この世界の片隅にを塚口さんさん劇場で観てから呉に行きたくなりました。ちょうどレンタカーで首都圏へ行く話が諸般の事情でボツになり、レンタカー予約はそのままで行き先を真逆にしました。
8/21
デミオディーゼル以外に選択肢のないクリーンディーゼルクラス指定を予約していました。がしかし、アクセラに1.5のディーゼルが追加されたことを察知し、前日に問い合わせると「アクセラスポーツのディーゼルになります」との回答。
デミオより200kgも重くて同じエンジン、意外と狭い呉市内を走るのに1790mmの車幅、リアハッチがあるとはいえ車高の関係で積載性がデミオより劣るという噂を聞いて正直なんだかなぁ~という気分でしたが、800kmほど走って返却した頃には「コイツはちょっと欲しくなる車だ」(徳大寺先生風)という感想になりました。アイドリング時以外はディーゼルエンジンとは感じられないフィーリング。ちょっとドッカンターボぽい部分もあるもののスムーズで十分以上の加速。今時少ないトルコンの6速AT。トレッドの広さからくる安定性、ホイルベースが長め(2700mm)なのにヒラヒラとカーブをクリアする性能で新車価格は233万円。デミオディーゼルのと差は約60万円ですが品質を考えたらむしろ安く感じました。勿論自分の甲斐性じゃ買えませんけど。
マツダ車の中でアクセラの顔つきが一番ハシビロコウによく似てると思う。
夕方に
おぷてーさんと合流してレンタカーを受取。リアシートを倒すと折りたたみ自転車が2台積めますが、ルーフが低くて自転車を縦積みできず横倒しになるので結構な場所を占有します。京都市内から亀岡に向かい、いつもの快走路であるR372で姫路へ。R2の相生を超えたあたりで運転手交代。
備前インターからいつものブルーラインへ
R2岡山バイパス付近の24時間営業のジョイフルで大休憩。数時間走って操作方法がわからない部分が出まくったので説明書を読みます。
エレクトロニクス装備満載のハイソカーより遥かに機能が多くなってるので説明書が分厚いです。15XDという一番下のグレードとはいえフル装備。
笠岡市内で運転手交代。大休憩以外はほとんどノンストップなので一人で運転するよりかなり速いです。
福山市内の片側3車線区間で何故か滋賀ナンバーのレガシィと大阪ナンバーのミライースが謎のバトル。交差点毎に赤信号になるので毎回京都ナンバーのレンタカーが追いつきます。
東広島駅前のセブンイレブンで休憩
リアはデザイン優先のため積載性能は控えめ。
ここまで340km走行した段階で燃費が21Km/Lと良好です。
東広島呉道路(無料)で呉に向かいますが、灰ヶ峰というこの地域で一番高い山からの眺めが良いとのことでマツコネで目的地を設定して向かいましたが事前にルートを下調べしなかったのが大失敗。
一般的なルートでない案内をされたため、山に入った途端狭いわ倒木倒竹だらけでした。(この先通行困難という呉市の看板があったものの無視したのがフラグ分岐でした。)マイカーなら気にせず突っ込むのですが、当月登録のピカピカのレンタカーですから傷をつけるわけにはいかず枝や竹はボディに撫でるようなスピードで通過。5kmを30分ほどかかって通常のルートに復帰しました。
5時前に山頂の展望台に到着したら一瞬だけ呉市内のきれいな夜景が見えましたが、すぐに濃霧で視界が遮られました。(日の出前に到着すれば夜景と明るい景色が見られて二度美味しいと考えた)
日の出を過ぎてもすごい濃霧で10m先でも見えないくらい。
早朝にも関わらず景色を撮影しに来たと思われるカブ乗りの地元の方、練習で登ってきたロードバイクの方がいました。いつもこんなもんですか?と聞いたらこの山だけ濃霧が多い日があるらしいとのことで・・
一向に霧が晴れる気配がないので諦めて下山しました。行きのえぐい道と比べたら狭いとはいえ随分マシな道で安心してたらうり坊が・・
親が近くにいて(レンタカーに)突進してきたらどうしようかと焦りました。
長迫公園の旧海軍墓地に向かうために再びマツコネに案内を頼みます。今度は安全な遠回り(焼山・二河峡経由)のルートを自動で案内していただき、親切にも最短ルートの狭い道(普通の県道だけど・・)を回避してくれました。さっきのえげつない道は回避してくれなかったのに。
休山のふもとの(長迫公園)旧海軍墓地。
海軍軍人戦没者の慰霊碑が所在しています。艦隊や艦船ごとに碑があるため、すべて回るには90分ほどかかりました。案内ボランディアのご高齢の方(潜水艦教育隊ご出身?)がおられたので、帝国海軍~自衛隊の潜水艦の歴史の説明を受けました。伊19の姿が浮かびながらも、国産潜水艦開発~終戦までに多大な犠牲があったことに絶句してしまいます。
青葉、見ちゃいましたとか
北上の慰霊碑はどこかなぁと思ってしまった自分を叱りたい
長迫公園を離れて入船山公園の駐車場へ。そこから折りたたみ自転車で歴史の見える丘へ
噫戦艦大和塔だそうです。
この丘から戦艦が建造されたドック(実際は左側の屋根がある部分)が見渡せます。

山側に視線を向ける灰ヶ峰(戦時は対空砲が設置されていた)が見えますが、相変わらず厚い雲に覆われていました。

江田島フェリーに乗る前にゆめタウンで朝食。呉市の公用車は何故かベリーサ

呉港のフェリーターミナルで瀬戸内サイクリングパスの発行を受けます。航路によって割引条件が変わりますが、自転車の航送料金がタダになります。
(自転車・バイク・車は)切符を買わずに船に乗り込み、甲板で運賃を支払います。てつのくじら館の潜水艦がデカい

建造中の船を間近で見られました。


10分も経てば呉港全体が見渡せました。
灰ヶ峰頂上が見えるようになってきました。

江田島小用港に上陸。
ここから山を越えて10分ほどで海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)に到着

時間指定で敷地内の見学ができます。
福利厚生棟ぽい場所で集合し、自衛官OBの方を先頭に出発。
歩きながら説明をされますが、遠くはなれていても拡声器を使用せずに肉声でも明瞭に聞こえるのは流石といったところです。
学校の大講堂
実際に見たほうが迫力があります。

とても広い

講堂の正門から「古鷹山」が見えます。重巡洋艦古鷹を思い出しますが、その名の元になった山です。生徒は何かにつけて登らさせる・すぐ下山させられる、頂上から歌唱して校舎まで歌声が届けば合格とか考えるだけでも恐ろしいです。
トヨタ車
右側に戦艦陸奥の主砲塔があります。
隣の建物と比較してその巨大さがよくわかります。
バギーで遊んでる・・のではなく、
芝生の手入れ作業をされていました
教育参考館
一般企業でいうところの歴史記念館・博物館的な施設ですが、帝国海軍からの多くの亡くなられた方の慰霊館的な性格も帯びています。どこかの教育隊の見学の方が退館されるタイミングで入館できました。
素人目に見ても貴重な展示品だったと思いますが、見学時間が30分程度の制限があったのでじっくり見る余裕がなかったのが残念でした。
再び集合場所に戻って解散となりました。後は売店でお土産を買うなり、レストランでカレーを食べるなり自由でした。船の出港時間を考えてすぐにレストランで海軍カレー(600円)を注文
当たり前ですが至極オーソドックスなカレーでした。
辛すぎず--甘すぎず。
再び山を越えて小用港へ戻ります。
しんどい山坂道から一転して急な下り坂になり海が見え始める風景は綺麗でした。(写真はwikiから転載)
出港予定時刻ギリギリに呉港から到着したのに。乗客も手慣れてる人たちばっかりでほぼ定刻に出航しました。
(後編につづく)
先月はアクセラディーゼルで行きましたが、あと数時間後にノートe-powerで広島・呉に行くことになりました。自分が運転が楽しい(たのしい)車か、楽(らく)な車どちらが好きなのか結論を出しに行ってきます。
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クルマ | 日記
Posted at
2017/09/28 21:32:00