久々に機能戦士ホンダムZだZ♪
優等生だの面白みに欠けるだの言われがちですが、「やるときゃやる」な一面もありますよ。
【HONDA DREAM 50】
「ホンダ ドリーム50」です。
このバイク、元ネタがありましてそれがこちら。

1962年に販売された市販レーサー「CR110 カブレーシング」、これが元ネタです。
まずはこちらのスペックを。
空冷DOHC4バルブ単気筒、排気量49cc、最高出力7馬力です。
カムギアトレーンによる動弁機構、精密機械と呼ばれた世界最小のDOHCエンジン、その回転は1万1千回転を越え更に71kgの乾燥重量と相まって最高速は100kmを越えます。
この頃は、50ccクラスの世界選手権レースがありそのために作られた市販レーサーでした。
尚、CR110はマニア垂涎の一台でオークションに出ると「最低落札価格700万円から」のスタートになるそうです・・・。
(ノ´∀`)ノ~┻━┻
とまあ、こんなCR110(CR110自体もワークスレーサーRC110のレプリカですが)のレプリカを、突如ホンダは発表したのです。

こちらがドリーム50、1997年に登場、結構いきなりな発表だった記憶が。
こちらもスペックを。
空冷DOHC4バルブ単気筒、排気量49cc、最高出力 5.6馬力です。
やや、おとなしくなってる?。最高回転は10500rpmで乾燥重量81kgとやはり「抑えてある」ようですね。公道を走る市販車でありますから、耐久性を重視して実力を抑えこんでいるそうです。
110と同じく、カムギアトレーンの動弁機構、ミッキーマ(ピー)スと形容されるエンジンヘッドを持ち、そのスタイルも110を意識したロングタンク、シングルシートとかなり共通点が多いです。
これだけ贅を尽くした作りなので、その価格もドリームジャンボで「32万9000円」と2クラスぐらい上のバイクの価格帯でした。

限定1000台で、この赤い「ドリーム50スペシャルエディション」もありました。
さて、好事家達が飛び付いてさぞ売れたのか?、いいえ、正直セールス的には爆死でした。
まず価格、下手をしたら250の安いのが買える価格ですからね、50ccとしてはかなり高額です。
そして・・・トドメを刺したのが
「50ccの30km速度制限」
そう、サーキットを走るための100kmオーバー可能な高性能でも、公道ではこれがある限り30km以上は出せませんからね、二段階右折もありますし、つまり公道では実力の1/3の純情な感情も出せないのです。これではつまらない。
個人的に、二段階右折はまあ、事故から制定された制度ですから継続で、しかし、最高速は60kmでどうですか?と思いますけど。小さいのがゆっくり過ぎる速度で走られてると正直怖いですからね。
そんなわけで、市販車であるドリーム50は2000年で(2000排ガス規制に対応できないという理由もありましたが)生産中止に。
しかし、市販レーサーとして息を吹きかえしたのです。

ホンダ ドリーム50R
馬力は7馬力へアップ、乾燥重量も70kg台へ軽量化、そう、つまり市販レーサーになったらまるっきりCR110へ先祖返りしたわけですw。
価格は438000円、こちらは2000年から2009年まで生産販売され、更にHRCのチューニングパーツを組み込んだ「ドリーム50 TT」も販売されています。
さて、中古市場ですが。
だいたい45万~55万円の価格帯で流通しています。
つまり新車価格よりかなり高い!!
(ノ≧▽≦)ノ~┻━┻
最早400クラスの価格ですね。
程度は良いものが多いです、何故なら乗らずに「床の間バイク」として「観賞用」にされていた個体も多いそうですから。
観賞用って・・・・バイクは「走ってナンぼ」でしょうに(^_^;)。
所有するなら、可能ならほんの少しでいいからボアアップをして小型バイク登録にしたいですね、30km制限を抜け出したいので。でないとつまらないですから。

そして更にこうすると、黄色のラインを入れたりグリーンのゼッケンサークルを描いたりもしたい所。
乗り手の出で立ちは

クロムウェルのヘルメット

ハルシオンのゴーグル、やっぱこれでしょ。
BGMはこれでw。

優等生なホンダが本気で60年代GP50マシンを蘇らせる暴挙に出たのですが、復活させた時代が悪くて公道ではもて余してしまったバイク、それがこのドリーム50かと。
ホンダさんまた「バカやろう!!」
次はねぇ・・・

これで!!ww
「RC166」の公道仕様を!!
6気筒の250cc、これなら今なら制限無しで行けるでしょうからw。
ブログ一覧 |
バイク | クルマ
Posted at
2017/03/26 23:41:37