さて、今回は国産車。
広島のあのメーカーの車にて。
【MAZDA LANTIS】
「マツダ ランティス」です。
はい、♪覚えてい~ますか~?目と目がかち合った時(アンダゴラヤンノカテメェ~!!)
じゃなくて、これです。

これがマツダ ランティスですよ。画像は5ドアクーペ(ハッチバックだけどな)です。

こちらが4ドアセダン

セダンにはグリルが付いて、顔つきがかなり変わります。
1993年にデビュー、バブルははじけましたがまだ引きずっていた時代ですかね。
スペックはこちら。
水冷V型6気筒DOHC24バルブ、排気量1995cc、最高出力170馬力
水冷直列4気筒DOHC16バルブ、排気量1839cc、最高出力135馬力
以上の二本立て体制でした。
5ドアは、こんなスタイルですがマツダはクーペだと言い張っていたんです。いや、どう見てもハッチバックでは?w。
そして特筆はエンジン、実はこの2リッターV6エンジンはあのポルシェと共同開発をしたもので、V型にありがちな振動を極力抑えるためにバランサーシャフトを搭載するという凝りようで、最高回転域までストレスなく正にロータリーのように滑らかに回るエンジンでした。
しかし、スムーズさを狙いすぎて低速トルクがかなり細かったため、常に少し高い回転をキープしないとマトモに走らないという・・・そこまでロータリーに似せなくてよろしい(-_-;)、よって、燃費もロータリーより少しマシというレベルでした。
特筆その2は、実はランティスって日本の衝突安全基準を満たした車第1号なんですよ。
このあたりから衝突安全性が声高に叫ばれるようになり基準が定められたんです。それを初めて満たしたのがこのランティスでした。
ランティス5ドアと言えばマツダスピードバージョンがありまして

こちらがランティスマツダスピード、この形好きです。
そしてマツダスピードのランティスと言えばこの

「鳥居ウイング」ですかね。意外と後方視界を邪魔しないそうですよ。
さて、レース車両はなかったのかな?と調べてみると。

ありました、1995年のJTCC(懐かしいな)に出場していました。JTCCのレギュレーションは4ドアボディで2リッターまでの6気筒エンジンでしたので、ランティスには正に好都合なレギュレーションだったのです。街乗りでは低トルクで泣き所の高回転型V6エンジンもサーキットでは水を得た魚、更に基準を満たした高剛性ボディも簡単な補強でCカーレベルのボディが作れるとの触れ込みでしたが、ここ一発の速さはありますが安定感に欠けた模様で戦績は今一つだったそうです。

なかなかかっこ良いんですけどね。
さて、中古市場ですが、正直底値です。
下はセダンの28万円から(走行5万キロあたり)、クーペの極上物で83万円あたり、なんとこれ走行1万4千キロの奇跡の1台、しかも5MT・・・いいな欲しいかも、マツダスピードでしたし。
タマは正直かなり少ないですが、探せばまだ極上が出てくるようです。

カタログ画像。

その形の美しさは正にアピールでしたが、大きさ的に中途半端と見なされ販売はわりと不振、1997年でファミリアにその座を譲り消滅しました。
このあたりから家族=ミニバンの図式になりましたしね。
でも、各個化、個人化が進んだ現在、こういう小柄でパーソナルな車の時代がまた来ていると思うんですよ、ちょっと本気なパーソナルセダンやクーペを5ナンバー枠で250万円あたりで出してくれませんかねマツダさん、アクセラより小さく、デミオより大きいぐらいでお願いしたい。
ランティスをイジるなら?、マツダスピードフル装備で車高は下げてタイヤはツライチ、マフラーはシングルの太いのを、こんな感じで。
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2017/11/25 18:57:40