
~忍び寄る影、そうとは知らない連中~
マシン回収完了。
6周を終えでレースは再スタート。
今度こそと盛り上がる日産応援団。
しかしポールの#19 本山に#36 A.ロッテラーが狙っていた。
1コーナーでトップに立ったロッテラー。
「なあに、富士はストレートが長いから次は本山クンがオーバーテイクを仕掛けるさ」とNジャンは言っていた。
だが・・・・
次々とかわされて行く本山。
「あり・・・・・?」
場内放送の解説者が「本山タイヤ温存作戦」の説を言っていた。
「そうかもしれない。本山クンならやりかねない。」
Nジャンはそう思った。
しかしチーム関係者は当然その異変を知っていただろう。
一番わかっていたのは誰がどう考えてもドライバーの本山哲。
レースは13周目、#31 L.デュバルがロッテラーをオーバーテイク。
ロッテラーとの差を広げたデュバルだった。
一方、#19は早めにピットイン。
何も知らないIMPUL応援団は本山に声援を贈る。
事実、近藤団長もジョークを飛ばしていた。
「ガソリン、3リッター多く積みすぎたみたいで今から3リッター抜くって!」
周囲は笑ってしまった。
本山に忍び寄っている魔の手。
応援団には知る由も無かった。
36周を終えピットに入ったロッテラー。
コースに戻った、ロッテラーが逆転トップ。
そして#1 B.トレルイエがピットを終えプッシュをしていた。
「イケイケ、ブノワ~!!」
応援団も応援をやめなかった。
☆演出のためドライバー名は敬称略です。失礼申し上げます。
※画像提供:日産応援団Sさん
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2007/08/30 23:06:35