☆ ＧＣ８・Ｖｅｒ６やっとこさ～♪ ☆

このＶｅｒ６のエンジン、メーカーの修理書に従い本来の
部品供給に従って分解・オーバホールを行うことは事実
上無理という、まったくもってふざけたエンジンです。（笑）

当社で言う意味のエンジンオーバーホールとは最低でも
新車時以上の状態になることを意味します。
ですのでインチキオーバーホール時にありがちな、リング
だけの交換とかＳＴＤサイズでピストン交換とかそう言った
作業は当社では一切行いません。

気密性が要求される部分のシリンダーブロック壁面、バルブシート及びバルブフェース等
の摺動部全てフレッシュな状態に研磨するのですがその際のバルブシートカットが大問題！

なんと、必要最小限度のシートカット量でも指定のバルブクリアランスに持っていく為の薄い
シムが存在しない・・・

ラッシュアジャスターならなんの問題も無いし、アウターシムならまだ手作業での研磨も
やりやすいのですが今回はＲＢ２６並のサイズのインナーシム・・・

エアーツールなんかを使うと時間は早いのですが、シムの研磨その物の平滑化に問題
が出るので定番の上でバルブコンパウンドを使ってひたすら指先でエキゾースト側の８個分
のシムを３/１００研磨するのに丸々３日間の２４時間費やし完成！

エンジン担当者Ｔｏｓｈｉエンジンニアリングの指先は労災状態です♪（笑）

エンジンは間もなく完成ですが、Ｔｏｓｈｉエンジニアリングはこの後一度
こちらの作業の手を休めＥＰ９５の作業にスパートを掛けます。＞Ｄａｉ