今回は三菱、一見普っ通~な生活コンパクトハッチ(セダン)なんですが・・・

と、言いたくなることオンパレードだった車をご紹介。
【MITSUBISHI MIRAGE】
「三菱 ミラージュ(四代目)」です。
1991年

歴代四代目のミラージュとして販売開始、かなり丸みを帯びたスタイリングで登場しました。
スペック
水冷並列4気筒SOHC12バルブ、排気量1298cc、最高出力88馬力です。
平凡なリッターカーのエンジンでは?となったかと、いえいえ、まずはベースグレードからで段々スペックが狂気じみた物へ変わって行く様をお楽しみくださいませw

エンジン、画像は1.5リッターです。他には1.3~1.6リッターのガソリンエンジン4機と1.8リッターのディーゼルターボのラインナップでした。トランスミッションは4ATと5MTとなっております。

フロント足回り、マクファーソンストラット方式、ブレーキはディスクブレーキを装備、タイヤサイズは13~14インチとグレードにより違います。

リヤ側足回り、リヤは一般的なトーションビーム式ではなくなんとマルチリンク式と贅沢な物を装備、ブレーキはリーディングドラム式ですがそこはまあベーシックなコンパクトカーですからね。リヤ側タイヤサイズも13~14インチとグレードによって差異があります。

内装は外観に合わせた曲線基調なスタイル、ベーシックな車とはいえなかなかの上質感かなと。シート材質はこれもグレードにより違います。
これは4ドアセダンですが、後席はこんな感じ、コンパクトながら充分なスペースが確保されています。

フロント~サイド、全体的に曲線で構成されたスタイル、ちなみに設計はいわゆるバブル期だったので上質感を目指したそうです。今見ても現行より悪くないなと個人的には思います。

リヤ側~サイド、ハッチバックはそこは割りきりな3ドアのみでした。

こちらセダンには4ドアのモデルと

2ドアクーペのスポーティーなアスティも存在していました。流石バブル期の設計ベーシックコンパクトでも選り取り見取りな選択肢の多さですね、これも好きなポイントです。
さて、これまでを見てなんだよ今よりかは贅沢だけどベーシックなリッターコンパクトカーじゃんとお思いかと、いやいや、ここからが本番ですよ、この車の「気が狂っとる」なグレードの紹介を行きます。

ミラージュと言えば?、そうスポーツグレードの「サイボーグ」ですね、1992年にこの四代目にも追加されました。

エンジンは水冷並列4気筒DOHC16バルブ、排気量1597cc、最高出力はなんと175馬力を発生、先代サイボーグはターボつきで145馬力ほど、そこからのNAでいきなり馬力がジャンプアップ、これ当時のホンダのテンロクVTECエンジンより5~10馬力ほど上回っています。この四代目サイボーグから三菱新開発のMIVEC(Mitsubishi Innovative Valve timing and lift Electric Control system)と呼ばれるマルチモード可変バルブタイミング機構を採用、つまり三菱版のVTECですね。尚、これを知ったホンダさんは・・・何故か喜んだとか、テンロクスポーツ界が活気づくと。しかもこのサイボーグ車重は乾燥で1040kg・・・遅いはずが無いというヤツですね。

尚、快適装備を省いた5MTクロスミッション装備で競技用のRSも存在します。駆動方式はFFで通常のサイボーグは5MTとATが用意されていました。足回りはストラットと5リンクのマルチリンクを採用、リヤブレーキもディスクブレーキに変更されています。

インパネ回り、センタースピード、左タコメーターの配置、タコメーターは10000rpmまで刻まれていて間違いなく高回転ユニットの証です。

リヤ側、見ての通り一見地味~なコンパクトハッチですが、実はEK9シビック以上の動力性能を秘めているって・・・これはそそられるよなぁw。
そして、気が狂っとるその2も居ます・・・

こちらのミラージュセダン、一見なんの変哲もない小型セダンに見えますが、良く見るとサイドに変な文字が入っているんですよ。「DOHC 24VALVE」と書いてある・・・

このセダン、なんとV型6気筒24バルブのNAエンジン搭載なんです。ではその驚愕のスペックはこちら。
水冷V型6気筒DOHC24バルブ、排気量【1597cc】、最高出力140馬力です・・・って

いやV6エンジンはともかく、排気量1597ccのつまりテンロクのV型6気筒DOHC24バルブって何なのよ?w、形式名は6A10型エンジンと申しますが実はこれ「量産車世界最小排気量のV型6気筒エンジン」なんですよ。このちょっと前にコレを達成した某自動車メーカーも居たんですけどね、それについては余談にて。1気筒あたり250ccほどしか無いそうです。

搭載グレードは4ドアセダンの最上級グレードであるロイヤルとVIEサルーン、当時価格ですがロイヤルでV6エンジン車が200万あたりで買えちゃうといういい時代だったなぁ。ただ、馬力を見ての通りスポーツではなく、あくまで上級上質な小さな高級車として開発された車でして、かなり良く回るエンジンなんですが如何せん低速トルクが細くて・・・排気音だけが前に行く車だったそうで加速は正直鈍いとか。

セダンロイヤルインパネ回り、基本的には共通ですがちょっと質感が高い感じになっております。バブル設計だったので、小さな高級車路線も用意されていたんです。でも世界最小のV6エンジンはやり過ぎやろw

上記した2ドアクーペのアスティにもホットモデルを用意、RXというMIVEC搭載のグレードです。この一見大人しそ~うなとっつぁんコンパクトクーペが5MTで175馬力って、これまたそそりますねぇw

サイボーグはモータースポーツでも活躍していて、国内のサーキットやラリー、ジムカーナ競技などに参戦しております。アスティもRXがありましたが、実際の競技ではやはり全長の短い3ドアハッチが好まれたようです。
これだけ気が狂ったような多種多様なバリエーション展開を誇りましたが、正直他社のコンパクトハッチやセダンほどは売れなかったそうです。
1995年に

比較的にキープコンセプトな五代目にバトンタッチ、生産終了となりました。この五代目ミラージュもかなり狂気な車・・・なんですけどいずれまた。
さて、中古市場
四代目サイボーグはなかなかタマが無い、その前のターボの三代目サイボーグでなんと280万円・・・高くね?。この次の五代目サイボーグだと180万円あたり、ちなみにアスティRXは数台あって160~180万円あたり、走行は当然10万キロ越え、四代目サイボーグはもしタマがあれば180万あたりなのかな?、何にせよ高騰していると思われます。むしろ普通の四代目ミラージュはほぼ無し、逆に希少かもしれませんね。ただ、MIVECについては初期は切り替わらないというトラブルが結構あったそうです。つまり「無いベック」な個体もたまーにあるとか、なのでエンジン始動から高回転までブン回させてくれる所で買うべきとのこと、エンジン確認は必須作業です。

かなり地味~な生活コンパクトハッチなのにバブルが生んだ贅沢設計のリヤマルチリンクの足回り、1600ccで175馬力とホンダシビック(EK9)より軽くて高出力なサイボーグ、上質な小さな高級車を目指しましたと地味なとっつぁんコンパクトセダンに世界最小排気量のV型6気筒DOHC24バルブエンジンをぶちこむ狂気w、更に派生の2ドアクーペも作りました→5MTで175馬力のMIVECもあるでよ・・・そんなある意味狂気の塊のような車

こう言いたくなるw・・・それが三菱ミラージュ(四代目)です、いや、本当にそそられる車だよなぁw。
所有するなら?そりゃ3ドアハッチのサイボーグといいたい所ですが、アスティRXを外観とマフラーはなるべくノーマルの中身(特に足回り)はガッチリ固めて、あえて高齢者マークをつけて走りたいな性格悪いですからw。それはまあ冗談として、サイボーグをマフラーと足回りメインで軽くイジって乗るのが良いかと。V6はマフラー入れると音は快音なんですけどね・・・加速が遅いの、音だけが前に行っちゃうんですけどね。

まあ、こんな感じが良いなと思います。後はルーフリヤエンドに小さな垂直ウイングをつけるぐらいで、ランチア・デルタみたいなヤツですね。
本当この頃の三菱は、ブッ飛んでて好きだなぁ・・・今?、何か面白い車ってありましたっけ?最早単なるSUV屋だし。

一応海外ではこんなのも造っていたみたいですけどね、現行ミラージュベースのラリーカー、なんだよ素材はあるんじゃんこういうのも造ってくれよ、まずは素の(ちゃんとした)日常コンパクトハッチからでいい、コルトかミラージュの名前でさ。
余談、泣いたMAZDA

皆様この車を覚えていますか?、ユーノスプレッソと申します。マツダの多チャンネル販売時代に生まれた小型クーペですね。1991年の3月に販売された車、発売当時エンジンが話題になりました。

排気量1800ccの世界最小排気量のV6エンジン、最高出力140馬力で鳴り物入りの登場で世間を騒がせたのです。しかし、その後1年たたずに三菱が1600ccのV6で140馬力のエンジンを四代目ミラージュセダンに搭載、世界最小排気量V6の座はアッサリ三菱に明け渡すはめに、ただでさえ当時ユーノスブランドなどの多チャンネル販売で体力的に無理をしていたマツダさん、まさに泣きっ面に蜂😭💥🐝状態・・・。マイナーチェンジで微妙~に145馬力になりましたが最早マツダの意地だったのやらw、ユーノスプレッソもいずれご紹介します。コイツもマフラーを入れると快音なんですが、低速トルクが細くて加速が遅めで音だけが前に行く車なんですけどね・・・。