
先週手に入れたタクマーF2.5/135mmで何枚か撮ってみました。同じタクマーのレンズでF3.5はよく見かけるのですが、それより一段明るいF2.5です。Mフォーサーズ規格のOM-Dに付けると写る対象物の大きさは270mm相当になります。厳密には135mmの画角で結ばれた像の中心部分のみを切り取ることになります。画質が低下する周辺部はセンサー外になるので、その点も有利になるようです。

我が家を出てすぐ見上げる送電線鉄塔の上部を撮りました。3セットある7連のガイシセットの一番下にピントを合わせましたが、これだけ離れた所でも上の2つは順次ボケています。
ちなみに21世紀テクノロジーの300mmの画は
こちらをどうぞ。

マクロ的な使い方をするとピントの薄さが楽しめますね。

最短合焦は1.6mほど。もっと近づけるレンズがあるので、出番は限られ、かつ、腰へのダメージになる重さなので、常携するかはなかなか悩ましい問題ですw

しかし、少し離れたところを切り撮るのは楽しいです。最近100mm相当の怪しい目つきで見て歩くようになっていたのですが、270mmになるとファインダーをのぞいて初めて見える、という感じですね。
明るさが幸いして、こういう薄暗い対象でもピントも構図もチェックしやすいです。

明るい300mmクラスのレンズとしては(結果的に)コンパクト軽量なのですが、カメラ本体から遠い位置に質量があるので、初めて付けた時は腱鞘炎になりそうだと思いましたw 第三者的に見ても「長いレンズ」で大げさに見えるでしょうから、街中のスナップを気軽に、とはなりにくいかなぁ、と。

普段見慣れた風景も、違って見えるのは楽しいですね。

OM-Dのイメージセンサがシフトする5軸のブレ補正は強力です。カメラにレンズの焦点距離をセットすれば、どんなに古いレンズでも恩恵を得ることが出来ます。
24mmでシャッター速度1秒でぶれませんでしたが、270mmではどうでしょう?
←手持ち1/8秒でもいけそうです。「ググン、ググン♪」というカメラ内部のぶれ補正の音が聞こえましたw
←手すりに両肘を乗せて息をつめて、1/4秒です。

駅の客待ちのタクシー。ボディやガラスへの映り込みが綺麗です。ISOは1600まで上がっていますが、実用になりそうです。

昨日蓮の花を探しに行きました・・・もう時期的にも咲いていなくて、やっと見つけた花は柵の彼方向こう(笑)という状況でした。
この顛末はまたいずれ。
Asahi SuperMultiCoated TAKUMAR F2.5/135mmというレンズ。図らずも270mmF2.5という性能になるのですが、大きさを含めて、そのスペックに伴う神経質さはありません。おおらかで優しい描写のレンズです。なんとなく「昭和の技術の良心」という言葉が浮かびました。
ブログ一覧 |
◎カメラやら写真やら | 趣味
Posted at
2014/08/30 11:50:31