ＧＲヤリス 十勝夏祭り走行後のオイル交換で問題が！

デモカーはただいまモーテック日本最速取付けが完了しシャシダイですが、昨日同時に行ったオイル交換で競技車両で問題になっている噂通りのヤバい問題が露呈しました。
デモカーの走行距離は１，２００ｋｍで、夏祭り前に全て新油に交換して大井さんに走って頂きました。

まずこちらはエンジンオイル。全容量４，３L

クラブマンコースを２０週前後しただけですが、鉄粉が多く見られギラギラ感が強いです。

鉄粉が多いのは走行距離が少ない為だと思われます、ブローバイ希釈は弱くガソリン臭は少ない状況です。

あ、都市伝説でＧＲヤリスは２０００ｋｍくらい走らないとフルパワーが出ないとか囁かれていましたが、全くその様な事は無く最初からフルパワーが出ております。

続いてはミッションオイルです。全容量２，０L

ムラサキ感がしっかり残っていますが、ＬＳＤを組んで初回のオイル交換と言う事も有り鉄粉は多目ですね。

そしてこちらはリヤデフ。全容量０，５Ｌ

ＧＲヤリスはＦＦベースでリヤへのアウトプットは極めて少ないのでムラサキ感もしっかり残っており鉄粉も少な目で再使用可能な状況です。

そしてこちらが問題のトランスファーオイル！全容量０，４５Ｌ

ミッション、リヤデフと全く同じオイルを使用し更にＳＯＤ－１を施工していますが、全く違う色味になってしまっています。

そして匂いが１５０℃以上迄油温上昇した際の独特の焼けた超やばいオイルの匂いになっています。

これシナーレックが入っているロイヤルパープルにＳＯＤ－１を施工してこの状況ですから、有名他社のオイルだったらおそらく焼き付いていたと思われます。

トランスファーブローで走行出来なくなっていたことでしょう。

対策を取らないとイケませんが先ずはＧＲパーツのクーリングアンダーカバーでトランスファーケースに走行風を少しでも当てる事、同時にトランスファーの油量を増やす施工を実施したいと思います。

シビアコンディションで走らせる方はトランスファーオイルをスポーツ走行前後で必ず交換してあげましょう、全容量０，４５Ｌですから費用もそんなに掛かりません。

弊社ユーザー様であればロイヤルパープルＢａｓｅの７５Ｗ－８５の４Ｌ缶のお持ち帰りしている残り分で交換出来そうです。

注意＊今回のトランスファー問題はシビアコンディションで走らせるユーザー様の場合の問題であり、街乗りの方には無縁の問題ですので心配は要りませんのでご安心ください。

クルーズ　マネージャー　Ｄａｉ