍しいですよ〜大体において、いま都内で見るマスタングというのは最新のS550か一つ前のS197でなければ、アーリーマスタングの60年代末くらいまでの古典モデルが多いという両極端傾向なので、そのちょうど途中、しかもFoxプラットフォームの初期のモデルなどそうそうお目にかかれるものではありません。
そもそも、マスタングの長い歴史の中でも、この世代はもうひとつ前の極端にダウンサイジングされたマスタングIIとともに、正当なマスタングとして評価してもらえない不遇な世代でもあり、現存する個体は特に日本だと圧倒的に少ないはずですから。

こちら、ちょうどオーナーさんが乗っていらしたのでお話をうかがってみました。なんと国内正規の近鉄もの!2トーン仕上げのカラーリングも当時のままのオリジナルだそうです・・天晴!微妙にラップラウンドしたリアウインドウには、昔懐かしいガソリン種別を表すステッカーもしっかり残っていますね。
どことなくギャランラムダあたりを彷彿とさせる直線基調のスリークな体躯、いまこれがマスタングだと言っても、よほど詳しい人でもなければまず信じられないだろうなあ。
Posted at 2020/07/07 21:56:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

プロフィール

「@@fiestaさん、シロッコは基本は洒落たクーペなのに、どこか生真面目さを漂わせているのが、やはりドイツ車だなあと思わされます。小粋さと実直さの塩梅はさすがジュージャーロの手腕ですよね。」
何シテル?   05/20 22:25
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。Fordを30年以上にわたって乗り継いでいます。2016年をもってFordは日本から事業撤退しまし...
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