
~トンデモナイガ、トンデモイイ。超感覚~
「超感覚スカイライン」。R32型が登場した。
主管、伊東修令氏は「スカイラインの原点に返ろう」とR32を開発した。
今までローレルとの共通シャーシにしなければならなかったのだがローレルは新登場したセフィーロとのシャーシ共通化となったため、スカイラインの自由度が高くなった。
新開発マルチリンクサスペンションがメカニズムとしての目玉になり大型ブレーキキャリパー、ボールベアリングセラミックターボ、SUPER HAICASと呼ばれる4WSなど新技術を余すことなく盛り込んだ。当時バブル景気の全盛だった。
ボディは先代に比べかなりコンパクト化し、贅肉を全て落とした。
日産901運動。それは日産90年代に世界一のハンドリングを目指すをコンセプトにした日産の作戦。
パルサーにヨーロッパテイストを与え、暴力的加速の最高級車シーマを生み、セドリック・グロリアをグランツーリスモなるハンドリングカーに仕立てフェアレディZに最高の技術を与えた作戦だった。
この901運動を得てR32スカイラインは誕生した。
販売するやいなや大ヒット。売れに売れて1ヶ月待ちは当たり前だった。
そして恐るべきニュースが日本中のカーマニアに衝撃を与えた。
新開発RB26DETTエンジンを搭載。ATESSA-ETS 4WDシステムを盛り込んだモンスターマシン。
16年振りにスカイラインGT-Rが復活する。
しかし同時販売はしなかった。GT-Rは未完成だったのだった。
焦った技術陣は必死で熟成に向けて開発をしていた。
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クルマ | 日記
Posted at
2005/03/02 20:49:53