日産応援団Ｋ団長とＮ－ＪＵＮＫＩＥ　その15

～白い日産旗から赤い日産旗へ　その１～

０２年７月。ＲＢ２６エンジン引退。星野一義さん引退。
それだけではない。ファンのために一生懸命にやってくれた、安達二郎さんがＮＩＳＭＯを退任することになった。

オレは０２年、なんて寂しい年になったんだろうと思った。

ある日、Ｋ団長から電話がかかってきた。

Ｋ「Ｎジャンさん、第５戦の富士に来られます？」
Ｎ「子供のこと考えると今回はやめようと思うんですが・・・」
Ｋ「実は安達さんの送別会を予選終了後、御殿場でやろうと思うんですよ。同時に旗が新しくなるので交換式もやりたいと思うんですが。」
Ｎ「お世話になったことだし、それだけでも行かせて貰います。」

予選で日産旗を振った。白い綿の旗だ。
Ｎ－ＪＵＮＫＩＥ思い出いっぱいの旗だ。
白い旗がレース本番で振ったのはこれが最後になった。

御殿場の料理店で応援団が集合する。
安達さんの近くに座ることができた。初めて会話を交わす。

安「Ｎジャンさんでしょ？いつもありがとうね。○○ちゃんだよね。」
そう言ってくれた。