走らねぇ豚はただの豚だ・・・🐽💦
クラブマンを手放してから本当そう思う今日この頃。
やっぱバイク欲しい・・・。
さて、また・・・・カワサキさんですよ。
今回は忍者(GPZ900R)
を、越える・・・はずだったんですが・・・そんなバイク。
【Kawasaki GPZ 1000 RX】
「カワサキ GPZ 1000 RX」です。

はい、そこの忍者乗りさん、「そのエンジンくれ」とか「部品取り車」とか言うのは無しでw。
1986年、GPZ900Rを越えるべくデビューしました。
では、いつものスペックを。
水冷4サイクル直列4気筒DOHC、排気量997cc、最高出力 125馬力です。
このエンジンをダブルクレードルの「スチール」フレームに搭載しています。
簡単に言えば、忍者の排気量アップ、空力性能向上バージョンですね。乾燥重量は250kgと重くはなっていますが、その最高速度は260kmをマーク、動力性能的には忍者を越えました。
重くなった重量も高速での直安性には一役かっています。
尚、北米ではNINJA 1000Rの名前で販売されました、なぜか北米仕様は欧州などより5馬力低い120馬力ですが。

イメージカラーはやはりこの赤でしょうかね。

個人的好みはこの色、私は基本的には黒や青系の色が好きなので。黄色も好きですが。

白金、ちょっとゴージャスなカラー。

ベーシックな黒、ある意味一番人気、大柄な車体が引き締まって見えます。
さて、このRX、実は前後16インチホイールなんです。リヤは大きく見えますが、ハイト(高さ)の高いタイヤを履いているから一見インチが大きく見えますがリヤも16インチなんです。
前後16インチ化で、コーナリング性能を上げようとしたそうですが、やはりワインディングはやや苦手とのこと。まあ、カワサキ曰く「スポーツツアラー」ですから。
それが証拠にリヤカウルに収納できる荷掛けフックや、実は一見無いように見える「カワサキイズム」の精神が形になったモノ、そう、アレです、リヤグラブバーも実はあるんです。
RXのグラブバーは普段は折り畳んで収納できるようになっているんです。そこまでするか「カワサキイズム」(同義語:意地)。
最終的に1988年までの生産と、わりと短命なバイクでした。このあたりから90年代にかけて、大型バイクもスポーツ化、軽量化の波が来ましたから、次へのバトンを早々に渡してしまったのです。
さて、このRXのエンジンといえば「GPZ900Rにボルトオンで載せられる」と有名ですね。
実際のところは・・・可能ですよ、載せるだけならば。
エンジン本体はほぼボルトオンで行けます、ただし、チェーンラインを合わせなければなりません。スプロケット(歯車)の加工が必要です。後で、忍者用のパーツで加工済みの載せかえ用スプロケットも出ていました。
「なら、中身だけ代えればいいじゃん」、つまりピストン流用とかですね。これ、実は一番「やっちゃダメ」です、遅くなりますよ。
何故なら忍者の圧縮比は11、RXの圧縮比は10ちょっとほど、つまり圧縮が下がってしまうんですね。下手するとパワーダウンしてしまいます。これをやるならZZ-R1100の腰下流用をやったほうが良いです。それか素直にRXエンジン&キャブに載せかえです。
忍者に関しては色々と調べました、長い間愛車でしたから。
中古市場は格安です。
走行1万あたりで30万円台、過走行な物は20万円台、改造パーツ多数でやっと60万円台。結構大事に乗られた個体が多いようです。
私なら、サイドアンダーカウル外しのお約束を、これはパイプハンは合わないと思うのでハンドル回りはノーマルで、ボジションもキツくないので。むしろ足回りをしっかりやりたいですね、フロントはあるかもですが、リヤ16インチはタイヤがなかなか無さげですから前後17インチ化、ブレーキ強化を他車流用で、これはやりたいポイントです。後はキャブとマフラーで。RXはマフラーを変えると忍者とは違った荒々しい音になりますよ。

時代の流れに翻弄されたスポーツツアラー、それがこの1000RX かと。しかし、この形はZZ-Rにまで続く形になりました。
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Posted at
2016/11/11 23:51:42