
先週の木曜日のことですが、自宅最寄り駅から北に数駅の桶川で打ち合わせがあり、小一時間歩いてみました。
桶川と言うのは旧中山道の宿場町であり、紅花の産地であり、農作物の集積地でもあったそうで、その名残の建物がいくつか残っていました。
←駅前にあった農協の倉庫。大谷石造りの立派なものでした。
ギャラリーもどうぞ。

←こちらも駅前の倉庫。木造倉庫が数棟ありました。今は駐輪場として使われているようですが、木造の屋根裏が良く分かります・・・なんの飾りもありませんが味がありますね。

なんて事ない金物屋さんです。建物自体は全然「昭和」じゃないのですが、「金物屋さん」が懐かしい業種になりつつあります。

緑青の銅板貼り以外は一見すると何ともない建物ですが、国指定登録有形文化財の「武村旅館」です。江戸時代30数軒あった旅籠の間取りをそのまま伝えている貴重な建物だそうです。

今回一番のお気に入り♪
懐かしい木造の魚屋さん。街道側にめいっぱい開けられた間口から見ると、懐かしい感じのガラスケースがありました。そういえば子供の頃は、魚は魚屋さん、肉は肉屋さん、野菜は八百屋さん、と、それぞれの店で買ったんですよね。

こちらも国指定文化財の「島村家土蔵」 3階建の立派な土蔵です。外壁のトタン波板が残念ですが、窓廻りを見ると壁の厚みが迫力あります。

特別予習していなかったのでこの立派な土蔵造りの建物を見つけた時はビックリしました。調べると、紅花問屋(後に穀物問屋)として栄えた「矢部家」だそうです。
川越の蔵造りの街並みにあるのと遜色のない迫力ある蔵ですね。
桶川宿は日本橋から一日(約40km)歩いて一泊目の宿場町だったとか。今回は割愛しましたが本陣もあったそうです。ただし、そういった建物は残り少なく、決して観光地にはなり得ないのですが・・・ちょっと散歩するにはちょうど良かったです。
※2011/09/25 リコーGRブログのトラックバック企画「レトロ」に参加します。
Posted at 2011/01/15 21:26:49 | |
トラックバック(0) |
□街中の「昭和」 | 旅行/地域