ここは何処だ・・・ああ、サービスエリアだな。
サービスエリアではオススメや名物に目もくれず暑さも関係なくかき揚げ蕎麦生卵付きを頼むのが私の掟ポルシェ(あればおにぎりかそれは私のお稲荷さんだ!も1個欲しい・・・無かった、お盆のSAは混むし普段も蕎麦は早いですからね)。
正直混んでてレスト(休む・・・出来ないな)ラン(即逃げ)状態、あちらこちらから家族連れのお子ちゃま達がピィィ~ギィィィャアァァァァ~!
う~む・・・これが・・・お盆の「奇声ラッシュ」かw。
で、何処へ行くんだ私は。
「北海道開拓の村」に到着、場所は札幌市厚別区です。明治期~大正期の色々な建物が屋外に展示されています。尚、この建物(つまり玄関ゲート)も旧札幌停車場なんですよ。
ごあんな~い、え、これってかなり広いんじゃね?。
って・・・・うお~ぃっ!、いきなり玄関になんかとんでもない貼り紙があるんですけどぉ~!(;´Д`)
開拓の村で!僕と握手っ!
(;ω;)🤝🐻🍴
(からの噛みつきながらの引っ掻きとサバ折りからの放り投げからの叩きつけとその他諸々)ってか。
ああ・・・開拓村が一瞬で魔界村に。
・・・えーっと銃剣とぉ、三十年式(歩兵銃)とぉ・・・弾薬盒(ごう)とぉ・・・味噌も少々・・・んなもん無ぇ~し!。
助けて!○○ポ先生ぇぇぇ~!(誰?)
気を取り直して、出会ったらイオマンテ(アイヌの熊送りの儀式)にしてやると入定・・・いや、それ即身仏で死んじゃってるから入場な。
(※ここでおことわり、「あの漫画」の聖地?巡礼でもありますので、わからなかったらひたすら失笑願います)
場内では線路があり、国内唯一の「馬車鉄道」があり、線路の上をお馬さんが馬車を引いて歩いています。白い二頭の道産子ちゃん達です可愛いな。冬期間の土日祝日は馬橇(うまそり)にチェンジするそうです。
元は旭川にあった近藤染舗、染め物屋さんだけあってなんかカラフル。
あ、基本的に開拓の村の建物は全て中に入れますよ。ただ全部入っていたら時間がヤバいので、撮った画像も全部ではありません。中に入ると自動的に音声が流れてくる建物もあります。
旧開拓使札幌本庁舎、でも、中身は最新のビジターセンターでエレベーターがあったり(本当にあったw)。
整備中でしたが旧来正旅館、この角度からだとアレの作中では「盲目の囚人盗賊達のアジト」でしたね。隠れていますがちゃんと上に「待合旅館」と書いてありました。
同じく旧来正旅館の別角度から、この角度からだとアレの作中では遊郭として出てきました。
待合旅館とは昔の駅の近くにあり、昔は1日の汽車の本数が少なかったから来るまでここで待つ、最悪の場合泊まって次の日にまた汽車に乗るという旅館だったそうです。
旧浦河支庁庁舎、アレの作中でこの建物に見覚えは?、「札幌世界ホテル」ですね、中身は残念ながらド(ピー)フのコントのセットではありませんでしたけどw。
しかしなんでこの庁舎はピンク色なんだ?。
なんか整備中が結構ありましたね、これは三□河本そば屋、ニシン蕎麦に不死身の兵隊さんがヒンナした蕎麦屋がこれ。
広瀬写真館、アレの作中でも写真館としてこのままでした。はい、もう少し足を開いてみようか!とセクシーふんどしマタギが中に・・・居ないからw
山本理髪店、作中でもこのまま出てきた理髪店ですね、中に入ると店主とお客さんの会話が流れてくるんですが、さすがに店主は「あんたは、どちらに売り込むんだい?」とは言っていませんでしたw、ランダムでレア的に流れるようにしませんか?。
山本消防組番屋の火の見櫓(やぐら)、この上からあのサイコな山猫スナイパーさんが・・・なるほど。
また整備中でしたが、青山家漁家住宅、いわゆるニシン御殿ですね。
ニシン御殿内部、ニシン漬けと白米は?・・・出てきませんねぇ。
この開拓の村では、ボランティアでガイドさん達が放し飼い (オイッ!)的に建物内部に居る所もあるんですが、派出所には白い制服の警官さんまで。
ガイドさんにこの御殿の内部で呼び止められて「奥の厠(かわや、便所)に行ってみてください、豪華ですから」とのことで、わかった、ちょっとオ(ピー)マ行ってくる。
御殿の厠(便所)、天井に色々な絵がちりばめられていて確かに豪華、あ、あの作中では厠の中には死体が!・・・無かった良かったあったら股間が煌めくわww。
あら、ピアノらしき物もある、マキシム機関銃・・・は無いか。
旧小樽新聞社、なかなか荘厳な造り、木の骨組みに石の外壁を組んだ造りです。
小樽日報社だったら石川啄木が働いていた所だったんですがね。今は小樽に跡地と看板があるだけです。尚、石川啄木ってかなりのロクデナシなんですけどね(酒乱、踏み倒し借金王、女遊び好き)、まあ、詩人とか作家はそういう人が多いですが。
旧北海中学校、横にかなり広い正に白い巨搭
近藤医院と内部の受付、受付の奥には薬瓶が沢山、ここでお薬を出していたんですかね、ここもアレの作中で出てきた所ですよ。
田村家北誠館蚕種(きんしゅ)製造所、つまり蚕を育てて繭を作っていた所、ここもアレの作中で出てきましたね。
内部展示、やはりあった!あの作中に出てきた「種繭雌雄鑑別機」!、結構大きな機械です。毒薬ロシアンルーレットではありませんよ。
この繭切り包丁も・・・作中に出てきたな、トドメの一撃!。
生きた蚕(かいこ)も少し居ました、芋虫なんですがホルスタインのような色で案外可愛い虫ですよ。
有島家住宅、小説家の有島武郎(たけお)さんのお家。このお方は最期は内地で奥様と心中しちゃったんですが。北海道では札幌のこの家に居たそうです。
ソーケシュオマベツ駅逓所、運輸、郵便、輸送、そして旅館も兼ねていた施設で道内の各地方に似たような施設が200件ぐらいあったそうで。はい、これも出てきましたね。
開拓小屋、藁葺きの粗末な小屋で中は囲炉裏と地面に蓙(ござ)をしいただけのものすごく簡素な小屋、入植してすぐはこんな小屋で寝泊まりしていたそうです、夏は良いけど冬は下手したら凍死しそう。
小川家酪農畜舎、初期の酪農畜舎でサイロもあります、これが日本の酪農畜舎の基準となったそうです。
炭焼き小屋、えっと・・・ダッ(ピー)ュ村かな?。
きかんしゃトー(ピー)ス、いや、森林鉄道機関庫、古い小型のディーゼル機関車が二両、山中で伐採した木を運んでいたそうです。
菊田家農家住宅、このレベルのお家だといわゆる豪農レベルかと。
浦河公会会堂、つまりキリスト教の教会ですね、中には白い懺悔の神様が・・・居ないから。
とまあ、色々と載せましたがこれでも全部ではありません、正直歩いて回ると結構大変です、といっても歩くしかないんですけどね。
本当に森の中を歩く地域もありますからトレッキングシューズがあると良いと思います・・・あっ、ヒグマ(居ませんでしたw)。
んで?、訳がわからないアレだの作中だのって何だよですと?。
はい、しっかり正面玄関施設内にありましたよw。パネルは不死身の杉元とアシリパさんがありました。ここの建物が沢山出てくるので。
尚、道内の関わりのある施設にはキャラクターのパネルが設置されています、夕張炭鉱とかにも。
まあ、これだけでは無く、最近だとNHKで放映されたドラマ「永遠のニシパ」とか朝ドラの「マッサン」とか色々と撮影にも使われているそうです。
久しぶりに歩き回ったからお腹がすいたな、施設内のレストランではニシン蕎麦がありますよ。
かなり見ごたえがある施設ですから、トレッキングがてらに見てみるのも良いと思います。
解る方はニヤリと・・・・(^_^;)