Ｎジャンの赤き魂　＃１８　～日産モータースポーツ黄金期～

平成２年。
サーキットにスカイラインＧＴ－Ｒが帰ってきた。
Ｇｒ．Ａカテゴリー。
デビューするやいなや破竹の連勝記録を伸ばす。
まさに敵なし。
そして最終戦富士インターＴＥＣ。
２０年近く富士に現れなかったワークスＧＴ－Ｒ。

ＴＶ中継を見ていたＮジャンはときめいていた。
「やっぱりＧＴ－ＲはＦＩＳＣＯが似合うなぁ・・・」
このＴＶ中継の解説者は高橋国光さん。
ＧＴ－Ｒはいきなりスタートダッシュで決めた。
そのままゴール。
初めてインターＴＥＣで国産車が輸入車に勝った。

オレはこのときを待っていたんだ！！！
もうＴＶなんてイヤだ。生でどうしてもＧＴ－Ｒが見たい！！！！

このとき、アツく宿るものがあった。

ルマン２４時間。
驚くことに日産はポールポジションを得る。
日産は必勝体制で５台を送り込んだ。

寝る間も惜しんでＴＶを見ていたＮジャンだった。

しかし・・・・トラブルが相次ぎ戦線離脱。
星野・長谷見・鈴木組の＃２３が気を吐く。
周回遅れながらも星野がトップのジャグヮーをオーバーテイクすることもあった。
結果この＃２３が日産最上位の５位となった。
この年のルマンは、ジャグヮーのものだった。

翌平成３年、日産はトヨタと共にレギュレーション変更と共に参戦を見送った。
このとき、優勝したのは日本車初制覇を成し遂げたマツダだった。

日産じゃなかったけどＴＶの前で拍手をしていた。
「おめでとう。マツダ。よくやった！」