ちょいと久々になりました、今回もカワサ菌です。
【Kawasaki W650】
「カワサキ W650」です。

1999年デビュー、その元になったのはこちら

カワサキWシリーズですね、どちらかと言えば

こちら、W650RS(1973年)に近いイメージですかね。
では、スペックを。
空冷4ストロークSOHC並列2気筒8バルブ、排気量675cc、最高出力は50psです。
ここであれっ?となるかと、実は実際の排気量は「675cc」です、しかし、名前は「W650」なんですよ。
このあたりがいつものカワサキ「イズム」(同義語:頑固)ですかね、カワサキには二つのマジックナンバーがあります、それは「900」と「650」なんです。そのためにあえて650としたのです。
そのエンジンは初代WシリーズはOHVバーティカルツイン(並列2気筒)でしたが、このW650では新規設計のSOHCバーティカルツインを採用、流石に現代を走るバイクである以上環境や耐久性を考慮した結果だとか、いや、あの、それ言ったらカワサ菌以上にイズムの塊なハーレーは、今現在も頑なにOHVですが?、あ、モトグッツィもですね。
まあ、そこまで退化させるのはDOHCに拘りのあるカワサ菌としては「イズム」が許さなかったのかな?、と、個人的な考察ですけど。
エンジンの片側には

このように、一見OHVのようにプッシュロッドのような物がありますが、中身はカムシャフトのベベルギアに動力を伝えるシャフトが入っています。
2008年まで、W650は生産されましたが環境基準の強化に対応できずにW800へとバトンタッチしました。
800ではキャブのインジェクション化、触媒装着などが施され、それによってダウンした馬力を補うために排気量が拡大されて800となりました。しかし、実は48馬力で650より少し馬力は落ちていたりしますけど。
その800も今年でファイナルです、9月から施行される「平成28年度規制」には対応出来ないためです。
本当、一言キレていいですか?。
アメリカは規制に批准しないぞ?、あのヅラではないカツラの大統領が宣言しましたよね、あれはひとえにハーレーやアメ車に多いOHVを守るためにでもあるんだよ。
日本もちったぁ反発しろよ、せめて国内だけでもさ。
少なくともバイクにOBD(自動診断装置)なんざいらないから、基幹産業であるバイク生産を国が自ら殺してどうすんのよ?、まあ政治屋(今の日本に「政治家」は一人も居やしない)のセンセイ達はバイクがお嫌いなんでしょうな。
さて、中古市場は概ね50万円あたり、しかし、以前よりじわじわと値を上げつつあります。
今後更に(W400も)上がりそうな予感、欲しいなら今が買い!!、断言させていただきます。
さて、イジるなら

これなんかは、タンクはハーレーの物で少しアメリカンな感じ、良いですね。

こちらは正調ブリティッシュカフェ、私ならこちら風にしたいです。

こちらもブリティッシュ風のカフェ。
ロケットカウル好きな私ですが、W650に関しては着けないほうが好み、正調ロッカーズ風のカスタムが似合うと思います。
650、800共に規制に翻弄され、こういうスタンダードな空冷エンジンモデルは消え行く運命ですが、中古ならまだまだタマ数はあります。特にキャブの鼓動感を味わうなら650がお薦めです。
国産の新たな空冷って、今後出せるんでしょうかね?。
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バイク
Posted at
2017/06/27 00:09:55