小さなレジャーバイク(ホンダ以外、モンゴリダックスは紹介済)シリーズの続き(part2)になります。
前回、カワサ菌のAV(エッチなのではない!w)50をご紹介しました。
さて今回は・・・
聖 地 発 見!!www
スズ菌の真の聖地は岐阜県にあったのですね・・・w
ここ、本当の名前は「鈴蘭高原」なんだそうですが、石碑のあまりにも流暢な草書体のせいで「蘭」が「菌」に見えてしまい「鈴菌高原」とも呼ばれているそうですw・・・今では二輪四輪問わずでスズ菌罹患者の聖地となってしまった模様、いや、もうね・・・これは・・・
スズ菌クラスターとしては本当に行ってみたくなりましたw、というわけでスズ菌です。
【SUZUKI VanVan50】
「スズキ バンバン50」です。
ちなみに形式名だと「RV50」になります。
車名については「道を選ばずバンバン走ろう!」からで・・・はい、なんの捻りもありませんねw。まあ、コレラ・・・じゃねーよコレダ号とかあると便利なスズ菌アルトとか・・・なんともスズ菌らしいネーミングですけど。
ホンダからマイキーくんいやモンキーくんやダックスやゴリラが販売されたわけですが、【変態】がただ黙っているわけもなく。
1972年に
バンバン50は誕生しました。
でも、実は1971年にバンバン90が先に出たんですけどね。
スペック
空冷クランクケースリードバルブ2サイクル単気筒、排気量49cc、最高出力4.3馬力です。
フロント、リヤ共に10インチで5.40幅の極太レクタングルタイヤ、ちなみに純正で空気入れが装備されていて、フレーム左側に沿う形で装着されています。
これが純正空気入れ、荒れ地や砂地で空気を抜いて走って遊んだら、これで空気圧を戻してねという【変態的】な配慮w。
同じ1972年に125が、1973年にはバンバン75も販売されています。
純正オプションも豊富で、画像がほぼフルオプション、バイザーやフロントのカゴ、振り分けバッグ等もあったそうです。
1973年に、フロントフォークに油圧ダンパー式のテレスコピック、フレームにダウンチューブ型のエンジンガード、更にロータリー式4速ミッションを採用した「バンバン50スポーツ(RV50S)」と、自動遠心クラッチ・ロータリー式3速ミッションの「バンバン50オートクラッチ(RV50A)」が追加、花柄シートなんかもこの時に追加されています。
1974年にグレード整理でスポーツとデラックスの2種類に統合
1975年には、市街地走行の多いユーザー向けに、前後のタイヤを一回り細い3.50幅にサイズダウン、セリアーニ式テレスコピックフロントフォークを採用し、アライメントの調整で直進安定性を向上させた「バンバン50T」を追加、5.40幅のレクタングルタイヤは、不整地では威力を発揮しますが、市街地では直安性に欠けると言われていたからです。
1978年にマイナーチェンジで、カラーリング変更とメーターやスイッチのレイアウトを変更、
1982年にバンバン50スポーツのみとなり、最終的には1987年あたりまではラインナップにはあったとか・・・はい、なんだかんだで15年ぐらいの長いモデルスパンだったのです。
やっぱり【変態】、いつの間にか結果を出してる、一発を狙うとなぜかハズすんですけどねw。
一応、ご兄弟の画像も。
こちらがバンバン75
これはバンバン90
わりとレアなバンバン125になります。
バンバンの走りは?、4.3馬力ほどですがそこは2サイクル、モンゴリよりかは活発に走れるそうで、不整地でも2サイクルらしい粘りがあり、また空気圧調整でなかなかの走破性も持っているそうです。ただ、舗装路では前後5.40のタイヤは直安性に欠けている欠点もあるそうですが、上記の通り前後タイヤを3.50にしてアライメント調整をされてからは大丈夫になったとのこと。まあ、速いとかはありませんが普通に舗装路も走れるようになりました。
さて、中古市場
当時の新車販売価格は10万ちょいぐらいだったので、その頃よりかは上がってはいますが、そんなには暴騰していない感じですね。
下は13万円あたりから、上は24万円あたりと今の原付~125あたりを新車で購入するなら買えなくは無い、わりと良心的な価格帯です。2サイクルエンジンがお好きなら狙ってみても良いかなと、見た目もアップマフラーである意味今流行りのスクランブラー感もありますし中古価格が絶賛暴騰中のモンゴリダックスよりかは狙い目かと。
整備に自信があるなら・・・はい、いつもの地元の掲示板あたりを探索するのもアリ、下手をしたらあげますされているのも発見できますよ。ただし、部品はほぼ欠品していると思ってください。特に5.40幅のタイヤはなかなか出てこないらしい、新品はほぼ皆無で、中古のほぼ新品をオクとかで手に入れている状態だとか、しかもその相場は1本15000円あたり、少なくともタイヤは前後3.50にしちゃったほうが良いかもです。
尚、エンジンについては
長く生産されていたビジネスモデルのスズキK50の部品流用が可能とのことです、ほぼ同じエンジンだとか、エンジンだけでもドナーとして入手しておくのもアリかも。
ご兄弟については、75ccが30万円台、90ccはレア気味なので40万円台、さらにレアな125ccは強気な価格帯で50~60万円あたりです。125は確かにレアですからね。
ホンダのモンゴリアンチョップ・・・いや、モンゴリダックス達に対抗するために、特に路外での走破性を重視、まさにレジャーバイクとしての性能に特化したバイク。ただ、それにより逆に舗装路が走りにくくなった部分もありますがそれも年次改良で解決、最終的には15年ほど造り続けられ日常の足としても愛されたバイク、それがスズキ バンバン50です。
所有するなら?、75か125が良いかな?、やはり30km制限とか二段階右折はウザいので。
50のスタイルを貫くならばボアアップで80~90ccあたりにして小型登録に変更で、チャンバーなどは他社の2スト50cc用を流用改造して自作している方々が多いです。モンゴリダックス達ほどは社外パーツはありませんから流用や自作派が頑張っています。
いや、これはスゲぇ!ローアンドロングを極めたバンバン、恐らくフレームからイジっているのかなと。
一見爽やかカラーへ変更系に見えますが、実はこれかなりの力作でして、なんとエンジンが4サイクル単気筒になっているそうです。いわゆる中華製125ccの4サイクルエンジンに載せ換えした模様、昨今この中華製125ccエンジンはよくミニバイクなどに流用されていますけど、価格も新品箱入りが尼などで3万円台だそうで安いし。それでもかなり面倒臭かったんじゃないかな~と。これは凄すぎるぞ。
と、いうわけで流用等で4サイクル化もアリなカスタムだそうです。
近年古いバイクは排気量関係なく価格が暴騰していますが、まだ比較的に安価で今が買いなミニバイクですね。
さて、次は・・・ってもうあの会社しか残って無いですけどねw。
Posted at 2023/07/14 18:20:01 | |
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