
「レースなんかTVで見てればいいだろ。」
親父の言う事を鵜呑みにしていた少年時代。
地元静岡にありながら連れて行っては貰えなかった。
スカイラインGT-Rが大好きだ。
青いレーシングスカイラインが大好きだ。
静岡のヒーローが大好きだ。
1990年、富士スピードウェイに17年ぶりに帰ってきたレーシング スカイラインGT-R。
ゼッケン12、カルソニック スカイラインが国産車悲願のインターTEC初優勝をTV中継で見ていた。
「冗談じゃねない。TVの中だけのGT-Rじゃ満足できない。行った事の無い聖地、富士スピードウェイに行きたい!」
翌年の1991年、インターTEC観戦を決めた。
初のサーキットのレース観戦。
自分だけでは心細い。
友人Mを誘った。
二つ返事だった。
「オレが観戦の楽しみ方を教えてやるよ。」
オイラは前途の通り、
ホッチ推し。
Mは
ドリキン推しだった。
初めての現地観戦。
スピード感、レーシングサウンド、サーキットの雰囲気。
その迫力に圧倒された。
「何がTVだけで見ていればいいだ、冗談じゃねぇ…。」
当時販売店があった古志路のかつ丼が妙に美味かった。
岩崎レーシングのオヤジさんが露天商をやっていた。
現地観戦のノウハウはMに教えて貰った。
こんなにサーキットは楽しいのか…
憧れのスカイラインGT-Rが、星野一義(敬称略)が目の前で走っている。
しかも優勝という最高の形は、もうこれを書いている時点でも表現が難しい。
レースはゼッケン1のカルソニックブルーが勝った。
こんな泣けそうな瞬間を生涯忘れる事は無いだろう。
家に帰って録画したTV中継を見ればドリキンの無線に大爆笑した。
あの日の事は生涯忘れる事はないだろう。
「Nジャン、ツーはレース終盤、途中で帰るんだよ。外に出られず大渋滞だからよ。」とMは言っていたのだが、オイラは無理を言って付き合ってもらった。
「ごめん、どうしても最後まで見たいんだよ。」
Mさんよ、今でもサーキットへ足を運んでいるんだぜ、オイラ。
オマエさんが教えてくれたことは今でも生きているよ。
今でも電話すればオマエさんの低く図太いチョクロクのような声が聞こえる気がする。
可笑しいね。
オマエさんはもうこの世にいない事は百も承知なのに。
¨ Nジャンさぁ、オマエにGT-Rは勿体ないよ ¨
うっせぇよ(爆)。

Posted at 2026/05/21 00:04:17 | |
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