【日産応援団　Nジャン】`09 SuperGT Round5 SUGO GT 300km #5　　　　　　[Final]

～魔物は既に牙を向けていた～

菅生の魔物は全車に牙を向けた。
早めに入るチーム。
様子を見るチーム。
様々だった。

しかしこの雨でレインタイヤに履き替えるピットレーンは大混乱。
まっすぐ停められないチームさえあった。

↓BGM

神々の詩：姫神

いきなり魔物の洗礼を受ける。
それは自然界における「天気」という敵だった。

雨脚が強くなるのか。
それともそんなに長くはなく、また晴れるのか。

そうなるとタイヤチョイスも微妙だ。
浅溝か。
深溝か。

やはりGT、SUGOでは雨が「お約束」になるのか…

ニッサンチームのピット作業。
TV越でも日産コールが聞こえた。
画面に映らなくても、雨の中の涸れるくらい声をあげて応援する姿は目に浮かぶ。

序盤、逆転しトップに立った#6 ENEOS SC430。
久々に見るチームルマンの快進撃。
ピット作戦も的中し後続を完全に引き離したかのようだ。
#36 DUNLOP SARD SC430のピット作戦が成功。
レクサス勢のダークホース達が快進撃を見せていた。

ホンダ勢も侮れない。
スキあらば十分狙えるポジション。

日産勢…
この時点で苦しい展開。

日産応援団を思った。
「旗が重くなってないか！？　今が正念場だぜ。確かに苦しいのはわかる。でも絶対諦めるんじゃないぞ！レースはまだ半分以上あるぞ！頑張ってくれ！」

歯痒い…
せつない…
その場にオレが居たなら…

菅生の魔物は日産応援団にも牙を向けた気がした。

※画像提供：フォトヤマさん