
先週末ネットのニュース配信で「
レクサスが不振」だという記事を読みました。トヨタがどういうスタンスで考えているのかは分かりませんが、立ち上げてからたった3年しか経っていない時点で結論は出ないだろうというのが一番の印象です。
レクサス前夜にも
期待を込めて書き、オープンしてからも近くのディーラーに
立ち寄ったのですが、スーパーブランドというのは時間によって鍛えられるもの・・・あるいは時間によって淘汰されずに生き残ったモノをブランドと呼ぶのだ、と考えるので今回の報道を見てもあまり騒ぐほどではないと思っています。
ただ一つ感じるのは、どんなスーパーブランドもそれを代表するフラッグシップモデルがあり、そのモデルは他の何物でもない個性や、圧倒的な優位性や、語り継がれる歴史があるのですが、レクサスのLSにはそれが
感じられないという点です。
そもそもレクサスって一体どんなブランドなのか?
もしかして、
最上のおもてなしが唯一のブランドの信条なのかな?とか考え込んでしまいます。
レクサスの根本的な問題は、巨大すぎるトヨタブランドとの明確な違いを打ち出せないという事なのかも知れません。トヨタ自体が巨大で層の厚いラインナップを持っているせいで、どうしてもトヨタの一ブランド(一部)にしか見えない、のかなと。
例えば、LSに搭載されていたプリクラッシュ制御も、気が付くと
トヨタのクラウンにも搭載されたようですし、ハイブリッド技術なんてトヨタそのものですし・・・(個人的にはその高価なプリクラッシュ制御自体に、スバルの
EyeSight試乗会に参加した身としては全く魅力を感じないのですが)
「生まれた瞬間から
自らスーパーブランドを名乗る」という最大の挑戦(あるいは、驕り)の行く末を、もうしばらく、期待を込めて傍観したいです。
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★徒然に車のことなど | クルマ
Posted at
2008/08/03 22:40:14